山月記 [硝子勾玉]
己の毛皮の濡れたのは、夜露のためばかりではない。
ーー中島敦『山月記』
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「月のものがたり」をテーマにつくった、 十二個の勾玉ペンダント、その九番目の作品です。
こちらは https://www.creema.jp/c/taikonoyume でご売約済みです。
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『山月記』(中島敦 著)のイメージでデザインしました。 トップの勾玉は、月でもあり、虎でもあります。
山月記は、夜明けの空に残る月と、上記のフレーズが印象深い作品でした。 虎の切なく咆哮する姿に月を重ね、 夜中から明け方へ向かう叢(くさむら)の色合をビーズで表現しました。 雫がぽたり、ぽたり、と滴るデザインになっています。
物語を装身具で表現するというのは、とても面白そうで 前から一度やってみたいと思っていました。 勾玉の造形にも、ビーズの大きさや配列にも散々苦労するかと思いましたが、 意外にも手が勝手に動いて作ってくれました。不思議な体験でした。
短い長い物語なので、イメージを研ぎ澄ませやすかったのかも知れません。 それとも、私が寅年だから、虎のご加護があったのかしら…。 写実的ではないけど虎を感じる勾玉の模様と形にこだわっています。 またチャレンジしたい勾玉です。
2017年[ガラス、真鍮、正絹]







