Mar 15, 2016
分身ツールを使って絵に降り立つ
「絵をしっかり見なさい」とか「絵から何かを感じ取りなさい」とかって言われても、目をこすって見るものの、これ以上無理ですって思った経験ないでしょうか。アートは無理に感じなくても自由に感じればいいのだと思うのです。思うのですが、ほっておくとアンテナがたっていなければ、目の前にあるものから何も感じることができないという寂しいことにもなるわけです。ああ、何も感じないなんて、感度が低いのかしら、、と嘆いたりもします。
でも、これは、決してあなたが悪いわけでもなければ、感度が低いのではないのです。ただ、目の前にある絵(情報)が他人事であるが故に、そこから何かの情報を得ようと本能的に働かないわけです。そりゃそうです。ならば、もっと自分事にするための仕掛けが必要です。
そこで私たちが考えたのが「GO-INTO鑑賞法」。これは、二次元の絵を客観的にそこにある情報だけをピックアップするのではなく、絵の中に自分自身が降り立ち、三次元の世界の中で何かを感じるという鑑賞方法です。
小さな子どもは、絵本や絵の世界に入り込み、空想の中で遊びます。けれども大きくなるにつれ、なかなか絵の中に飛び込んでいくのが難しくなってきます。ところが何か小さなものを自分の分身に見立てて、それを絵にかざしてみてください。えっそれだけ?と思うかもしれませんが、急に自分自身が絵の中にどんどん引き込まれていくのがわかります。そして、今まで見えなかった絵の世界が詳細に見えはじめ、物語が生まれてくることに驚くのです。
※GO-INTO鑑賞法は、総合地球環境学研究所が所蔵する国連子供環境ポスターを使用したワークショップの企画の中で、飯塚宣子、三宅由莉、いわた花奈によって開発したものです。













