詩 「扇風機と泣き声」 西村 述
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詩 「扇風機と泣き声」 西村 述
漫才 西村 述
「 」
発した言葉が水槽に浮かんで水分を含む無意味な紙切れと同じになっていく
自分の足は魚の鰭になったように安定せず自由なんてどこにもない。
降り注ぐ視線は垂らされた釣糸のようで
餌ではないと気付いても今更もう遅い
「 」
「 」
身体はすでに劈かれているから
痛い、痛いと叫ぶ間にも
血がゆらゆら言葉と共に水面を漂って
命の秒針が速度を上げていく
「 」
声が反響している、戻ってこの耳が拾うのは宇宙語のようなノイズ音
静かな狂気に呑み込まれる前に
殺してくれれば少しは極楽に近づけそうなのに
「 !」
植え付けられた思考と根付いた夢が地の底へと誘う
ああ、酸素が、血が、細胞が、脳が溶けていく!
これでは馬鹿になって阿呆になってただ踊る道化と変わらない
それでもどうか許して欲しい。
殺してくれと願う以上に
息をしたいと思うのは動物としての本能であり、
明日は少し違うかもしれないと願い縋るのが人間なのだから。
「もうええわ」
西村 述(ノリ)
もう一つのアカウントで真面目に創作してます
是非。
宇宙からの手紙
拝啓 ヴィラン
きみに手紙を書くのは何度目か
季節が反転した今、きみはきっと赤いコートを纏うだろう
きみの名前を奪い足を縛って動けなくした宇宙人は
星へと帰ってくれただろうか
ぼくは相も変わらず狭い四畳半でラーメンを啜っているよ
さて、ヴィラン
ヴィラン、愛するきみ
これが最後の手紙だと思ってくれていい
ぼくは明日地球を終わらせるよ
きみが息を吹き返す前に
きみが声を発する前に
きみがまた桜を見る前に
もうきみの名前も声も忘れたぼくが
最後にできる唯一のこと
ヴィラン ヴィラン ヴィラン
きみの柔らかさだけが忘れられない
敬具
新しく詩を書きました
よろしくお願いします
諦める
「微温湯のような幸せに浸っている」
コロナが世界を脅かしてから、私を取り巻く世界や思考や環境がまるっと大きく変わった。
水を飲んでいたと思えば中身は苦い珈琲でした。と言わんばかりに何もかもが良くも悪くも変わってしまった。変わって「しまった」と言えばマイナスの印象を与えてしまうことはわかりきってはいるがそう表現するしか無い。
だが、現実それは全く違う
愛する人間、自分の命よりも大事な命
目に見えて成長する自分の遺伝子を分けた人間は余りにも尊く、私が抱えていた心の荒みを最も簡単に消し去ってしまう
小さな手も、発する声も全てが愛おしく、どれだけ辛い日があっても寝顔を見て息をしているのを確認すればどうだって良くなるのだ。
それでも、心に残るのは
「これで良いのか」と言う疑問
ありがたい事に子に恵まれ、母になってから、ただの女の時に感じていた怒りも悲しみも額縁の中に飾られた絵のように感じて、全てが自分と無関係のように感じるようになった。それは一種の孤独にも似ていて、こんなにも幸せなのにと自分を責める夜がある。
「人の親なのに何を羨ましがってんだ」
「充分幸せなくせして何を欲しがってんだ」
頭の中で本来の自分では無い良心の塊とやらが口を挟んでくる。わかっているから黙れ、だからじっとしているだろう。子育ても家事も何も苦では無いそれは本当だ、だから文句も何も言っていないだろうが、バカタレ
ー本当に?
