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memo 015 「デザインに鮮度はあるのか」
結論から申し上げると、あると思います。
生鮮食品のように、デザインにも鮮度があると思います。特にロゴとか。
どういう意味かというと、「なぜこの商売をしようと思ったか」「なぜこの店をしようと思ったか」という、こういう最初の気持ち(鮮度)をデザインに反映させて欲しいと思うのです。
そのような最初の気持ちで作ったデザインは、見るたびに初心に戻るきっかけを与えてくれますし、永く商売をしていく上で大事だと思います。あと、その鮮度で作ったデザインは、時代を問わずに残りやすいです。
人間はいい加減な動物なので、数ヶ月あれば、考えていることだって変わってしまいます。直感的に良いなと思っていたデザインも、あれこれ考えているうちに何が何だかわからなくなったりしますし、いろんなものを取り入れてこねくり回したデザインは風化しやすいかなとも思います。
鮮度とか、勢いとか。わりと大事。
というわけで、よっぽどの長期案件でない限り、1ヶ月を目安に納品をさせていただきたく思います。よろしくお願い致します。
ちょっと真面目なコラムでした。
一コマ漫画展をします!
世界はもっとシンプルかもしれない。ウィットな笑いと、ときどき風刺。南九州市在住のデザイナー、漣俊介による一コマ漫画展「YOU TALK TOO MUCH」。
開催日=2024/09/07 ~ 2024/09/22(入館無料) 時間=日火14時〜17時、土19時〜22時
一コマ漫画集2巻・3巻の発売記念展です。ぜひ〜〜
memo 014 「金太郎飴の呪い」
深い意味もないイラストとか絵とかをデコレーションアートと呼ぶとかで(それにアートという言葉を使うかが適切か別として)。そういうのを描く人って、割とずっと全く同じイラストを描いてたりする。自分のコピー。金太郎飴。
そういうアカウントは基本的にミュートやブロックして視界に入れないようにしてるんですが、時折他人のSNSとかで流れてきたら、うわー、この人ってまだ同じ絵を描いとんや。って思ったりする。もうええやろ〜、コンビニでコピーしといで〜、って思う。
売れるから全く同じ絵を描き続けているのかも知らんけど。自分の作った呪縛に負けてるだけか知らんけど。作品つくりは人それぞれなので別にええけど。
奥行きもない同じイラストを何年も描き続けていたら、私は退屈する。確実に、退屈する。発狂する。
ドラマが変わっても、ずっと同じ演技をする俳優さん(アイドル?)がおるやないですか。あれと同じですわ。好きな人は好き。おもんないわー、思う人は見んかったらよろしい。
作風って、変わってもええと思うし、自分が未知数なら楽しいと思う。
事例紹介
[Client]
福迫写真事務所 様
[Request]
ペルー滞在時の写真展のフライヤー制作。
[Result]
提供いただいた写真を使って、印象的なフォントで構成しました。(コロナによるパンデミックで)ペルー勤務が途中で終わってしまったことから、文字も途中で切れている配置にしています。
⚫︎福迫写真事務所
webサイト https://maifukusako.com/
事例紹介
[Client]
合同会社 美山商店 様
[Request]
地域おこし協力隊「シトラスピリッツ隊」(南さつま市津貫エリア)の募集用バナー制作。
[Result]
数多ある地域おこし協力隊の求人に埋もれないよう、既存のイメージとは違うデザインを採用。中でも、この案件は初年度から直球勝負で挑んでいく内容でしたので、中央イラストの握り方は直球・ストレートです。
我こそは、という方。ぜひエントリーいただきたいです。
南薩でフリーランスをしている私としても応援いたします。
<募集サイト>
https://www.iju-join.jp/cgi-bin/recruit.php/9/detail/62863
https://smout.jp/plans/18072
https://note.com/okosapo/n/n70e874a39c03
memo 013 「年老いて得るもの」
先日、とある旅行客のマダム(70代)と話をしていた。
とても暑い日ということもあり、体調や年齢、老いの話となっていった。こうなるとネガティブな話がどんどん積もっていくばかり。
そこでふと「逆に、歳を重ねてみて、良かったな〜ことって何かありませんか?」と聞いてみたところ、
「あるわよ〜。例えばそうね、、、悩むことがなくなるわね。」と答えてくれた。
これを聞いた私は、しばらく暑さを忘れて笑っていた。
