金曜日の就業後の散歩が好き。何を買うとか何を食べるとか何処に行くとか、何の目的もなく、ひたすらに街をてくてくうろうろ。花金で浮かれている街の中をすり抜けるようにわたし、歩く。
街中みんな浮かれていたから、わたし一人るるんと鼻歌してても、花金に紛れてしまう。そこが金曜日のよいところ。金曜日の街は隠れるのにちょうどいい。誰もわたしに気が付かないから、わたしのご機嫌もひとりじめ。お気に入りのあの場所も、あの眺めも、秘密のあのベンチも全部独り占め。
おそらく、卒業式帰りであろう女子高生達、花束を片手に、もう片方に大きな紙袋。あの中には卒業アルバムが入っているのかな。おそろいの髪型にしたりして。ああ、かわいいなあ。かわいいねえ。
久し振りのニューバランスで少し足が疲れたけれどそれを全て帳消しに出来るくらいの収穫。ふらっと入ったカレー屋さんのカレーが最高だった。黒ビールも、恋人との電話も、あと、あれやらこれやら最高がたくさん。
金曜日はわくわくがつまってる。好きよ、金曜日。おやすみ、金曜日。また来週会おうね。












