【Z-A小話🔞】社長と秘書の秘密の関係(ジェスカット)
ジェット社長×秘書マスカットさん、カプ名:ジェスカットって命名させて(笑)
※※※※ 注意 ※※※※
Vランク、Fランクあがったあたりで妄想して書いてた社長×秘書
クリア前に滾った勢いで書いていたのもあり、本編と異なる部分が多くございます。
クリア後としては齟齬が生じる部分が多いので悩みましたが、既婚者子持ちと知った今では、多分エロありの妄想は今後創れない気がするので勿体ない精神であげちゃう。
ラストバトル辺りまでマスカットさんが既婚者子持ちだって知らなかった為、本妄想ではマスカットさん独身扱いになってます。
(実は妄想湧き出した当初、後半に登場するモブトレはガイ君の予定でした)
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マスカットには秘密がある。
「マスカット、今夜お願いできますか?」
「はい。かしこまりました」
務めるクエーサー社のジェット社長との秘密の関係……
ミアレ都市開発のため各企業との関係は良好に保つ必要がある。
取引先の男性社長との食事の際、忙しく家庭を蔑ろにしているという話題からセックスレスの話になったときだ。お互いに秘書を伴っての食事の場で、異性の取引相手に振られた話題にサングラスの下で思わず目を見開いてしまったが、ジェット社長は相手が話す話題をいつもの様に柔らかい笑みと相槌で軽く流していた。
だが翌日伝えられる『お願い』は、あの会話がなければ発せられる機会はなかったかもしれない。
「お願いを聞いてもらえますか?」
手招きされ、身を屈めて顔を寄せると耳元で囁かれる
── あなたの身体を弄ばせてほしい
内容に驚いて社長の顔を見ると、いたずらがバレた子供の様な笑顔をうかべている。
「ふふ、悪趣味でしょう?どうかしら?」
普段とは違う笑顔と、業務以外でされることの無い『お願い』に、思わず「はい」と答えてしまった。
連れられて辿り着いたのは、何度か送迎した事のある社長の別宅だった。
シャワーを浴び、タオルを腰に巻いて、ここで待つようにと言われた部屋のベッドに腰かける。ベッドと小さなテーブルだけの持ち主の色の見えない部屋は、おそらく来客が宿泊する用の部屋だと察せられた。
なんとなくかけてきてしまったサングラスを、テーブルの上に置き、ベッドに腰かけ社長を待つ。
しばらくの後ガウン姿で現れた社長に、ベッドに仰向けになる様に促される。
腰に巻いたタオルを解かれ、ベッドに膝立ちする社長に体を見下ろされる。
「絶対に痛くはしません。ただそのまま身を任せてください」
社長がガウンを脱いだ下は下着姿で、自分だけ全裸な事により恥ずかしさが増す。
仰向けになった脇から社長は手を伸ばし、緊張でかたくなった体を、社長の細い指が撫でていく。
首筋から筋肉の筋を沿うように、体の輪郭を確認する様に触れられる。
胸の突起を弄られ、ちりちりと走る感覚に体がびくりとする。
声が漏れそうになるのを手で覆って抑える。
── わたしには触れなくても良いのです
別宅へ向かう道すがら社長に言われたことを反芻する
── 沢山気持ち良くなってもらえるように努めますね
腿の付け根から睾丸を揉まれ、そのまま頭をもたげだした陰茎に触れられ、扱かれる。
状況に対する背徳感もあるだろう、快感がぞわぞわと上がってくる。
「っ!!」
高められるまま、社長の手に白濁を吐き出す。
射精の余韻に浸っていると、社長の指が睾丸の下、後孔に触れる。
「そこ、は…」
思わず体を起こすと、社長が胸にやさしく手を置く。
そこを使う性交の知識が無いわけではない。だが自分がされる側に回るなど考えたことが無い。
「しぃ…。痛くはしませんから、身を任せてください」
社長は手を伸ばしてベッド脇の棚からチューブを取り出すと、腿の間に移動し、ジェルを指にのせると、後孔を慣らし始める。
「ん…」
違和感はあるが痛みは無く、陰茎もゆっくり扱きながら時間をかけて慣らされていくうち、体が後孔でも快感を拾い始める。
それから何度も達せさせられ、疲れからそのまま眠ってしまっていた。
翌朝、飛び起きると社長の姿は無く、部屋を出るとキッチンでコーヒーを飲んでいる。
壁に掛けられた時計を見るといつも起床する時間だった。
「おはようございます」