同時に、かなり衝撃を受け、少し救われた気がした。悩みがない状態なんて無敵やんか、と。
いつかそんな境地に立てるのであれば、悩めるうちに悩んで頑張ろうと思えた。
memo 012 「パクる人とフリーライド」
まずはパクる人。
以前、ギャラリーに来た男が「作家が作る張子面は時間がかかるし高い」と言うクソ野郎がいた。そのくせ、そいつら(男女ペア)は「作家」を名乗りながら「大量生産品の張子面を購入している」と自分で言っていた。
もう、アホなんだと思ってやり過ごすことにした。今思えば、何か一言言って出入り禁止宣告をしたら良かったと思うが、呆気に取られて言葉が出なかった。
次にフリーライド。
タダなら、もらえるだけもらっておこうと言う輩。わかりやすい例で言うとフリーペーパー。そのフリーの部分にだけぶら下がっておいて、その代わりにやってもらいたい部分をふわっと無視する。これに限らず、ある程度の性善説のもとに行う事業には、必ず出てくる。
無料のものは無料では作れない。でもそれが伝わらない人がいる。
この二つに共通して言えることは、作る人へのリスペクトが欠けているということ。
私のやり方が悪いから、その隙を与えてしまうのかもしれない。そんなことに出くわす度、こんな人らと同じ次元にいてはならない。と強く言い聞かせ、前に進む。
memo 011 「グラレコの存在意義」
あれが嫌い。グラフィック・レコード(略してグラレコ)ってやつです。
会議なんかをしたとき、それをチャチャっと挿絵でまとめて「今日はこんなことを話しましたね〜」と言うのを共有するやつです。
一種のパフォーマンスであるし、分かりやすくするために、ピックアップした要点が浅い。
そしてこれが一番大事なことですが「会議の感想は同じでなくて良い」のに、「何だか良かったよね」を強要されるところ。
(少なくとも私は同調圧力で、強要されていると感じる)
全くもって害悪でしかないと思っているのですが、ふと、存在意義が分かった気がしました。
それは会議にいる人、皆が「理解しようと思ってそこにいない」ので「分かった気になりたい」「その場が何だかよければ来た甲斐がある」といった具合なのではないか。
まぁ会議なんてのは、議題が違えど同じフレームに落とし込んでるものなので、大体が既に見えている状態で始まっているので、丸く収めるのにもちょうど良いのだろうと思う。
以上です。どなたかこれをグラレコしてみませんか。
memo 010 「美術は食えないのか」
あちらこちらに展示を見に行くと、画家のプロフィールには「どこどこの学校の美術教師」と書いてあることが多い。
このプロフィールが非常に多いこと見ると、美術では食えないんだろうと思う。だから、教師として美術を教えている。食えない美術を。
もちろん技法やロジックを下の世代に伝えて、美術の楽しさを教えるのも大事だと思う。
けれども「美術で食える世の中に変えていく」のも、上の世代の役割とちゃうかなと思うんです。
そういう世の中に方向転換すると、下の世代は自ずと美術と一緒に成長すると思う。
ほなどないせえ言うねん、って言われそうですけど。まずは自分がして欲しかったことを、下の世代にしていくことから。
事例紹介
[Client]
Nagisa工房 様
[Request]
個展「ちいさな仏さま展」のフライヤー制作。
[Result]
「ほこら」のようなイメージができれば、というお話があり、型抜き印刷をしました。Nagisa工房さんのあたたかな作品の印象と合わせるためフリーハンドの線でくり抜いています。
フライヤーのデザインは、まずは目に留まること、そして手にとっていただくこと。まずは知っていただいて、足を運んでいただけるように工夫しております。
if 系譜。デザイナー志望の方いませんか。
雑談から入っちゃいますが、ifといえば、真・女神転生if..ですし、系譜といえばファイア・エムブレムが思い起こされる私です。しかし!ゲームをしなくなって早数十年! 怖いんですよねー。フリーランスだし。お金稼がないとゲームキャラの前に自分が死んじゃうし。
そうして生活スタイルを変えてきた私ですが、また生活スタイルを変える時期が来たかなと思ってます。
それに伴い、私のグラフィックデザインのスキル(主にイラストレーター)を継承したいと思っています。
私は美大やデザイン会社でみっちり勉強したたちではなく、一部が職業訓練であとは独学です。なので、偏りがあると思います。ですが、地方で紙媒体を仕事にしていくには十分なスキルだと感じています(あとはどれだけ取引を増やすか、価値を高めるか)。
急にこんなことを言い出したようですが、かなり前から考えていました。いつまで最先端のソフトウェアを使いこなしていけるのか。自分の作るものの鮮度は落ちてこないか。自分の中で迷いが出る時期が来るのではないか。
