"Booker Little 4 and Max Roach" ブッカー・リトルの初リーダー作! 録音評から...まず、原盤は #UnitedArtistsRecords レーベル(1957年映画のサウンドトラックを配布するために設立、多数のジャンルの音楽を録音)からと言うのが珍しい。本盤は、 #LibertyRecords レーベル、UA JAZZ SERIES 東芝EMIからの日本再発盤。 #NolaStudios , New York City、1958年11月録音。Sumico Pearlがリトルのスタイルに合うようだ。若干軽いが、均整の取れた安定感、分解能が素晴らしくダイナミック・レンジも広い。各楽器のバランスの良さがアルバム全体を高品位にしている。メンバーの演奏の特長が良く表現されている。特に左側から聴こえるローチのドラミングの音色は、決して音圧は他の楽器と比べて強くはないのだが、存在感が凄い。このエンジニアの力量が本作のクオリティを決めている。幅広いジャンルを手掛けたレーベルならではの仕上げではないかと思う。あっという間に聴き終えてしまう。 演奏は、やっぱりリトルが格好いい。イカす。いかにも彼らしい哀愁漂うマイナー調と、軽快さとメロディアスな演奏。若く初々しく温和な分ちょっと地味だが、リトルを知るには避けて通れない名盤との評価。 彼のアドリブは変に音を歪ませたりすることはなく、高音はスパッと抜けが良くシャープで切れがいい。同時に丁寧にじっくりとメロディを吹く誠実さも。そして、時折差し挟まれるマイナーのフレーズが独特の哀感と旋律的な魅力を感じさせる。 また本作はピアノのトミフラに支えられたムーディーでロマンティックな演奏も聴き処、ローチとリトルに負けじと跳ね捲る場面も。 ローチは、いつものように裏方に回り、リトルのトランペットを上手に引き立てる。クリフォード・ブラウンのバックで叩いている時のローチと同じ。リトルのトランペットにクリフォードの面影を感じたのかなぁ。似てはいるが、リトルは柔和でエッジの丸いフレージングと音の芯が太い。 リトルは、シカゴで1958年6月にソニー・ロリンズに見出だされ、その話を聞いてバンドに誘ったのがブラウンを亡くしたマックス・ローチ。同じシカゴ出身のジョージ・コールマンも加えて"Max Roach + 4 On The Chicago Scene"がリトルの初レコーディング。その後、ニューポート・ジャズ・フェスティバルに出場、NYへ進出。と言う深い関係の二人。本作は、ローチ+4のレギュラー・メンバーが、新しいヒーローを全面サポートした秀作である。 #BookerLittle (tp) #GeorgeColeman (ts) #FrankStrozier (as) (#7-8) #TommyFlanagan (p) #ArtDavis (b) #MaxRoach (ds, timp, vib) #TomWilson (producer) #jazz #fuzey #jazzrecords #ジャズ #ブッカーリトル #マックスローチ #トミーフラナガン #vinyl #jazzvinyl #vinylcollection #jazzalbum #スイングジャーナル