パンっと頭の中で何かが弾けて、視界が広くなった。とてもとても狭い世界に足を踏み入れていた事に気付く
だから自分の本心と向き合ってみた
やりたい事、就きたい仕事、会いたい人
見てみたい景色、書きたい言葉
それはやはり「母」のままでは表現できない
だから私は諦める事にした
母のまま何かをしようとすることを諦める事にしたのだ。
日本に根強く残る男尊女卑や、良妻賢母と言う言葉や亭主関白な家庭。それらも働く女性の努力のおかげで少しはマシになってきたかもしれないがやはり受け継がれた伝統や教えによって深く刻み込まれているそれら
だから思い込んでいたのだ
自分の置かれている立場でそんなこと言ってはいけない、してはいけない。と。強く。
言葉を残し、考えを言葉にすることなど犯罪では無いのに。周りからの視線、世間体が何よりも恐ろしくなっていた。
怖がることは否定されたくない
ネット上の中傷や批評は時に人の命を容易く奪う。下界で(外で)人と接していない時間が多い私にとってネットの声は=友人の声にも等しい価値があると考えていた。
だがそうやって燻っている時間は個人である私自身を疎かにしていると、だからこそ無駄に孤独を感じているという事に気付いた
それに気付くまでは日々人に会い好きな仕事に就く夫を恨めしく思ったりもした。それが嫉妬だと気付くまで長くは無いが短くも無い時間を要した。
母である前に女、女である前に個人、人間
そんな当たり前のことを当たり前じゃないかのように日々振る舞い自分の首を絞めていたのだ
これは私の話であって世の女性全てがそうだとは思わない。母になることが何よりもの幸せである人も居るだろう。それは間違いでは無い。だからこそ私のこの結論も間違いでは無いと信じたい。
女である私のまま、言葉を残し
こんな人間もいるのだと記そう
誰かから蔑視される事など気にせず
死ぬ前に後悔するような生き方はやめよう
自分は何者でも無く、自分でさえもまだ知らない自分が居るのにそれを他人が測れる訳がない
表現すると言っても全て側面であり一部だ
どれだけ長く時間を共にする夫婦がいても血が交じらないように、人はどこまでも人で、自分でさえも全てを理解できるなんて、夢の中でさえも不可能だろう。なら何をしよう。知るために、知らない自分を人を少しでも知るために知識にして痛みも幸福も得るために動くしかない。
行動は必ずしも幸福をもたらすものではない、しかし行動のないところに幸福はない。
ベンジャミン・ディズレーリの名言
私はこれを読んでいた漫画で知ったけれど、漫画の内容よりも色濃く頭に残っている。
これから何かを読んでくれる人にとって、それは違うだろうと、道徳的に倫理的にどうなんだという言葉を選ぶこともあるかもしれない。
だがそれも私の側面で一部で私なのだ。
受け入れよう、進化しよう、もう降参だ。
母である私も、女である私も大事にして
微温湯のようにいつまでも心地良いこの幸せを抱き締めたまま、あたらしい世界をひらきたい。
私のように悩む女性が居るならば少しでもその背を押して手を取れるよう、微力な力を与えられたらと思う。
2022.07.05
新しいアカウントで書きました
ハッピーターンはいつ食っても美味い
気付けば2022年がやってきて、上半期も終わってしまっている。望んでもいないのにどんどん時間が早くなる気がする。
夏は予想よりも早く駆け足でやってきて、衣替えも何もできていない部屋はぐちゃぐちゃのまま。
小さな娘が夏と同じように物凄いスピードで駆け足を覚えた。
そんな夏、私たち家族は一軒家へと引っ越す
活字を見ること、書くことから離れていたのは、言葉が出てこないというのも第一に、本心と向き合うと壊れた蛇口のように涙が噴き出しそうで怖かったから。
母親だから、妻だから、家庭があるから。それらに狭まれながら言葉を選んで使って文を残したとてそれは私の本心では無くなるから。
本当なら何も恐れることなんてないのにね
生活が満たされすぎていて怖いっていうのもあるんだろう。