そんな中、先日40歳を迎えて、ぼちぼち次の生活スタイルを作ろうと思いました。
まず、商業デザインに使う頭のリソースを少なくしたい。その分は作品作りに回したい(仕事で使う脳と、作品作りで使う脳が、割と近いところにあるので、時々どっちつかずになる)。
仕事の商業デザインも、作品作りも、永遠と作業ができてしまうのがここ最近の悩みでした。なので、時間で区切れる仕事にシフトしたいというのが今の気持ちです。
というわけで、来たれデザイナー志望の方!イラレの勉強してみたいけど都会までの通学は大変だし授業料も高いしAdobeも高いしなかなか手の出ないでいる南薩のデザイナー志望の方!いませんか〜。いたらmail ください。もちろんタダ、というわけにはいきませんが、仕事回したりしたいです。よろしくお願いいたします。
事例紹介
[Client]
一般社団法人パラフットボール様
[Request]
チラシと大会冊子の制作。
[Result]
前回までのデザインを大きくイメージを変えて、対象ターゲットをぐっと変更。よりたくさんの人に、世代に届き、会場に来てもらえるようなデザインに。
ちなみにコウノトリは兵庫県の県鳥です。赤子じゃなくてサッカーボール持ってます。ボールが中心に一つあれば、障がいの有無なんて関係ないよねっていうイメージも盛り込ませていただきました。
何でもかんでもアートで片付けて良いの?
昨今、「アート」という言葉が安売りされている。巷に溢れているちょっとした物でも「アート」と呼ばれている。それで良いのか。
本来、アートは崇高なものであるはずで、その辺でチョチョイとできるもんではない。
・・・なんて言ってると頑固なおじさんになりそうです。しかしながら、便利に使われている「アート」という言葉が心に引っかかってしょうがない。
だから私は考えをまとめ、ここに記すことにしたのである。
そもそも、なんで引っかかるかというと、わりと異質な存在が「アート」という便利な言葉で、ひとくくりにされているからだ。
異質というのは、技法や流行の違いではなく、動機の部分の違い。その動機ごとに、きちんと自分の中で分類をしたい。
そうしたらきっと、少し優しくなれる。
少し生きやすくなる。
そんな気がするんです。
というわけで本題。
まず、こちらのメモを見てもらいたいです。
一般的に「アート的なもの」とされるものを、「アート」という便利ワードを使わずに4つに分類してみました。
①自己表現
②啓発・問題提起
③デザイン・問題解決
④工芸・造形美
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①自己表現はアートの一部??
アートの翻訳が「芸術」であり、現代の芸術の多くが「自己表現」となることもあり、一般的な解釈としては、この自己表現がアートと呼ばれるものなのでしょう。
自己表現とは、自分の内側から出てくるエネルギーを好きなように表現することです。そこには、単に絵を描きたいとか、絵が楽しいとかが動機になっているのではないかと思います。
多分、私はこの①が、次に紹介する②と一緒くたにされて「アート」と呼ばれるのに違和感があったのです。
②自己表現型と問題提起型の違い
一般的にアートと呼ばれる表現の一部に、「問題提起」をする表現があります。バンクシーさんなどを例にすると分かりやすいと思います。作品にメッセージがあり、問題を取り上げて「これってどうなん」を伝えています。
ただ単に作品が美しいものを描きたいとか、描いてると楽しいとか、という自己表現的な動機ではなくて、作品が発する力のエネルギーの矢印が、明確に、社会のある一定の方向へ向かっています。
先述の、自己表現型の①の場合、エネルギーの矢印は、自分を中心にしてあちこちに向かいます。ここが大きな違いかと思います。
ちなみに私はこの②の表現が好き。というか②だけがアートと呼んで良いものだと思ってました。さーせん。
③デザインとアートは違うよ!
これはデザイン関連の仕事をされている方の間で、よく議論されると思います。デザインは、課題を抱える相手からの依頼があり、その課題を解決する行為です。
デザインの訳は「設計」であるので、そう考えると分かりやすいと思います。「商品が売れないので、商品の良さが伝わるようなパッケージに設計(デザイン)する。」という使い方をします。
「商品パッケージをアートする」とは言わないと思います。
つまりデザインとアートは別物であり、なんならアートはアートとして成り立つように設計(デザイン)することができると思います。こんがらがる?
