そうきたか。端的に言うとそんな感じでした。中村文則らしいと言えばそう。緊縛師の遺体が発見されるなんてところから始まるから構えてはいたが、緊縛師って何だよ。どうなっちゃうのだろう。凄い展開でした。ミステリー調ではあるが、事件の真相なんかどうでもよくて、登場人物達がそれぞれ生きた結果が描かれている。その先の道に消える。多分、グレイトフルデッドの様な、無常観の様なものだろうか。性的な描写も凄くて、まあ縛るのなんの。一度は飼われてみるのも悪くないかもしれない。自由こそ幸福だと信じていたが、反して選択の人生が重く苦しいとも思える。奴隷になれば少なくとも自分の人生からは解放される。またこれ見よがしに女性が魅力的に描かれていて、あの訳も分からず惹かれる事象は一体何なんだろう。そして人生に射精の様な達成感なんてあるのだろうか。有ったとしてどれ程の意味があるものか。どうせいつかは消えて無くなってしまう命なのに。生まれて生きて、善い事も悪い事もするだろう、様々な出会いがあり、果ては死ぬ。其々の人生が絡み合う姿、人格や社会を囲う物として、縄という物を重ね合わせている。それから麻縄から自然な流れで日本人のルーツにまで触れてしまうところが堪らなく好き。生きるって何だろう。本当に夢中で一杯々々で擦り切れて達成感なんて無くて、遅かれ早かれどうせ死んでしまうというのに。#本 #読書 #小説 #中村文則 #その先の道に消える #読書好きな人と繋がりたい #小説好きな人と繋がりたい https://www.instagram.com/p/BpZiqpynJhd/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=15y602eo14vum

