今あるものは壊れ行く運命なのかもしれないと楽観的にもマイナスの想像をして保険をかけるような女のくせに。おセンチとは程遠いがいつだって最悪を想像しているくせに、都合のいい時だけいい女気取りだ。馬鹿馬鹿しいにも程がある。
本当はこのTumblrのアカウントを消してしまおうかと薄々考えたりしていた。でも自分が思うよりも私のページを開いてフォローしてくれている人達がいると知ってそれは勿体無いと残すことにしました。
過去の私も今の私を形成するのもだから読み返しても一つも恥ずかしくないし、いつだってこんな女なんだなと思い返せるのはいいことだしね。
消してしまおうと思ったのは、言葉が書けない呪いのせいだけではなく、新しくチャレンジしてみたいことができたからって言うのもあり心機一転したいと思ったのです。
だけど、ここも残すし、新しくアカウントを作ってそっちもうまく使っていけば良いかななどと考えている、25歳のしがない女です
ですのでこれからはこちらのアカウントで言葉を残していくと思います。
もしよろしければこちらもフォローして頂けますと嬉しく思います。
ってそんな投稿でした
https://2smr-nr.tumblr.com/
日記やエッセイ、音楽や詩をまとめています 西村述です
いくら他人の事を好きでいようと心掛けても、知らないところで、身近なところで自分の事を嫌う人が居るように完璧にみんなを平等に好きで居られるわけなんてない。
でもできるだけ、自分が心から好きだと思う人間には自分が嫌いだな苦手だなと思う人間と仲良くして欲しくないと私は昔からそのように思ってしまう。
感性も何もかも違うのにそう思うことがエゴだと言うのは重々承知しているし、自分が一番正しいなんて烏滸がましい事も思ったりはしていない。一言で済ませるなら「ただ気に食わない」から。
昔、仲良くしようと近付いてきた女性が陰で自分の悪口を言っていた事を別の友人から聞いたことがある。
小学校、中学校とあまり対人関係に良い思い出が無かったのもあって「ああ、またか」と思うくらいだった。
それでもその時よりも何故か理不尽に感じた。
大人になるにつれて「気に食わない」のレベルがどんどんと上がっていく。それは私も私以外の人間もそうなのであろう。
聖人君子のような人間が周りに居ないことが唯一の救いだ。それらと比べて人間の小ささを再確認することがない、私もみんなも同じように小さい。ちっぽけだ。
なのにその中で優劣が生まれている、日々、何百何千といろんな形で生まれている。小競り合いが戦争に発展することもある。それらもきっと最初は「気に食わない」という感情のすれ違いから生まれたのかもしれないな。
娘が最近、気に食わないことがあると怒って手を振り回すようになった
それにカチンとする瞬間がごく稀にある(普通に痛い)でもこれは未だ話せない彼女にとっての感情表現であるから仕方ない。
怒っても伝えても私達はまだうまくコミュニケーションが取れないから、せめてものわかりやすく形にしてくれる彼女が私は愛おしくてたまらない。
夫とは考え方が違ったりすると夜中にミーティングをする事がある。こんな事で腹が立ちました、これにはこう思いました。
私達は家族になったとしてもどこまでも同じ血液にはなれないから、こうやって感覚や感情の擦り合わせが必要になってくる。
喧嘩ができて、そこで解決してちゃんと終われると言うのはいいな、と思った。
学生時代は言ったところでと思うことが多かった様に思うけれどちゃんと怒って伝えた相手とは未だに仲良くしているし。
怖いのは何も言えなくなる事、言われずに終わる事だと気付いたのは女に成ってからだな。
何が話したかったのかと言うと、気に食わない事をちゃんと伝えられる方が人として一歩進めているのではないか、と言うこと。
嫌いな相手にもそれができていたら、今よりももう少し生き易い交友関係が築けていたのかもしれないけれどそれに使う労力とか考えるとプラマイゼロかな。
こんな事を考えている隣で娘が顔を真っ赤にさせていきんでいるから私はそそくさとオムツの替えを用意でもしよう。
2022.02.05
紙の本はやっぱり心を救う。