④工芸や造形美はアートか??
工芸は、英語では「クラフト」と呼ばれるものです。また、造形美は、宗教画とかをイメージすると分かりやすいと思います。
工芸や造形美を突き進めると、アートの域まで達するという概念があります。「もはやアート」みたいなニュアンスで、「やばい」みたいな使い方でしょうか。アートって便利な言葉ですね。
工芸や造形美には、それ自身が投げかけてくるメッセージや、問題解決は含まれていないことが多いです。④は、空手で例えると、型がめっちゃ上手い、みたいな感じでしょうか。それを何かに使う、と言うわけではなく。
___
以上の4つです。
①は、エネルギーが自分から発光してる感じ。
②は、エネルギーが社会へ向かってる感じ。
③は、エネルギーが相手に向かってる感じ。
④は、エネルギーが物に込められた感じ。
正確には、このどれかに当てはまるわけではなく、これら4種がグラデーション状に混ざっていて、どれかが突出している、というのが現状かなと思います。
かくいう私は、この文章を書く前は、頑固になっていました。アートの定義が「問題提起」だと思っていたので、②だけがアートと信じていました。
しかしながら、まとめて描いてみると、まぁこういうのもあるよね〜、と少し優しくなれた気がします。
ですが、冒頭に申し上げました通り、何でもかんでも「アート」と呼ぶのには抵抗があるので、先ほどの4種類の呼び方を決めておきたいと思いました。
①自己表現型のアート
②啓発型のアート
③デザイン(これはアートというかデザイン)
④職人芸型のアート
そのままですが、わかりやすさも優しさかな。他にも良い言葉があったら聞かせてください。
2024/01/18
開業応援プランはじめます
個人で開業される方向けに、便利なプランをはじめます。
オリジナルロゴのデザインと、それを使ったショップカード(または名刺)のセットです。
通常価格では、ロゴ5.5万〜と、ショップカード3.3万〜+印刷費ですが、なななんとセットで5万5千円ポッキリ。ひえ〜
開業後のスタートダッシュにぜひ、オリジナルの武器を調達してください。
______________
<期間限定!開業応援プラン>
プラン内容:ロゴ製作+ロゴデータ画像納品+ショップカードデザイン+ショップカード印刷(100枚まで)
適用期間:2024年1月10日〜終了宣言まで
条件:必須の打ち合わせは2回。相談から納品までは1〜2ヶ月です。※本プランは、打ち合わせ後、前払いとなります。
※開業は、勢いやスピードも大事です。最初は見切り発車でも良いと思います。まずはスタートしてみましょう。
______________
ちなみにこの企画、宮本輝さんの小説「錦繍」を読んでいて、印刷屋の親父さんの「初めから儲けさせてもらうなんておもてませんがな」というセリフが刺さったので、始めてみました。
そんな気まぐれな、と思われるかもしれませんが、そんな気まぐれをするために個人事業でやっているところもありますし、それはきっとこれから商売を始める方も同じではないかと思います。一緒にスタートを楽しみましょう。
尚、こちらの開業応援プランは、私の気が変わるまで継続となります。よろしくお願いいたします。
事例紹介
[Client]
ギャラリー蛇足
https://dasoku.kamenfufuproject.com/
[Request]
南九州市のアートギャラリー。企画展「カラーズ vol.01」のフライヤーを製作。
[Result]
今回のテーマが青色なので、いろんな青色(赤みがかった青とか、緑っぽい青とか)のスポットライトがあり、それを背景に、バレエのリボンのように物語がある感じをイメージにして、十人十色の青を表現しました。紙はキラキラのラメの入った紙です。
事例紹介
[Client]
ギャラリー蛇足
https://dasoku.kamenfufuproject.com/
[Request]
南九州市のアートギャラリー。企画展「世界の寄り道」写真展のフライヤーを製作。イベントの企画。
[Result]
コロナ禍で外に出られなくなった間、ギャラリーで世界旅行をしてもらおうと企画。参加者のエピソードが全て濃くて面白かったです。
フライヤーはちょっと昔の航空券をイメージしました。
撮影:福迫写真事務所
https://maifukusako.com/