地球
こんにちは、ようこそ
よくいらっしゃいました
道程はいかがでした
ああなにより
ここはうれしいところです
どうぞごゆっくり
One Nice Bug Per Day
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let's talk about Bridgerton tea, my ask is open

shark vs the universe
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⁂

Kaledo Art
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he wasn't even looking at me and he found me
AnasAbdin
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@mishzn
地球
こんにちは、ようこそ
よくいらっしゃいました
道程はいかがでした
ああなにより
ここはうれしいところです
どうぞごゆっくり
静かで安全な部屋
この声がかき消されるところ そこに私は立っていない 静かで安全な一部屋 窓の外からこどものはしゃいだ声が聞こえてくる
この声がかき消されるところ そこに私は立っていない 明るくて清潔な一部屋 窓の外から電話を切るおとなの声が聞こえてくる
この声がかき消されるところ そこに私は立っていない この声がかき消されるところ そこがあなたの立つところ
抵抗
怒りを忘れてはならない みずからのために
からだを使って抵抗する 解放のために
声を使って抵抗する 仲間のために
怒りを忘れてはならない なぜ怒るのか、それも忘れてはならない
怒り
この腕を引くものは誰か この細くなった腕を めしいた眼ではわからない 何処へ行くのか
おお連れて行ってくれ 空爆も飢えも血溜りもない何処かへ(そんなところはありゃしない)
りんご
りんご
をひとつ置いたとき 甘い香りがゆったりと流れだす 普段気づかないでいる音楽のように
寂しいからといって わたしはわたしを置いていったりはしない いつもここにいる いつもここにいる
あける
あける
ほかん と
くちをあける
まぶしいあさやけに
ほかん と
くちをあける
うつくしいしらべに
ほかん と
くちをあける
めのまえのごはんに
ほかん と
くちをあける
しずかなねむりに
ほかん と
(くちをあける
ほかにどうすることもできず
ただひとりの人間として)
あけていたい
ほかん と
きたるあたらしきなにかのために
まばたき
まばたき
してるまに
せかいがまだ終わらないように
あやふやなものを
しんじて ?
そう
しんじて
(しんじるよ)
わたしが見なかった
せかいがたしかに
ある
うまれるまえ
ねむっていたとき
しんだあと
うしろにあったもの
とおくにあるもの
まばたきのいっしゅんのまに
わたしがけっして見なかったせかいが
ある
そう
しんじるよ
(しんじて)
いっせーの で
まばたき
してるまに
せかいがまだ終わらないように
いのろう
手を振る
朝、水やりをして
ささやかな虹を探り当てたときみたいに
帰り道、曲がり角を曲がったら
大きな月が浮かんでいたときみたいに
待っていてくれたんだね
そこで待っていてくれた
野に分け入って
しじみちょうをつかまえた
靴紐がほどけてしまったから
しゃがんで結びなおした
そのあいだ
待っていてくれたんだね
きっと
ずっと昔の曲をくちずさみ
たまに散歩もしたろう
そして、待っていてくれた
やっと会えたね
ひらいたくちびるからこぼれる歌声に
宙に浮いたくるぶしに
鱗粉のついた指で
またほどけかかっている靴紐で
泣いてくれた
ここで風の匂いを吸っていよう
秋の金色の風を
肺は傷ついている
あたらしく死んでいる
ここで陽の光を浴びていよう
秋の金色の陽を
肌は傷ついている
あたらしく死んでいる
なんてうれしい
ここで君がたしかに 傷ついている
ここに生きているだけで
君は傷ついているのだ
なんてうれしいんだろう
やわらかい肺
やわらかい肌
やわらかくてぬくい いきものなのだ
秋の金色の風に吹かれて
秋の金色の陽を浴びて
君はここでしたたかに立ち、髪と瞳を光らせてさえいるのに
君はここでたしかに傷ついている
なんてうれしい
なんてうれしいんだろう
傷つきゆっくりと死んでゆく君が
いまこの瞬間にもあたらしく生まれている
なんて美しいんだろう
もし君の手を握れば
僕の手のなかでまたあたらしく君が傷つき、すこしだけ死に、また生まれてくるだろう
あるいは
手を握らなくてもそうだろう
なんてうれしい
なんて美しい
傷つきうるいきものだなんて
ひかりのはら
きらきらしたところで生きたい
雨上がりの野原みたいな
いい匂いのするところ
露が光をあつめて
ちいさな花の色をあつめて
かがやきだすところ
世界を含みこんだひとしずくが
しずかに、ゆっくりと
世界に帰ってゆくところ
こまかい光のつぶつぶになって
世界に還ってゆくところ
消えてしまっても
見えなくなってしまっても
無くなった訳ではないと
すべてはここにあると
信じられるところ
くちなし
花になりたいとは思わない
たとえ愛する人からの一瞥を、頬ずりを、
くちづけさえをも
与えられようとも
くちなしには憧れないのだ