お気に入りの本を人にあげる癖があって。
あれ、あの本あったのに、何処に行ったのだろう。という事がよくある。1番好きな本は3冊買っても尚私の本棚には並んでいなくて(きっと誰かにあげてしまったのだろう)
私の世界を変えた本はたぶん実家の何処かに眠っている気がする。思い入れがあったのに失くなってしまうなんて、どこか人間関係とも似ているな。と思った。
だって、失くなってしまってもあの本の初めの文から結末まで私の頭の中に残ってる。
誰かを忘れないでいるみたいに。
残る夏、私たちが息をするにはまだ苦しい季節
背中に張り付いたレッテルと汗が気持ち悪くて
区役所の帰りに逃げ出したくなった。
くらくらと揺れる視界は首の据わってない赤子みたいで、私の意識じゃあもう保てない、夏。
いつも誰かが居なくなるのは夏だったなと、思い出した。
本当はね、もっと可愛い格好をして綺麗なお化粧を施して、街を闊歩したい。それはそれは昔のとある王国の王様の如く、街中を堂々と歩いて、ねえ素敵でしょう?と自信を持って。
でも、どんどんと普通の女に成り下がっていく、端から自身のことを特別だとは思っちゃいないけれど、きっと何かの物語のキーパーソンではあるのだろう、と。そうじゃないとやってられないな、って考える部屋の中。
お気に入りの人ほど、夏に居なくなっちゃう。
だって私にはそれらをここに縛り付けておく術を知らないから
ああ、とにかく時間がないね。
できるだけのんびりする時間がない
「落ち着いたら会おうね」って言っても
落ち着く暇なんてないし余裕もないし
世界も一向に変わりやしない。
家族で鍋を囲んでも、突くことも
母の手助け無しにはできない
命を育ててるんだもん 育児は戦争だ
それでも不思議と嫌だ、面倒だとは思わない
育つ我が子は、愛おしい、心から愛おしい。
ネットで間接的に人を殺せてしまう世界だから
簡単に死んでしまえる世界だから、
それに靡いてしまわないように、
愛を余分以上に注いで、
アレルギーにならぬ範囲で、愛そう。
2021.09.13
パンダヒーローさえ現れない
書きたい事が多すぎて纏まらない
は?簡単だろ?と思われるかもしれないけれど
言いたい事があるのに上手く言えないもどかしさと同じ、文に纏めてもその感情が綺麗になったりしてどんどんと変化して、同じようで違うものになって、消して、を繰り返している。
ゴーストタウン 日本
私達親子は家の中に幽閉されていて
外ではゾンビ(基コロナウイルス)が蔓延っていて
君が落ち着いて息ができる場所は無いみたい。
立ち話も許されない世の中になってしまって
何が優先か、なんて、もう、わからないな
夜にはブンブンとエンジンのうるさい走り屋が大通りを楽しそうに街を滑走しているのにね、
私達はとても狭苦しい生活をしている。
ワクチンを打ったからとマスクをせずに闊歩する人達が居るね。それはうつっても症状が治まるだけであって他にうつらないわけではないのに、認識が、認識が全て薄い。コンビニに行くのもスーパーに行くのも怖いね。
楽しいこと素敵なことたくさんあるんだよ。
マンションを出て少し行くと公園があるよ。
もう少し大きくなったらそこで砂だらけになって遊べるはずだよ、だから今はお家で我慢。
ごめんね、毎日、毎日、お家の中は白くて、機械的な声ばかり流れて、私と2人じゃきっと退屈で、もう遊び尽くしたおもちゃで我慢してくれているよね。
それでも笑顔をくれる君は、本当に天使なんかじゃないかと思うよ
外の世界にあるものを見せて、世界は広いって、知ってほしい。まだ早いかもしれないけれど潜在的に残る思い出がこんな悲しい世界なんて救われない。
それでも、こんな世界を嫌わないでほしいなんて。君には無茶言ってばかりだね。
此処に産まれて半年、それでも君は私を見てここで息している。
私達は何処へも行けない。
どうしてみんな怖がらずに何を根拠に大丈夫だと仮定して、外へ出ているんだろう。
一人一人の意識がもう少し高まったなら
感染者なんてきっと減っていくのに。
未来ある子達の為にこれ以上寂しい世の中にしちゃ駄目でしょう?