「お、おはよう、ございます」
「体調は大丈夫ですか?」
その言葉に昨夜のことが頭の中を駆け巡る。
「少し、違和感は有りますが、大丈夫です」
「ならよかった。今日の予定は……その前にシャワーを浴びてきてはいかがですか?」
「!! そうします」
それからは昨夜の話題に触れることは無く、シャワーの後は一度自宅に帰って着替え、それからはいつもの日常に戻った。
この関係は、1週間に一度誘われるか否かの頻度で続いていた。
ミアレ都市計画に加え、発生頻度の増す暴走メガシンカへの対応、各所への調整等、忙しく、社長からの誘いを受けることなく数か月が過ぎていた。
疲れも勿論だが、性的にも溜まっている自覚があった。
自慰行為をするも満足が出来ず、ちらつく行為中の社長の顔に頭を抱えてしまった。
やっと忙しさが引き、休みを取る目途がついたその日の夕方、社長室にて今後の打ち合わせを終えたら伝えようと思ていたことがあった。
「お疲れ様です、マスカット。他のみなさんもですが、あなたもここのところ休めていなかったでしょう。明日はしっかり休むのですよ」
「その社長、お願いがあるのですが、よろしいでしょうか?」
「なんでしょう?あなたがお願いなんて珍しいですね」
夕陽で照らされた社長室。
社長の背後の窓からさす夕陽で顔の赤らみはバレていないだろうか。顔が熱い。
「…今夜、伺ってもよろしいでしょうか?」
想定外の内容だったのだろうか、社長は驚いたように目を見開いてから、嬉しそうにほほ笑んだ。
「───かまいませんよ」
久しぶりに訪れる別邸で、いつもの様にベッドで仰向けで待っていると、社長から名前を呼ばれる。
体を起こし、社長の方を向くとその下腹部には見慣れないものが装着されていた。
「今夜はこれを使いたいのですが…」
「そ、それは…」
下腹部から起立するそれは陰茎を模したもので、バンドで社長の下腹部に固定されている。
そういうものがあることは知っている、知っているが、実物を見るのは初めてだった。
「嫌ですか?」
「嫌というよりは、…すこしばかり怖いです」
脚の間に移動した社長が手を伸ばし頬に触れ、耳の後ろから首筋へ手を滑らせる。
久しぶりに触れられる感触に、それだけでぞくりとした感覚が広がる。
「いつもより丁寧にしますから」
じっくりとした前戯に達しそうになるが、ぎりぎりで逃されじらされる。
「そろそろ、よさそうですね」
社長が陰茎にそれを擦り付ける。ぬくもりはないが柔らかく質量を感じる。
慣らすときに使用するジェルを塗り、それと一緒に上下に扱かれると腰から背中を強い快感が走る。
枕を腰の下に入れると、入り口にその先端があてがわれた。
「ゆっくりいれますから、力を抜いて」
ぐっと中に入り込んできたそれの、指とは全く異なる大きさは、快感よりも異物感が大きかった。
だがゆっくりと奥へ奥へと挿入される中で模して造られたその凹凸が中を抉り擦っていくと何度か良いところを掠め快感で腰が跳ねる。気を抜くと大きく声を上げてしまいそうで顔を両腕で隠した。
「ふぅ…。全て入りましたよ」
全て、という言葉に、あれがすべて自分の中に収まっているのかと思うと、下腹部で感じる存在感とじわじわと広がる快感に、これから体感するであろう快感を想像して唾を飲む。
「動きますね。ゆっくり動きますから、気持ちいいところがあったら教えてください」
社長は言葉の通りゆっくりと出し入れを開始し、良いところを掠めた時の反応を逃さず、逃げそうになる腰をやんわりと制しながら快感を注ぎ続けた。
「うぅ…、ぐっ…」
与えられる強い快感に怖くなってしまい、頭を抱えるように顔を隠し、口を腕で覆って声を抑えていると、社長から名前を呼ばれる。
「マスカット」
顔を覆う腕に社長の手がふれ、やさしく掴むと顔から退けるように移動させられる。
「ひぅ…、みないで…ください」
心配そうにこちらを伺うブルーの瞳に、自分はどんな顔をしてしまっているだろうかと、思わず顔をそむけてしまう。
「苦しそうでしたが、無理をさせてしまっていませんか?」
勘違いされている。とても心配そうな声色に目を瞑り顔を背けたまま首を振る。
「痛くはありませんか?」
そんなことは無い。じっくりと準備をしたそこは、違和感はあるが痛みはない。また首を振る。
「本当に、嫌ではありませんか?」
