オハイオ州のホルムスク郡のオールドアーミッシュのジュニア・レイ・ヨーダさんは、4人の子を持つ父であり、教会で、アーミッシュ宗派のミニスターをされている。
アーミッシュとは、18世紀から19世紀にかけてヨーロッパで迫害を受けた事をきっかけに移民してきたキリスト教プロテスタント再洗礼派の一教派である。
彼らはとても親切で、今回夕飯をご馳走になり、家族全員から、素敵なおもてなしを得ることはできた。
・マッシュポテト(焦がしバターとグレイビーソースがけ)
・自家製ドレッシングサラダ(シュレッドチーズがけ)
これらは、アーミッシュが結婚式で作る料理だそうで、まさしくおもてなしに相応しい料理。
味付けは、塩味濃いめの辛めで、カロリーたっぷり、ケーキなんかも甘くて、日本人には、なかなか多く食べにくい味付けだったりするが、濃厚さには圧倒的で、特にマッシュポテトは、クリームチーズを入れてパサパサ感を閉じ込める役割をしているそうで、とても美味しかった。
今回、アーミッシュの成り立ち、基本的な自分達の考え方、生き方などいろいろ話を聞いた。今回の料理についても家族の中で女性が中心となり、料理を作ってくれたそうで、奥様と娘さんの仕事が正にそれ。
これは、アーミッシュの世界では当たり前であり、女性は家事と育児に専念し、男性は農業や木を扱う仕事、家具職人などで生計を立て、家族を守る。そして、奥さんも子供も基本的に旦那さんに従って生きていく。
先祖から受け継いだ聖書に誓って生きる生き方をそのまま受け入れ、守り、後世に伝えていく事が彼らの仕事であるとのこと。世の中にはいろんな欲があるが、その欲から解放される事は、聖書を従順に受け入れる事で可能になると教えてくれる彼らはとても尊敬に値する。
一般社会との接触をなるべく避け、自分達だけのコミュニティを作り、地味な服装に、電気や自動車など文明の利器を使わない人々。先進国だと信じていたアメリカに全く逆の生活を実践する彼ら。一体何が彼らをそういう生活スタイルに導くのか、、、
こういう風に生活しよう、とか、これが良いからこっちを選択しよう、とか頭で考えているわけではなく、聖書に則った生き方がまさに自分達が信じる生活であり、自然と行える現実である、と私は捉えた。
そして、私が今回、一番感動した場面は、彼らが家族全員で教会での賛美歌を歌ってくれたことだ。聖書の教えに従い、他人を受け入れる事を大事にする彼らは、私達のアーミッシュへの疑問に向き合い、料理を作り、アーミッシュについて教えをくれて、最後に全員で歌を歌う。
もうその気持ちの大きさに、純粋で心を洗ってくれてるような歌声に涙が止まらなくなった。
どうして、こんなに優しくて純粋なのだろう。大人になっても汚れをしらない、まっすぐでしっかりした彼らに、心を動かされ、さらに魅了されていくのであった。
(いや、きっと生きていく上でいろんな汚れはあったかもしれないが、それを受け入れ、許してきた彼らの心の広さから来るものかもしれないが、想像でしかないし、ただ素晴らしいな、と思えるのだった)
しかしまだまだ、理解に難しいアーミッシュの人々と生き方。