こんなことを思う私という人間が酷く矮小に思えるのも、この世界のせいだなんて。
君にだけは知られたくないな。
2021.08.25
勝手に決めつけるな
いつの日かのライブ写真
本当はわかっているのに理解できないふりをまだ続けている。
24歳になって母になったけれど根っこの部分、私が私である部分で変わりたくないものが幾つもある
夜中の2時、5分間だけ考えるあの人やあの子のこと。忘れたくなくて忘れられなくて、忘れたら私じゃなくなってしまう気がして。
さよならも言えなかった、お別れできなかったんだ。
中途半端な口約束を最後に、私の独白を最後に消えて行った人たちが何人もいて、毎晩「お前が悪かったからだよ」って責められる、のに、もう顔も思い出せない。
ごめんね。
私、馬鹿だから、わからないんだ。嫌われた理由も怒ってる理由も、何が駄目だったんだろう。
声も匂いもあの時話した内容も全部覚えているのに、表情が思い出せない。どんな顔してたっけ、笑ってたっけ。って歌モノバンドマンがよく歌う歌詞みたいなこと、考えてる。
それでも、幸せ?
ええ、幸せです、私には娘がいて夫がいて、
毎日布団にくるまって朝起きたら両隣に2人がいる。
幸せ、幸せだけど、やっぱり人が離れたら悲しいし寂しいし孤独になった気になってしまう。
家族と他人は別だもの。
最近、何かを発信することに恐れを感じています。嫌われるのが怖くて、勝手に値段をつけられるのが怖くて。
「母親」って肩書きを背負ってしまってから
「こんなこと言っていいのか、こんな作品残して良いのか、今私がこんな状況だって思われるんじゃないか」
そんなこと考えて、メモ帳にたくさんの詩の断片が眠っています。
馬鹿じゃないのって笑ってね。
いつか淘汰され消えて忘れ去られる運命なら、発信しとくべきだよね。
ずっと好きでいたら残せるから、消費するために140字物語、もう一度始めてみようかな。
縛りがあった方が楽しいし、身近な方が手をつけやすいし。
感覚、思い出して、たくさん、残そう。
だから、また会ったら話してほしい。
何事もなかったように笑うんだろうけれど
私はもう何度も傷付いてること理解してね。
2021.07.20
「女を見下してる君も女の腹で育って、股から産まれたんだよな。」
「 」
簡単な話 独りになってから自分の非に気付く
私達は愚かでとても愛しいいきものだって話
選択を間違えたね、って他人に言われても
そのときはわからないです。
有頂天、あの時の私、19歳
女の子は有頂天になったら間違えに気付かない
言葉の選び方ひとつで友達を失ってしまう
選択を間違えたんだよ、って後から言ってももう手遅れです。これは過去の私の話であり、今の貴女の話。
たくさん失って、手に入れて、あの子と出会って、この人と結ばれた。
だから、君から私が離れてしまってもそういうことで、ただ長い直線上の点でしかなくて、
分岐点ではないから、トピックス、話題
そうやって歳を取って過去にしちゃう。
過去以上に面白くて手を引く生物はいないね。
未来とか不確かなものは勝手に手に入っちゃうもんね。
「女を見下してる君も女の腹で育って股から産まれたんだよな。」
「10ヶ月守られてここまで大きくなったのに、やさしくなれないなんていきもの失格だよ。」
私が昔好きだった人の眼は無機質
何にも期待してなくて
女の賞味期限を知ってるひと
いつか言いたかった言葉はこうやって日記の材料になって消化されて浄化される。
「私ずっと見下したかったよ、やっと見下せるよ、君はかわいそうなひとだなって。」
「だって、私、守ってる、自分の命より大事な命。」
返答も無い、理解も無い
だからきっといつか文章にするんだ
そうやって全部積み上げてきたんだ。
搾取されてるようで搾取してる、そんな風に生きてたら勝ちな気がする。