重ねられた質問に思わず社長の方を向く。その瞳をまっすぐに見つめて首を横に振った。
「ぁの、その…」
しっかりと伝えねば、上下関係がある以上は不安は残るだろう。
上がった呼吸で上手く言葉にできないが、社長は両手を捕まえたまま、動くのを止め視線で言葉の続きを待っている。
「きもち…よすぎて…おかしくなりそうでして。…おそろしくなってしまって…」
恥ずかしい、が正しく伝える必要がある。
社長は破顔すると掴んでいた両腕を自分に引き寄せ、そのまま腰を動かしだした。
「あぁっ!!しゃ、ちょ…っ!っつ!!はげ、しぃ…っ」
「安心しました。思う存分気持ち良くなってくださいね、マスカット」
今までと行為自体は少し異なるものの、何度も達せさせられ、快感と疲れで朦朧としているうちに眠りに落ちていた。
翌日起き、室内にある置時計に目をやるといつもの起床時間を過ぎていた。社長の姿は室内には無い。
一瞬焦るが今日は休みだったのだと思い出し、昨夜着た──この関係が始まって何度目かで用意されるようになった自分に合う大きさの──ガウンを着て立ち上がる。下半身に違和感はあるが、問題ない。
部屋を出ると、社長がいつもの仕事中の姿でソファに座り、タブレットロトムで仕事をしている様だった。
「おはようございます」
「おはようございます。体の調子は問題ないですか?」
「ええ、少し違和感は有りますが、大丈夫です」
答えに「そうですか」とほほ笑むと、テーブルに置かれたカップを手に社長が立ち上がる。
「わたしは今から会社へ行きますが、ゆっくりして行ってかまいませんからね」
横を通り過ぎる時、軽く頬に手を添えられ微笑まれる。
「は、はい。ありがとうございます。いってらっしゃいませ」
ガウン姿という上司を送り出すにはなんとも言えない姿ではあるが、頭を下げ玄関から出ていく社長を送り出す。
「(まさか、起きるまで待っていてくださったのだろうか…)」
思いあがったことを…、と頭を振り、シャワーを浴びる為浴室へ向かった。
ある日、ZAロワイヤルでAランクに到達したトレーナーから伝えられた要望に困り果て、頭を抱えながらクエーサー社のビルを目指していた。
── マスカットさんと一夜を共にしたい。抱かせてほしい
立地の良い部屋を家賃を値引きして融通して欲しいや、ポケモンたちに最高の食事を振舞いたいので各レストランのシェフに要望を伝えて欲しい等、Aランクへ到達するトレーナが少ないためそこまで困ることも少ないのだが、無茶を言われた事が無いわけではない。
だが個人に対しての要望は初めてだった。
以前からこのトレーナーには熱のある視線を送られていると思っていたが、そんな要望が出るとは思わず、一旦社長と相談させて欲しいと持ち帰らせてもらっていた。
社長室へ向かい、事の次第を報告する。
「彼がそんな要望を……、クエーサー社としてはトレーナーの希望にできるだけ添いたいです…が、これは何よりあなたに関わることです。すみませんが、あなたに判断はお任せします」
かなり困惑した表情の社長は申し訳なさそうに頭を下げた。
少しばかり止めてもらえなかったことにがっかりしている自分に驚くも、暴走メガシンカを多数鎮めて貰っているトレーナーでもある彼の要望を無下には出来ない。
何より『出来る範囲』なのだ。
悩んだ末に、彼に要望に応えると返答をした。
ただし、条件をつけて。
・場所はクエーサー社の仮眠室で行うこと
・サングラスは外さないこと
・キスもやめて欲しいこと
・このことは他言しないこと
勿論他の夜勤や警備の社員には違う理由を付けて、その夜は部屋にもフロアにも近づかないように社長から指令を出してもらっている。
残りは自分自身を守るためだ。
条件に彼は悩んだようだったが、日没から夜明けまでの時間好きにしてもらって構わないことを伝えると承諾してくれたようだった。
当日の彼は性急だった。
「朝になるまでしか好きに出来ないんだ。時間が惜しい」
抱かれるのだからと慣らして行った後孔に彼が指を入れた時、何か言いたげだったが、そのまま事は進んだ。
乳首を愛撫され、いたるところに痕を付けられる。陰茎を扱かれながらの力強い挿入に思わず達してしまう。だが彼は止まらない。何度も中に熱をぶちまけられ、何度も白濁を散らした。
「(社長に慣らされたからか、彼にも身体は反応してしまうんだな…)」
