Arch Linux と Windows のデュアルブート on ThinkPad X250 メモ
構築した環境
Arch Linux と Windows 8.1 のデュアルブート on ThinkPad X250
マシンスペックは
Core i7-5600U
RAM 8 GB
SSD 256GB
といったところ.指紋,カメラはついてないモデル.
Windows での準備
とりあえず Windows Update
Arch Linux をメインで使うつもりだけど,一応やっておく.
リカバリディスクの作成
リカバリディスク作成ツールみたいなのはインストールされていなくて, コントロールパネル -> 復元 から行うらしい. ただ,10GB 程度のメディアが必要らしいので,今回はスキップ. (本当はよくないのだけど……)
Windows用パーティションの縮小
Win+X -> ディスクの管理 から,Windows 用に振られているパーティションのサイズを小さくして,Arch 用の領域を確保する. Windows 用のパーティションを右クリックして,「ボリュームの縮小」.
普通にやると縮小できるサイズが著しく限られるので,このへんを参考に,システムの復元やページファイルを無効化して縮小できるサイズを増やす. Windowsメインならあまりやらない方がよいかもしれない……. これをやらなくても,おそらく Arch が入るのに十分な領域は確保できます.
高速起動の無効化
これはやらなくても良いのだけど,Windows 8 標準のシャットダウンだと,ただのハイバーネートになってしまうらしく,次回起動時に UEFI BIOS 画面に入れなかったりするので,無効にしておく. コントロールパネル -> (左側の) 電源ボタンの動作を選択する -> シャットダウン設定 -> 高速スタートアップを有効にする (推奨) のチェックを外す.
ハードウェアクロックを UTC にする
Arch との協調のために,ハードウェアクロックを localtime から UTC にする. 詳しくはこちら. レジストリを弄るので,多少の注意が要る気がします.
それ以外の準備
Secure Boot の無効化
起動時に F1 を連打して UEFI BIOS 画面へ. Security -> Secure Boot -> Secure Boot を Disable にする.
USB インストールメディアの準備
ここを参考に.
インストール
https://archlinuxjp.kusakata.com/wiki/インストールガイド とか https://archlinuxjp.kusakata.com/wiki/ビギナーズガイド とかを見ながら.
インストールメディアからの起動
起動時に F12 を連打するとブートメニューに行ける. ブートメニューではそれっぽいのを選ぶ.
パーティションの設定
今回は,Windows 用のパーティションを縮小してできた領域を全て / にしてしまいました. 言うまでもなく GPT なので,gdisk を使用する.
# gdisk /dev/sda
gdisk 上での操作は下記のような感じで.
p でとりあえず現在の様子を確認しておいて,
'n' で空き領域に新しいパーティションを作る.
今回は空き領域を全部使うので,セクタの設定はデフォルトでOK.Enter をバシバシと押す.
p で出来栄えを確認.
w で書き込む.
パーティションのフォーマット
作ったパーティションにファイルシステムを作る. その前に,lsblk とかでさっき作ったパーティションの番号 ('/dev/sdaX' の X 部分) を確認しておく.一応. ファイルシステムは無難に ext4 を選択.
# mkfs.ext4 /dev/sda7
パーティションの番号は環境に合わせて読み替えてください (以下同様).
パーティションのマウント
# mount /dev/sda7 /mnt
/boot に EFI System Pertition をマウントするのも忘れずに.
# mkdir /mnt/boot # mount /dev/sda2 /mnt/boot
ネットワークに接続する
有線とか繋ぐと楽でいいと思います (適当). ここを参考に.
pacstrap する
pacstrap する前に,ミラーを選んでおく. /etc/pacman.d/mirrorlist を vim とかで編集して,JAIST なんかのミラーを上にもってくると速くて良いと思います.
ミラーを選んだら,いよいよインストール.
# pacstrap /mnt base base-devel
ちょっと時間が掛かるので待つ.
fstab をつくる
# genfstab -p /mnt >> /mnt/etc/fstab
インストールしたシステムに chroot する
# arch-chroot /mnt /bin/bash
もろもろ最低限の設定
ロケール
/etc/locale.gen を vim かなにかで開いて,使用するロケールのみコメントアウトを解除する. en_US.UTF-8 と ja_jp.utf-8 を両方コメント解除するのが一般的なようです. 私はなぜか ja_jp.utf-8 のみコメント解除しました.たぶん説明を読み飛ばしていたのだと思います…….
このあとは,
# locale-gen # echo LANG=en_US.UTF-8 > /etc/locale.conf # export LANG=en_US.UTF-8
すれば OK. 私の場合は, ja_jp.utf-8 しか有効にしなかったので,上の en_US.UTF-8 部分はすべて ja_jp.utf-8 です. この場合,コンソールに日本語を表示しようとして豆腐化することがありますが,すぐ GUI を入れてしまうのであまり気になりません. (はじめて Arch をインストールする人はもちろん避けた方が良い気がします)
キーマップ
日本語配列を使っているので,
# echo KEYMAP=jp106 > /etc/vconsole.conf
タイムゾーン
# ln -s /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
ハードウェアクロック
# hwclock --systohc --utc
ホスト名
適当で.