たとえ愛する人をまなざしで、仕草で、
くちづけでも
愛することができるとしても
選び取るだろう ことばを
そして摘んできた花のように
愛する人の玄関に
差出人不明のまま横たえておくのだ
夏の気配の濃くなる六月の夕方に
しっとりとした微風よ
甘やかに愛せよ
あの人の鼻のあたまを
木のように
木は過去の全てを受け止める
ただ来た道をそのままに先へと進む
光のほうへ
生きてきた道すじが幹の姿になっている
いまさら変わらないものを変えようとは思わない
まっすぐに、あるいはねじ曲がって生きてきたことを
過去に戻ってやり直すこともない
上書きすることもない
ただそのように生きてきたことを否定せず
これから光のほうへ進むだけだ
木は過去の全てを受け入れる
純粋さを幼さに仮託しないために
真摯に重ねてきた経験が年輪である
純粋であろうとし続ける営みに触れることができる
それらは融けて一つになることはない
揺らぎながら確立するおのれの姿
更新されそれでも失われることはなく
むしろ強くなってゆく
昔も今も自分なのだと
あのときの自分も間違いではないのだと
たしかにやすらぐ円環の群れ
そうして
木は未来の全てを内包する
そうして生きること自体がすでに完成しているのだということを知っている
見えない速度でうつりかわり成長してゆこうとする
その姿自体が完成形なのだ
常に未来への可能性を包み込み
静かに
ただ呼吸を繰り返すように
ただ愛を与える
生きていくことが必要なのだ
その先に死んでゆくことすらも
木になりたいのではない
木のように生きたいのだ
間違わず
躊躇わず
止まるように進みたいのだ
光のほうへ
地球の祈り
雨のようだったらいい
奇跡のもたらす祝福が
草木を翡翠の色に輝かせ
小川をぱらぱらと踊らせ
鳥のつがいを休ませる
雨のようだったらいい
腕
生きることは震えつづけることで
なんという光
生きることは揺れつづけることで
星くず
波のしらべ
一握りのひかり
わすれなぐさ
あたたかい毛並み
葡萄酒いろの海
ほころぶ雲
挿し木のコップ
裸足の輪郭
焚火に透ける指
世界を映しとる雫
なんという、光
この先永久に奴等が否定するものを守るだろう、守り続ける
生きることは震えるからだを抱きしめること
生きることは揺れるこころを抱きとめること
なんという光、ひかりよ
nostalgia
別の呼び名だらう、音樂なぞは
別の呼び名だらう、慈悲なぞは
別の呼び名だらう、光なぞは
別の呼び名だらう、愛なんぞは
この世界の其處此處に充ちてゐる
眞の理の別の呼び名だらうよ
ずつとずつと昔に觀た活動寫眞に
男が一人、步いてゐた
蠟燭の燈火を兩の掌の中に
決して消えぬやうにと
守り乍ら步いてゐた
微風が其れを嘲笑ひ
今迄の全てが無かつたかのやうに
その燈火を消し去らうとも
男は燐寸を擦り
蠟燭に小さな焔を燈し
再び步き出した
蝋燭が禿びて短くなり
指先の灼けるやうに熱くとも
男は其れを離さず
蠟燭に小さな焔を燈し
未だ步き續けた
別の呼び名だらう、魂なぞは
一人の男が何物に代えても
消え去らぬようにと守つた
小さな、か細い焔の
星々のひそひそ
Ⅰ
瑞々しく産まれきた星あかりの
真綿に包まれぼうっとひかり、
まっすぐに愛されている
まっすぐに愛している
世界に赦されて
Ⅱ
その歌声に誘われてくちびるがひらく、かすかに
世界にふれられて、いる
抱きしめ返せば胸が満ちて
また震える、魂が、響いて、聴こえる
Ⅲ
見つめ合う
笑いかける
映った瞳を何の宝石に喩えよう
小鳥のさえずるように、どこまでも飛んでゆく
かろがろしく
Ⅳ
何を守るためなのか、と問うその声は
したたかに
夜毎打ち寄せる波のその何度でも繰り返すこと
夜毎打ち寄せる波のその一つとして同じものはないこと
Ⅴ
燃える火の粉のまぶしい踊りを眺めて
このつま先もいつの間にか
靴のリボンを編み上げて結ぶ指の、照らされて
透けるように赤い
生命
Ⅵ
まなざしの形
おお、どるちす、びるご
救いたまえ、その御手で
耳を塞ぐことはできず、苦悩に苦悩しようとも
Ⅶ
すべてがすべてとともにあることを喜び
分たれつつもそれぞれがあることを喜び
調和と美と愛を浴び
そうして金色の光を帯び
Ⅷ
それ以外は必要ない
愛、本質、真理
それ以外は必要ない
あなたからのことづて
泉の、いつもあたらしい詩
Ⅸ
すぐに飛んでゆくから
待っていてよ
世界の裏側に居たって
宇宙の果てに至って
それでもまだ追い続ける、涯までも
Ⅹ
今ここに立っているからこその使命を
例えば、小川の笑い声を聞く
例えば、木立のおしゃべりに交じる
例えば、この道を確かに歩む
Ⅺ
この水面に何が映るか、揺れながら
浮かんで、消えて、また浮かんで、もう消えないで
あなただけの光を見つけるの、とささやく
水面を揺らすそよ風は何処へ
Ⅻ
悲しみは溶けあって、海になって、だからしょっぱくて、でもうれしいの
いつか分かち合えたら、と毎晩祈っていたから
月明かりの匂い
肌の温度
故郷の風
風が吹いています
和歌山のあの
初夏の匂いです
蜜柑の白い花の甘い
あの匂いです
風が吹いています
和歌山のあの
海の匂いです
縁側が汗で濡れる
あの匂いです
風が吹いています
和歌山のあの
家の匂いです
台所で茶粥を煮る
あの匂いです
風が吹いています
和歌山は今
夏ですか
こちらはもうすぐです
聞こえますか
もしもし
もう行かれません
和歌山には
ですから風が吹いていきます