生きる事に勝ち負けなんてないのにね
馬鹿みたい。
2021.03.24
全部諦めて事務職にでも就こうか
二〇二一 二月十七日
約十五時間程の陣痛に耐えて娘を産みました
この十ヶ月の間に私が居なくても良い場所がある事を知ったりした。けれど、この子は私が居なきゃ生きていけない唯一の人間だということを、私の手とこの小さな手を合わせて抱き締めて痛感しています
写真を撮るようになったのは十七歳の頃
カメラを手に持っている人は今より少なくて
バンド取り合い戦争が勃発する事は無かった
変な言い方になってしまうけれど、今は裏方へ入門するにはカメラを持つのが手っ取り早いって思われてそうで、というか実際思う人も居ると思うし、私も昔は女であることを悪いことのように「バンドマンと知り合いたいからでしょう」とよく言われたものだし、
そんな事は関係ないけれど、写真が好きな人カメラが好きな人が増えて、ライブハウスにはライブカメラマンがたくさん増えたように思う。
けれど、そうやってカメラマン人口が増えても、「海苔ちゃんがいい」って言ってくれる数少ない人達がいる。
でもそれにも代わりの人は居たりして、必ずしもそこに居なきゃいけない訳ではないのをこの十ヶ月で知ったのです。
じゃあ、私には何ができる?
この子を育てるためのお金を作るためには?
素敵な景色と時間を残す為に撮っていた写真をカメラを諦めて売ってお金にして、事務職にでも就こうか、平日のルーティンワーク、定時に帰って夜ご飯を作る
そういう生活も悪くないのかもしれない。
だってそれが普通だから!
世のお母さん達はそうやって生きているから!
そんな事を考えてみたけれど、私の感性が枯れ果てていく未来しか想像できなくて、きっと心を病んでしまう気がして、辞めることはできないんだなと思った、胸が痛くなるくらい、まだ残したいし嫉妬するくらい見たいものがある。
母親になってもドキドキワクワクしたい、って悪い事じゃないでしょう?
私、自分の子供もこうであってほしい。
感じるままに今を大事に生きて欲しい。
まだ少し現場に戻るのは時間がかかりそうだけれど、待っていてくれる人が居るといいなと少し期待しながら、痛い思いをして産んだ愛しい我が子との時間を大事に過ごそう。
この写真はママが撮ったんだよ
ママの写真、あたたかくて素敵でしょう?
いつの日かそうやって娘に話したい。
産まれて一ヶ月の娘よ
これからも何不自由なく大きくなって色んなものを見て感じて下さい。
その小さな手の中にたくさんの未来が詰まってるから、掴んで、離さず抱き締めてすくすく育ってね。
2021.03.17
文字を綴らない私に価値はないのか
写真を撮れない、感性が感じられない
そんな私に存在価値があるのか、と
毎晩、自身に問う。
万華鏡の中で藻がいている自分は醜い。
そんなことを考えながら料理を作っている。
私よりも若くて才能のある人達がたくさん出てきて、今何も持てない私には何もないのかと言われるとそれもちがう。
子供がいて、旦那がいる、でもそれは
私が私であって、私がしてきたこととはまた違う私のものである。
男女は見知らぬ内に何かを始める
私達が男女である為に、私は何をすべきか
そのような考えはきっと杞憂に終わるのだけど
約束なんて、破られる為にあるような人生ですもの。諦観とは異なるけど私達は指を落とすことなんて無いし、許すしか無くなってしまう結末だってあるから私は私ができることで私を守ってあげるしかないな、とふと思いました。
これは彼にはできないこと
私の心を分けた時にできる余白の部分。
産まれてくる娘に貰う感情で作る部分ともまた違う。こんなこと言うと批判されちゃうかもしれないけれど。
なんか最近、良い女みたいなことばっかり言っちゃうから、そんなことばかりじゃないよって話です。