# echo ホスト名 > /etc/hostname
/etc/hosts を以下のように書き換え.
#<ip-address> <hostname.domain.org> <hostname> 127.0.0.1 localhost.localdomain localhost ホスト名 ::1 localhost.localdomain localhost ホスト名
ネットワークに接続する
ネットワークの設定,再び,です. ここを参考に適当にやる. 有線であれば dhcpcd を使えばよい.
root パスワードの設定
適当に.
# passwd
ブートローダのインストール
昔はこのへんが鬼門でしたが,今はそうでもないようです. ThinkPad X250 は UEFI なので,gummiboot を使う方針でいく. まずは gummiboot などのインストール.
# pacman -S dosfstools efibootmgr gummiboot
で,gummiboot でブートローダを EFI System Pertition にインストール.
# gummiboot --path=/boot install
その後,/boot/loader/entries/arch.conf を作り,以下の内容を書き込む.
title Arch Linux linux /vmlinuz-linux initrd /initramfs-linux.img options root=/dev/sda7 rw
sda7 の部分は適当に読み替えてください. さらに,/boot/loader/loader.conf を書き換える.
default arch timeout 5
おそらく,もともとの default は,なにやらゴチャゴチャした文字列だと思います. たぶん Windows のブートローダでしょう (適当).
chroot 環境から抜ける
最低限の設定は終わったので,chroot 環境から exit とかで抜ける.
再起動する
# reboot
たぶんデフォルトで Arch 側のブートローダが立ち上がりますが,そうでない場合は起動時 F12 連打で. 起動したら成功. Arch 側のブートローダで Windows Boot Manager とかを選ぶと無事に Windows が起動すると思います.
(おまけ) もろもろの設定
ユーザをつくる
# useradd -m -G wheel -s /bin/bash newusername
visudo もしておく.今回は wheel グループにパスワードなし sudo を許すために,
%wheel ALL=(ALL) ALL NOPASSWD: ALL
を追記する.たぶん同記述がコメントアウトしてあるので,それをアンコメントするだけでも OK. ユーザを作ったら早いところ root から切り替える.
Cinnamon をインストールするまで
# pacman -S xorg-server # pacman -S xf86-video-intel # pacman -S gnome cinnamon gdm # systemctl enable gdm
次回のログイン時には GDM が起動するので,ユーザとデスクトップ環境 (上記のようにインストールしていれば,Cinnamon と GNOME が選べるはず) を選んでログインする.
Cinnamon をインストールすると,NetworkManager がついてくるので,干渉するであろう dhcpcd は無効にしておく.
# systemctl disable [email protected]
AUR と Yaourt
ここを参考に.
フォント
お好みで.以下は私がインストールしたもの.
$ yaourt -S otf-ipafont otf-ipaexfont adobe-source-han-sans-jp-fonts
Cinnamon が走っている場合,良い感じのフォントがインストールされると,即時表示に反映されるっぽい.
トラックポイントの中央ボタンでスクロール
ここを参考に.
$ yaourt -S xorg-xinput
で,~/.xprofile なんかに
xinput set-prop "TPPS/2 IBM TrackPoint" "Evdev Wheel Emulation" 1 xinput set-prop "TPPS/2 IBM TrackPoint" "Evdev Wheel Emulation Button" 2 xinput set-prop "TPPS/2 IBM TrackPoint" "Evdev Wheel Emulation Timeout" 200 xinput set-prop "TPPS/2 IBM TrackPoint" "Evdev Wheel Emulation Axes" 6 7 4 5 xinput set-prop "TPPS/2 IBM TrackPoint" "Device Accel Constant Deceleration" 0.75
を追記する.
uim-skk
私は日本語入力に SKK を使っています.
$ yaourt -S uim
あとは Cinnamon のメニュー -> 設定 -> 入力メソッド で適当に設定. そして,~/.xprofile なんかに
export GTK_IM_MODULE='uim' export QT_IM_MODULE='uim' uim-xim & export XMODIFIERS='@im=uim' uim-toolbar-gtk3-systray &
を追記する. それから,uim-skk で句読点をカンマ,ピリオドにしたい場合は以下を ~/.uim とかに書く. ついでに,z<Space> の打鍵で全角スペースが入力されるようにしている.
(require-module "skk") (require "japanese.scm") (define skk-ja-rk-rule (append '((((",") . ()) ("," "," ",")) (((".") . ()) ("." "." ".")) ((("z" " "). ())(" " " " " "))) skk-ja-rk-rule))
省電力設定とか
ここを見ながら色々やると良いかもしれない.
フォントレンダリングが汚い
Cinnamon の設定 -> フォント から,ヒンティングの設定を変えると改善するかも知れない.
一部のアプリでのみ汚い場合には,fontconfig でググると良さげ (なげやり).
Ctrl+Alt+2 とかでセッションを切り替えたとき,描画がひどい.
これで解決できるみたい.
問題
電源ボタンを押したときの振舞いの設定ができない? 調査中.














