右下4分の1が欠きとられたコンクリートの立方体。
それが急勾配の斜面に浮かんでいます。
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シンプルな箱。
設計者の言う「プライマリィ」なカタチ。
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「まわりにそういう建物がないから目立ってよい。
僕の建物だという実感がある。
周囲の持つ何とも我慢ができない環境に対して切離されているから、
自己完結的だからよい。
都市にいやらしいネットワークを拡げようという媚態がない。
それはそれなのだという姿勢がある」…。
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「単純な発想、単純な型、単純な技術」…。
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設計者の宮脇檀は、
こうした「プライマリィな建築」をその後も、
「ボックス・シリーズ」として追求していくことになります。
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そんな「ボックス・シリーズ」の中でも、
「もっとも劇的にボックス」なのが、
この「ブルーボックスハウス」です。
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「崖から大きく突き出された箱。このイメージは当初からあった」...。
そして、
「あらゆる知恵をしぼってこの最初のイメージを守り続けた」...。
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しかし内部は、図面や写真で見たところ意外にも、
木造の、普通に親しみやすく住みやすそうな空間になっています。
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「僕の住宅は正にモダンリビングそのもののプランをしているわけですよ。
何の不思議もない普通のプランをしている」…。
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周囲と切り離し、自己完結的であろうとするのは、
この「普通」を守ろうとしているから、ということでもあるようです。
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