子供がいたって旦那がいたって欲しいものはあるし、やりたいことがあって、それに貪欲で、間違いだって犯してしまいそうなくらい、私、知りたくて伝えたい事があるのよ。
女でもあるし母親にもなるけれどその前にただ一人の人間ってこと忘れてた。
香ばしい女を滅して、私がその位置に君臨し続けたい。
そうしたらずっと私が好きな私のままでいられそう。
2021.02.11
めばえを見て毎日泣いてる
お腹に子が宿ってから、どうやら泣き虫になった。
母にあたたかい言葉をかけられるだけで泣きそうになるし、隣に彼が寝てるだけで幸せで泣きそうになって、夜お腹が動いて眠れないのに元気なんだな育ってるんだなと思うと泣けてくる。極め付けはめばえで泣きます。
前までは「わ〜、すげ〜」って感じだったのにね。
これは自分が良い人間です、というアピールでは無くてただ感受性が凄く変わったと言う話で、私は本当に恵まれてるんだなと日々感じると言うお話。
明日、妊婦検診最後の日
楽しみなようで寂しくて、産まれる前からこんなに色んな感情をくれるお腹の子が愛おしくて堪らない。
早く会いたいけれどもう少し我慢。
コロナのせいでおばあちゃんにもおじいちゃんにもすぐには会わせてあげられないし、私の友人にも会わせてあげられないけど、
誕生をとっても楽しみにしてる人がたくさんいること、毎晩話しては返事をもらってる。
ぽこぽこ一生懸命動いてる命、可愛い。
風船みたいに大きくなったお腹にももう少しでさよならで、本当に自分の中から子供が産まれてくるんだ。って、まだ少し自覚はないけれど、頑張らなきゃな、と思う。
大丈夫、本当に幸せでいっぱいだから
生き抜いて生き延びていこう。
2021.02.08
来年こそユッケ食べる
らしくない振り返り
後悔はしたくないからなるだけ自分に都合の良い解釈で物事を保存している。
他人の考えなんて口を開いて貰わなきゃわからないし到底理解できないものばかりです。
私の思い出は私が作るしかない。
今年は無欲な一年、皆様にとっても私にとっても無欲に成らざるを得なかった一年でしたね。
恵まれた事に恋人が旦那になり、新しい生命を得た事や、大好きな友人達が足を運んでくれたので写真を一時休止しても寂しいと感じる事は少なかったです。
言葉が減ったのは毎日の感動に私の語彙が追いつかなかったせいです。
日々成長している、きっとこれはあなたより少しだけ。
ですが、別れも勿論あるわけで、
それは唐突で、でもきっと必然的なもので
「さようなら」と思っていなくとも
そうなる運命だったのでしょう
そう考えないと、私が可哀想になってしまう。
私達が運命ならば、巡り巡って
また手を取り合える、そう信じている
それだけで明日も生きようと思えるなら
私は強い
もっと大切に扱えば良かった、
たらればを展開していっても終わらない論争
現実という壁しか私の前には無いので
夢は胸にひっそりとたくさん込めて
2021年は生きていこうと思います
年が明けて少しすると娘が生まれます
もうすぐ会える、やっとの思い
積み上げてきたここまで9ヶ月
あなたは既にとても愛されている
産まれてくる前からあなたにとって優しい歌が溢れている。
ママとパパの愛、彼らの歌、思い、世界は思っているよりもとても優しいので安心して産まれてきてくださいね。
心も体も離れてしまったあなたとも
またたくさんのお話ができますように
私にとって、あなたはとても大事な存在です
お身体には気をつけて ご自愛くださいませ
2021年も夫婦共々宜しくお願い致します
上手く生き残ろう
まわるまわる、生活の中で、
見つけて貰えて幸せだなと、
日々 痛感し 毎日を尊く思っております。
私、言葉を残すのが何より好きなのです
生み出す感情 暗いものの方が多いけれど
それを綺麗にして明日を生きるために残してる
