2021-0206
今日は約2年ぶりに幼い頃住んでいた街、みどり台へ行ってきた。
現在の住まいのショッピングモールのように大したものは無いけれど、人も物も距離感が近くて、こじんまりしていて、大人になって戻ってきても素敵だと思える街。いや、大人になったからこそこの街の良さがわかるのかもしれない。
恋人は、今でもこの街の素敵さを理解していることを褒めてくれた。
小洒落たカフェや雑貨屋さんが増えて、高校生や大学生になった頃のんびり散歩なんてしていたら楽しかっただろうなと想像した。
最初に訪れたのは引っ越す前まで母とよく行っていたカフェ・ル・グレ。
土曜ということもあって、大混雑で6組待ち。近くにできた紅茶屋さんや雑貨屋さんで一時間ほど待ったかな。 店内は洞窟のようになっていて奥の席は薄暗くて素敵なのだけれど、今回は残念ながら入ってすぐ手前の窓側席に通された。けれどお陰で、テイクアウトのお客様にどんどん注文されて無くなってゆくショーウィンドウに入ったケーキを、席から品定めして無くなる直前に注文できてよかった。
恋人はマスカルポーネチーズと苺のタルト。私はおすすめケーキのタルトタタン。彼のケーキを一口貰った。
マスカルポーネがさっぱりしていて美味しかった。ここのタルトはサクサク系で大好きだ。しっとりよりサクサク派なので。
タルトタタンはこれまであまり食べたことがなかったものだから、何が入っているのか店員さんに尋ねてしまった。甘酸っぱい林檎と甘いカスタードがベストマッチで美味しくいただいた。
隣の席に入ってきた2人組の中学生か高校生くらいの女学生が、楽しそうにお話ししていてなんとなく盗み聞きしてしまった。
誰かのコンサートのチケットを取るとか取らないとか。これから楽しいことが沢山あって楽しみだとニコニコしながら話していて、純粋で可愛い子たちだなと思ったし、無事にチケットも手に入ると良いななんてことを考えた。
16時を回った頃店を出ると、暖かな西日が道を照らしていた。
いつも夕方になると暖かくなるその道が懐かしかった。その先には線路の上にかかる小さな橋があって、よく歩いたことを思い出した。 昔住んでいたマンションを通りながら、お散歩がてら、有名になっているパン屋さんに立ち寄ってみたけれど、完売してしまっていて買うことができなかった。駅までの道のりには綺麗な家が沢山建っていて、でも静かで、やっぱり今でも住みたいと思えた。 見慣れたロータリーを過ぎたところで、工作教室を発見した。店先のチラシを見てたら、中からお姉さんが出てきて色々説明してくださった。
当初は子ども向けかと思っていたがどうやら大人向けの教室も開講しているし、自分が作りたいと思ったものに専用の機械や工具を貸し出してくれるそう。
今日は朝からテントカバーを作りたいって男性が作業してますよ、と教えてくれた。DIYも専門の人たちからアドバイスを受けたら気楽に始められそうで私も再訪したいと思った。
駅前には珈琲スタンドができていて、冬季限定の焦がしキャラメルラテを頼んだ。店内に近郊マップが置いてあって、特集されるような街になったのかあと思っていたらどうやら近隣のお店が有志で作成したものらしかった。
全然知らないお店ばかりだったけれど手描き風で温かくて、この地らしいと思った。 何も無いからすぐ行く場所も尽きてしまうと思っていたけれどそんな心配ご無用な街になっていた。
10年も経てば色々変わるもの。私に連れられてきた恋人も楽しんでくれていた様子でよかった。










