家出る直前まで描いてスキャンできなかった…
もっと描きたかったな〜

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@laikalakugaki
家出る直前まで描いてスキャンできなかった…
もっと描きたかったな〜
ミッシング・チャイルド・ビデオテープに爆ハマりして全力全開お絵描きマンになった。観てからずっと描きたい絵があり続けて何においてもそれをやりたいので、4年続けたソシャゲにも時間を割けなくなった。前と比べて睡眠時間は目に見えて減ったし食事入浴にも手間かけられなくなった。誰も映画観てないので(オススメするけどホラー映画で…というところで来てくれない)周りの人ともそんな話さなくなり1人で時間見つけては電車で1時間かけて映画館に通い、……こんなん、不健全だよ、ひとりそっと周囲から離れて自分しか知らん世界を見つめ続け……でも考えてみればオレはいつもこんなことばっかりやっていた…カズオイシグロに爆ハマりした時にこれがオレの人生か…と思った感覚。ひとりで見つめていたね、映画も、仮面ライダーも、ガンダムも、フィギュアスケートも……
絵描くのも漫画描くのも別に得意じゃないから普通にいつも苦労してんだけど、すごい濁流で飲み込んでくる他人が作ったコンテンツの2次創作をしている時のみ“絵の正解”が“理解”る。マリオのスター取った状態みたいになって自分でも驚く力発揮できる。何にも代え難い幸福。でもこうして見るとまだ精度上げれる。
2015年描いた漫画、ありえないデッサンの狂いとかあるものの気持ちは...わかる....表現したかったことがギン尖りに光っていて良いねと思う...明らかにスカイクロラでそれもウケる、今見ると....
TAMABLは全てマジで傑作揃いで、主催のふくしま、参加者の皆さんのおかげで素晴らしいアンソロジーになりました。楽しかったな、良い思い出です......
2016年にアンソロに寄稿した漫画、これは今見てもかなり良いな〜と思う...背景が雪であんまり描くもんもなくて、誤魔化せてるんだろうな。あんまり目を背けたいところがない。
タイトル、本当はラ・ドンセラ(俗に言われているこの世でもっとも美しいミイラの名称)にしたかったけど、ある種のグロ画像だから...と気を遣って採用しなかったんだよな....てことを覚えてる。
山田玲司のヤングサンデー漫画大賞(正式名称うろ覚え...確か第三回だったことは覚えている)に寄稿した漫画懐かしい〜...ひさびさに見ると美術予備校の風景が何も見ずに手癖で描いてんのに上手すぎてウケる。
ヤンサンは大学卒業した頃2年間くらい有料メンバーで視聴していた配信番組、主催の山田玲司先生の漫画の二次創作を描いて送る漫画賞をやっていて、その企画に参加したものでした。って説明しても意味わかんないと思うけど...そういう視聴者のクリエイター魂に全てが託される気が狂った企画がたくさんあるおもしろ番組で...
色鉛筆とコピック
何より爆速で絵が完成する
最近観たドキュメンタリー
これはきみの闘争だ
ブラジルの学生運動の映画。
コレクティブ 国家の嘘
全国の病院で消毒液が希釈されていた。医療機関と内閣が癒着しているルーマニアの投票率は日本とほぼ同じ、3〜4割ほど
世界一ゴッホを描いた男
中国農工民の生活苦については貧者を食らう国で読んだばかりだった。365日休みなくゴッホの複製画を作ってオランダに輸出している男。社員は親戚のみ、みんな逃げてしまう
それでも声をあげ続ける〜香港記者たちの闘い〜
報道機関が権力の監視者として機能していた香港から、その力が奪い取られていく。誤解されがちだが、日本の現状というのはこれ以降の状態なんだよなと思うなどした。
欲望の資本主義2022
マッドジーンズの創業者が印象的だった。
もう一度ペットに会いたい〜世界に広がるクローンビジネス〜
クローンによって亡きペットの再生を図る人々もみな、代理母になる犬にはとても同情的というか倫理面での引っ掛かりを最も感じている。そこはまともな感性と思う。
独裁政権と戦う女性たち〜ベラルーシに自由を〜
ロシアによるウクライナ侵攻前夜のベラルーシのことがわかる。ベラルーシの大統領ルカシェンコは欧州最期の独裁者と呼ばれている。勝手に改憲し26年間その座に居座っている
戦場写真家 ゲルダ・タローの真実
ロバートキャパはあまりに有名だがゲルダもいるんやが?というドキュメンタリー。かつて外国からも義勇兵を集めて軍事独裁政権と社会主義勢力が戦ったスペイン。ゲルニカを描いたピカソの生まれたスペイン。強く興味がある。