社長相手以外でも反応してしまう自分の体に少し残念な感情が浮かんでくる。
「(社長はこんな風に力任せに抱くことはなかった…)」
四つん這いになり、背後から自身の快感を追う為だけに腰を振る彼に、行為に快感は感じるもののどこか冷静になっている自分が居る。
「(社長なら──)」
脳裏に背後から社長に犯されている想像がよぎる。その想像の中で社長に名前を呼ばれる。
「(っ⁉)」
その時結合部から背筋を強い快感が駆け上がった。
「マスカットさん、急に締め付けてどうしたんだ?ここが、いいのか?」
「(なん、だ、社長のことを考えたら──っ‼うぅ…なん、で…)」
社長に犯される想像を、今の行為に重ねるだけで快感が跳ね上がる。
次は脳裏に浮かべてしまう社長の姿を懸命に振り払う事に集中しなければいけなくなった。
カーテン越しの外が明るくなりはじめた頃に彼との性交は終わりとなった。
何より自分自身もだが、彼の体力も限界の様だった。
ベッドへ沈み意識を手放し、次に目覚めるといつもの起床時間だった。
「(流石についらい…ですね)」
ベッドから起き、立ち上がると腰に鈍痛を感じる。後孔からはごぷりと精液が滴り不快感を覚えた。
「う…ん…、ますかっと、さん?」
「おはようございます」
目を覚ましたもののまだ眠そうな彼に、今日1日仮眠室を空けてあること、好きなだけ休んでから帰るとよいと伝えシャワー室へ向かう。
体を洗い、中からかき出し洗浄しながら、行為中に気づいてしまったことに眉間の皺が深くなっていた。
「(彼に抱かれながら…、わたくしは、その向こう側に社長をみてしまっていた…。否、社長だからこそ……)」
事前に用意していた着替えを身に纏う。寝不足でふらつく上、腰の鈍痛で駆け足などは出来ないが、まあ業務ができないことは無いと判断しそのまま出勤する。
無事終わったことの報告も兼ねて真っ直ぐ社長室へ向かうと、社長はデスクについて手元のタブレットロトムを操作していた。
ノックの後「失礼します」と入室した姿を認めて、その表情が微かに曇る。
「社長、おはようございます」
「おはようございます。…………ご苦労様でした」
努めて明るく挨拶をするが、応える社長の声色はいつもより元気がないように見えた。
「いえ、たいしたことありません。そんなことより、本日の予定ですが──」
デスクに近づき、自分のスマホロトムを取り出して予定を確認しようとしたところ、名前を呼ばれ遮られる。
「マスカット、あなたはこのまま帰りなさい。今日の予定はこちらで調整してありますから」
「しかし…」
実際その提案は有難いものだったのだが、休む理由が理由の為受け入れがたく食い下がると、社長が小さく息を吐いて立ち上がる。
ゆっくりと目の前まで近づいて向かい合うと、そのしなやかな両手が伸ばされ、サングラスを外される。
真っ直ぐ見上げてくるブルーの瞳には心配する色しか見えない。すこしひんやりとした手が頬に添えられる。
「…眠る時間をあまりとれなかったでしょう?業務中に倒れたら事です。休みなさい」
「あの、社長…」
丁寧にサングラスをかけなおすと、やさしく胸をとんと押される。
「なんならあの部屋をつかってもかまいませんよ?さ、早く帰って休みなさい」
渡されていたスペアキーを使い、社長の別宅へ足を踏み入れる。
いつでも使って良いと言われて渡されていたものの、自分だけでこの部屋へ来るのは初めてだった。
再度シャワーを浴び、着慣れてしまったガウンを着ていつもの部屋のベッドへ倒れ込む。
シャワーにあたためられた体がベッドに沈みこむ。疲れも寝不足も相まってベッドと一体化してしまいそうだった。
── 彼に抱かれ、感じる自分に誰でも良いのかと思った
── けれど社長されていると思い描くとより快感が増した
── わたくしは、あの方に抱かれたいのだと実感し自覚してしまった
いつか気付くだろう事ではあったが、こんな事で…と考えているうちに眠りに落ちていった。
柔らかな感触に目を覚ますと、社長がベッド横で頬を撫でていた。室内はまだ明るい。
「しゃ、社長!まだ昼間ですが…」
「予定を調整して早めに帰ってきました。大丈夫です。業務に遅れは有りません」
上体を起すと、社長の手が頬に添えられる。
「顔色も良くなりましたね。食事でもどうですか?」