写真も好きだけれど、言葉の方が尊くて儚い。
お話をするのは苦手ですが、
手紙は赤面しないので言葉を綴らせて頂きます
長くなるかもしれませんが
是非最後までお付き合いください。
生活は日々 淘汰され遺却されて行きますが
さよならが減ってきた様に思います
私達が轍を踏みながらも、
大人になった と言う事なのでしょう
まわるまわる、生活の中で
私の身体に愛する人との新たな命が芽生えました
毎日、生きようとする音が小さくも聞こえます
トントンっと、私のお腹を蹴るのです。
愛おしいでしょう、とても愛おしい。
一つ一つ感じる事が変わりました
苦手なトマトを食べる様になりました
今までよりも、彼を愛する様になりました
少しずつ変化しますが、
大きく変わる事は無いでしょう
自他共に、何も続かず、何かが出来る訳でも無く
良いところが無い女ではありますが
私の劣っている部分を知りながらも
包み込んで少しばかり大袈裟に愛してくれる方が
旦那様となります。
女として、人として、
これ以上の幸せがあるのでしょうか。
その上、私と彼の細胞を受け取った
お子が生まれてくるのです。
月に逝った言葉達は呼び戻せません
私が犯した罪も罰も、約束も
バスタブに溜めた悲しみも
いつでも思い返せる様、思い出の栞とし、
夫婦2人、子1人と毎日を生きたいと思います。
至らぬ私達、2人ではございますが
あたたかく見守って下さると幸いです。
時代の残党にはならないでいようね、私達。
嘘っぽい夜を抜けたら
いつも少しだけ、嫌な気持ちになりながら
一粒、一粒、口に運ぶ
だって私が皮を剥いて
実を置いているのに
貴方食べずにそのままにして
遊びに行っちゃうじゃない
紫になった爪の間を眺めて頂戴
優しい言葉が、誰かにとって優しくても
私には優しくないことに早く気付いて
上記は今日書いた詩の一部、
会話文とか書きたいな、
あと今は絵本にも興味があって構想だけ出来てる
完成できたらどこかに載せるから
良ければ、是非読んで下さい。
誰にでも優しい男の人って全然優しくないと思う
好きって簡単に言う人に騙されずに、
多分私の方が優しいから私を愛しなさい。って
ゆらゆら揺れてる女の子によく思います。
人を好きになるなら、
広く浅くじゃ無くて深く狭くが良い
趣味みたいにあれもこれもってならないで
特別みたいな顔して毎回初恋をしていてほしい。
腑に落ちない事ばかりだけど
水に流すのが大人なのかなぁ。
全然関係ないけど女の子の友達が欲しいです
それと、好きな人に危害を加える人を懲らしめたい。
2020.09.25
プロポーズ恋文
誰かがする私の話の中の私はどんな存在でしょう
私がする誰かの話の中の誰かは神様なのに。
間違いはあったとしても、そうであって欲しいと思う事で物語を捏造する事ができるから私たちはいつまでも信じたり信じられなかったりする。
貴方がする私の話が優しい話だけでありますように
最近は、毎晩、そんな事考えて、眠る。
皆の知らない時間が増えている
髪の毛の色が変わった
目の下の隈が大きくなった
私も皆の時間を知らないから
少しくらい、誰かの中では優しい私のままでいたい
その為なら心を殺して、
嘘っぽい夜が明けていくのを見届けましょう
不安を煽る様な白い朝、子供の名前は?
綺麗な二文字で、模って愛し続けたい。
月に行った言葉の数を数えて、
私達くらいは明日も何の役に立たない話だけしよう
私が本当の誰かの話しかしなくても
誰かはきっと信じずに嘘の話だけを留めるから
その時は抱き締めて、慰めてね。
貴方と私だけはずっと味方同士で在れますよう
幸せな時間が当たり前にならないように
交わした約束が嘘にならないように
私達はたくさん、2人だけの言葉で暗号で合図で会話しよう。
私があげれるものは少しだけだけれど、
残りの日々を写真のように残して生きよう。