イラク崩壊・政治の舞台裏
めちゃくちゃわかりやすい。フワッと聞いたことがある気がするアメリカの虚構。みんなが言っていた国連の偽善というものについてはじめてちゃんと理解した。締めのインパクトが強い。
プーチン政権と戦う女性たち
ウクライナ侵攻前夜のロシアのことがわかる。ロシア国民には選挙に立候補する権利がない。あるということになっているが親プーチンでないとあの手この手で立候補が取り下げられる
人身売買 子どもたちの再出発
静かなドキュメンタリーだった。ダムの巨大池で奴隷になっている子どもたちをピックアップして保護する施設がガーナにある。めちゃくちゃ約束のネバーランドの感じ…カウンセラーが子供に心情を説明させるのに花(幸せ、クリスマスみたいな気持ち)と石(悲しい)を使っていた。
ウガンダ ベーシックインカム社会実験
ウガンダの人口100人ほどの村人たちに2年間ベーシックインカムを与えるとどうなるか?というドキュメンタリーだった。2年間の様子を静かに映し続けて言葉足らずすぎるのではとすら思った。2年後明らかに身なりが良くなっている村の人々がお金の大事さを語る感じ⋯かと言って2年前の村人たちから全く幸福な感じはしなかったので、よい変化と捉えるべくドキュメンタリーも構成されているのだが近代に接続されて引き返せない感じどう捉えたらいいのかわからなかった
各年年賀状
みんなに秘密で描いていた絵
みんなに秘密で描いていた絵
アヅ〜ルを描くと毎回なぜか自分に顔が似ていってしまい、不気味だなと感じている。
みんなに秘密で描いていた絵
なぜ秘密にしてしまったのかは…各自察して追求しないようにしてください...
カズオイシグロ
カズオイシグロの小説の特徴について、多くの場で『信頼できない語り手』と表されるが誰もこれについて正確な認識を与えてくれなかった。
氏の多くの作品は徹底した一人称で書かれており、この語り口は読者に強烈な感情移入を呼び起こす。回想録である場合が多く、大体の物語でハッピーエンドはない。主人公を取り巻く状況は、もう取り返しのつかないことになっているか、はじめから回復する見込みのない状況であったりする。
最新作クララとお日さまはNever let me go(私を離さないで)と日の名残りの中間みたいな感じだった。つまりめっちゃ良いということなのですが...だからNever ...のネタバレをしつつ日の名残りの話をすることで、クララの感想とかえさせてもらいます(オタクだな〜...ワハハ...)(Never ...は比較的最近の作品である上、日本でもドラマになったり、なんか宣伝のやり方ゆえそうなっているのかわからないが、至るところでネタバレ紹介されているのだけど日の名残りはそうでもないので...)
Never…の舞台は現代のイギリス風で、主人公は臓器移植の臓器提供者たちの介護をして生活している。ネタバレすると、その主人公や提供者たちは、クローン技術で生まれた人権のない人間であるのだが、その衝撃的事実は、作中で大袈裟に明かされたりはしない。つまり、やっと辿り着いた研究所の金庫に保管されている機密事項なわけでも、ゲームや少年漫画のように敵対者を倒すことで得られる情報というわけでもない。主人公と読者は、日常のちょっとした出来事や周りの人々の空気から、その事実を察していくことになる。
クローン人間である彼らは、人並みに将来に夢を見たり、死への恐怖を感じたりするが、ただ自分が提供者になる日が来るまでは介護人として働き、その時が来たら死を待つ以外に人生の選択肢がない、という残酷な設定は、めくりで登場して効果音ーー次週に続くーーみたいな手法では全くなく、大きな衝撃なく軟着陸させるように読者に説明される。浸透されるというか、暗黙の了解的に共有される。
それに戸惑う読者は多いみたいで、しばしば何が言いたいのかよくわからない、つまらない話だと評されてしまったりするのをよく見るが、私はめっちゃ好きです…
その制限された狭い世界で、主人公はなんとか現状を打開しようと奮闘するのだが、虚しい結果に終わるという超鬱話、美しくもあるが。今思うと英国に根強くある階級制や格差社会の影響がイシグロにこのような小説を書かせたのだと想像できる。
主人公が現状を打開するため試みる方法はあまりに頼りなく、普通の生活を送っているマジョリティの社会にとって歯牙にも掛からないものであると、作者も読者もわかりながら読む。
