Art Farmer "Interaction" アート・ファーマーとジム・ホールが組み、「The Art Farmer Quartet featuring Jim Hall」として活動していた頃のアルバム。ピアノレス・カルテットを率いた「トランペットの詩人」アート・ファーマーのリリカルな一面が堪能できる1960年代の代表作で、ファーマーのくすんだフリューゲルホーンの音色とホールの温かいギターの音色がコラボレーション、繊細な室内楽的な魅力を醸し出していて、味わい深い作品。 1963年6月25,29日、8月1日、NYC録音。 #AtlanticRecords SD 1412 さて、音質の良かろうAtlantic、さらに新しい録音技術8-TRACK STEREO SOUNDとの記載。本作はどうでしょうか。 ちなみに録音はトム・ダウドと言う人。ロック系ではエンジニアとして高い評価を得ているらしいのですが、ジャズではイマイチとの評も... 。Altanticはダウドの録音が多いそうなので、改めて確認してみたいと思います。まあ、トレーンの「Giant Steps」は、全く悪くないとは思いますが…。 本作もカッティング・レベルが低く、プレスが悪い盤だとサーフ・ノイズが気になると。米Stereophonic盤もMonophonic盤も同傾向。プレスの良い日本盤が一番安心して聴けるとの声も。その辺りもチェック。 録音評... 全く心配なし!左からギターとドラムス、右からフリューゲルホーンとベースと言う明確に左右分離のAtlantic Stereoです。このAtlantic の良さを引き出すならSumico Pearl。楽器の音色も何か特別に加工していないので、とても自然でいいと思います。バックで音量も弱く目立たないベースとドラムスの音もとてもリアルでしっかりしているのが好印象。ですが、かなり合っているのはGlanz MG-2Sです。各楽器の音色とこのカートリッジの性質が不思議とぴったりはまってます。 演奏は、アート・ファーマーのフリューゲルホーンとジム・ホールのギターと言う組み合わせ、かすれた感じでのんびりジャズ。 フリー・ジャズ台頭期にあって、かなり個性的なアレンジです。 #ArtFarmer (fl) #JimHall (g) #SteveSwallow (b) #WalterPerkins (ds) Engineer - #PhilIehle , #TomDowd Sleeve Notes - #GeneLees Supervised By - #NesuhiErtegun Cover - #LoringEutemey この二人の演奏は、非常に控えめながらもリラックスした好演奏。全曲スタンダード、ミディアム~スロー・テンポ、ジム・ホールなのでRCA時代のポール・デスモンドの作品とよく似た雰囲気。前述のオスカー・ピーターソン"Motions & Emotions"に続いて、上質のラウンジ・ミュージックと言った感じ。ピアノのないジャズ演奏はどうしてもスイング感には欠けますが。 ファーマーは50年代半はハードバップの中心人物としてバリバリのトランペット、しかし60年代に入るとフリューゲルホーンに持ち替えソフトな演奏が持ち味に。この路線変更は実は大正解。ジャズ界がモード、フリー、さらにフュージョンと激変する中、ファーマーはソフト・ジャズ路線でコンスタントに活躍し続けることに。本作はちょうどその転換期の作品。 もう一人の主役ジム・ホールは、ソロの鮮やかなシングルトーンとサポートに回った時の的確なバッキングはまさに名人芸。2人の名手によってスタンダードに新たな生命が吹き込まれた名演。 盤イチは、ヘンリー・マンシーニの名曲Side 1-1 "Days Of Wine And Roses"。 カヴァーの幾何学模様的デザインは、何を表現しているのでしょうか。 #jazz #fuzey #vinyl #jazzvinyl #vinylcollection #ジャズ #スイングジャーナル #レコード *作品を知るとジャズはもっと輝きます。情報くださる先輩諸氏に感謝。 <2020年12月12日投稿> https://www.instagram.com/p/CIsHkU7J_Em/?igshid=m2oe2q52x47j