部屋を出ると、テーブルの上にカフェのロゴが入った紙袋が置かれていた。
コーヒーを用意し、テーブルで向きあって食事をする。
テイクアウトしたサンドイッチを先に食べ終わってしまい、コーヒーを飲みながらあの事を伝えようか考えていると、丁度食べ終わった社長に名前を呼ばれる。
「マスカット、そろそろこの関係も終わりにしましょうか」
「えっ」
思ってもいなかった内容に思わず声が出てしまう。
「そもそもわたしの悪趣味につきあってもらっていたのですし…。あなたには彼の様に慕う者も多くいるはず。身体の相性も良さそうでしたし、例えば彼との付き合うことだって…」
言葉の内容に息を飲む。
「──見ていらしたのですか?セキュリティ上、カメラがあるのは承知しておりましたが…」
「ごめんなさいね。趣味が悪いと思ったのだけど、危害を加えられていないか心配で」
痴態を見られていたというショックと、心配されていたのだという嬉しさとで混乱しそうになる。ならいっそ、伝えてしまおうではないか。
「そうです…か……。実は……今回の事で気づいたことがあるのです」
席を立ち、社長に歩み寄ると手を取り跪く。そのままその華奢な手の甲に唇をおとした。
「わたくしは、あなたに抱かれたいのだ、と」
持ったままの手に祈るように首を垂れる。
「……なんてことかしら…」
しばしの沈黙の後、体をこちらに向けた社長のもう片方の手が顎に添えられ、顔を上げさせられる。
嬉しそうに目を細めた社長の瞳に釘付けになる。
「そんな事を言われたら、囲ってしまいたくなりますね」
「!!?」
一気に体温が上がるのが分かった。
「このコーヒーを飲み終わったら、してもよいかしら?」
「は、はい」
シャワーなどの準備を整えた社長をベッドの上で仰向けになって迎える。
「あの、かなり痕を付けられてしまっていまして…」
「大丈夫ですよ」
そう言ってガウンの前を開くと、そこかしこに赤い痕が散っているのを見て、社長が一瞬止まるのが分かった。
「……やはり判断を誤りましたね」
胸や腹にある痕を撫でながら、社長が呟く。その内容に頭をかしげると、社長は微笑んで言葉を続ける。
「触れされなければよかったと思って」
「!!??」
痕の上に唇を落とすと、上書きする様にぢゅっと擦って痕を残す。
今まで手で触れることはあっても、耳元で囁かれることはあっても唇で触れられることは無かった。
「やっ、しゃちょう…っ」
「しぃ…、まだ途中ですから」
いつもの様にやさしく触れながら、ひとつひとつ痕の場所を確かめると上書きしていく。
社長の指が後孔に触れた時、まだそこは柔らかく簡単に指を飲み込めそうだった。
「まだ柔らかいのですね」
ジェルを付け、中を指で慣らされていく。
「っ…ぅあ…あ、朝まで、していましたから…」
「まあ…、彼は相当貴方のことが好きなのですね」
「ひぅ…、う、そこ、は…っ」
感じる場所を的確に刺激されていく。
「何故サングラスを外さなかったのですか?」
「あなた以外に、…致している時の顔など…見られなたくなかったのです…っ」
「…本当にあなた…かわいらしいわね」
社長が装着したそれが、後孔の入口をずりずりと擦って刺激している。
「本当に大丈夫ですか?つらいならここまでに…」
「だ、大丈夫ですから、はや、く、入れてくださ、い…」
「ふふ…、わかりました」
ずるりと挿入されたそれに、快感と充足感が混ざる。
「(あ、れ?いつもと抱き方が……。!?……これは、昨日の、彼の、行為を…、すべて、見られていた?あ!嗚呼ッ!!全然、感じ方が、違う、やはり、わたくしは──)」
「マスカット…」
何度も名前を呼びながら、彼の様に激しくないがゆっくりと的確に気持ち良い所を攻められて、追い詰められていく。訳が分からなくなるまで抱かれ、意識を手放した。
「おはようございます。体調は大丈夫ですか?」
「おはようございます。体調は大方大丈夫です…が、今日は駆け足は出来そうにありません」
「あら、それは少し予定に余裕を持たせなければいけませんね」
蛇足。
「クソッ、マスカットさん俺に抱かれてる時あんな喘ぎ方してなかった…!!…気持ちさ良さそうだなぁ、くそっ!!ムカつくし削除したいのに…こんな映像二度と入手できないからできない…!!」
見せつけ映像送りつけ社長がいたとか居ないとか(大変悪趣味)