客観的に見て間違っている。つまりボケ続けている。ツッコミ不在のまま救いなく小説は進む。稚拙な世界に生きている主人公はその方法をかたく信じておりーー或いは本当は不可能だと気づいていても目を背けているのかーーそれに縋る以外に希望がないのだ。
つまり、『信頼できない語り手』とは
『ツッコミ不在の世界でボケ続ける主人公』ということです。
日の名残りは、老いた執事スティーブンスが自分の能力の衰えを認め、かつての同僚の女性に手助けを求めて、彼女に館に戻ってきてほしい、という希望と共に、その人に会いに車で旅する最中に回想する彼の人生についての小説だ。
スティーブンスは、あくまで仕事のために彼女に会いに行くのだが、本当は、その人のことが好きだったんですよね?だからもう一度会いたいんですよね?というのが読者にはバレバレである。そこが可笑しいところというか、スティーブンスの魅力的な点なのだが⋯ これがまさしく信頼できない語り手、本当は好きだったんでしょ?というツッコミ不在のまま(いや、冒頭指摘はされるのだがスティーブンスはそれを軽口と否定する)彼はボケ続ける。
彼は、そのように隠していることが他にもあって、それがなんだったのか、ということは小説を読み終わる頃には浮かび上がって見える。
彼の人生は、何に代えても仕事に徹した人生であるが、スティーブンスはたとえ回想の中でも、主人(雇用主、あえて主人と呼ぶ、)に都合の悪いことには言及しないし、主人を非難することも言えないのだ。英国に伝統的に存在する執事のイメージーー謙虚で自分の意見というものを表立って出すことはないーーという前提が作者と読者で共有されているゆえ、彼が何から目を背けているのか、その明確な描写はなくてもーーないからこそーー我々は理解できる。
スティーブンスは主人が間違っているとわかっていても止めることはできないゆえ、後悔や、心にかかっていることについては遠回しに疑念を語ったりすることしかできない。我々はスティーブンスがはっきりと言わなかった事実がなんだったのか、終盤にはその意味するところを知ることになるが、それは抽象的、象徴的に見れば彼に限定されることではない。現代を生きる我々は皆少なからず彼のような存在であり、将来このような顛末を辿ってしまうという不都合をーー認めたくない事実を読者に突きつける。敢えて言うけど、勝手な発言だけど、DHCで働いている人はまさしくーー或いはAppleやAmazonで働いている人すらもこのような存在なのではないのかなと思う。
クララとお日さまは、AFという人型人工知能のクララの一人称による小説だった。
英国の執事が口をつぐむのとは違うが、人工知能というものは人間のように柔軟に情報を処理したり、隠されている事実を想像力で補ったりはできない。能力が制限されている、というのがこの一人称の語り口の重要な点であり、作者と読者で前提が共有されている点である。
クララは何か隠しているわけではないが、現実に起こっている事象と彼女の範疇で下した理解には齟齬がある。ボケ続けている。例えば、自分に動力を与えてくれる太陽のことを自然現象と理解しておらず、最後まで「お日さま」と呼んで人格や慈悲ががある存在と捉えている。
その一人称から語られる世界の、見えづらいけど感じられる何か、語られないゆえ察せられる世界の理不尽、という形式はいつものやつ!となりつつも新しく、イシグロは自分の作風と性癖を完全完璧に掌握し確信を持った上でこの作品に取り組んだのであろうなと思われ感服した。
しかし、人工知能は絶対に嘘をつかない。スティーブンスのようにーー人間のようにーー本心を隠したり自分を騙って行動することがない。できない。嘘をつかないクララは、信頼できない語り手でありながらも、誰よりも信頼できる語り手であると言える。
そのクララと、言及しない事や目を背けている現実がある人間たち、というコントラストによって描き出されるのは人間の心とは何か?という問題である。
このようなテーマを書くというのは、人間の記憶に執着して小説を書き続けた作家の集大成というか、作家人生上やむなしと感じられる。
心とは、ここまで理解すれば完全である。再現できる。というものがない。際限なく続いてしまうものであり、追求していくと永遠にきりがなくなってしまうというメタファーが、作中数限りなく存在しており良かった。それ自体がイシグロの小説世界そのものであったと思う。彼の小説に描かれてきた嘘をつく語り手は、過去を語っていてもその全てを読者に教えてくれないし、どこまで本当かもわからない、疑うときりがない。読み返すたびツッコミ続けることがある。人間はそのような存在である。
本当に素晴らしい作家だと改めて思いました。