「黄金杖秘聞 / The Golden Cane Warrior」
『黄金杖秘聞』 The Golden Cane Warrior
イファ・イスファンシャ Ifa Isfansyah監督
(2014/インドネシア/カラー/110 分/日本語・英語字幕)
日時 2015年9月18日(金)開演16:00(舞台挨拶後上映開始)
会場 ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13
70年代80年代、 インドネシアで流行った格闘技漫画達を元に、再構築された 物語であるらしい。Ifa Isfansyah監督は 1979年生まれ。
その時代の漫画それを読んだ製作者達、さらには漫画を描いてた人々の記憶。これが舞台装置となり神話的軸に沿って物語は進む。
これはSWに、物語とかヴィジュアルではなく構造的に似てます。
だからこれは格闘技映画ではなく、秘聞という言葉示すように伝奇映画ですね。
棒を使ったアクションはなかなか素晴らしい、西村寿行の小説にそんなシリーズあったなーと、思い出そうとすれど思い出せず。 「垰」だっけ?
アクション主眼の映画ではない事もあるし、ありえないような超絶アクション場面はないものの基本は押さえてる。 ただクライマックスは物語的にももっと華麗な体術を見せて欲しかった気がする。 漫画的には王道な場面で、リアルに描くとあんな感じかもしれないけど、あの状況は動きが感情を伝える大事な場面なのだから。もっとケレンいやあの場面だけ幻想的であってもと思う。
幻想的といえばロケーションの美しさよ。 見慣れぬ異国だからというのもありますが、海沿いから高地、そして季節の移ろいが美しいです。 なかなか贅沢な作り。 カメラの動きに大画面慣れしてないかのようなぎこちなさ感じるけど、まあそれは些細なこと。
観る機会は少ないと思いますが、神話/民話的活劇で、キャラも立ってます。特に女悪役はお見事。 名目上の男性主人公は類型的で、正直クライマックス近く以外あまり役に立ってないが、まあそんなもんでしょう。 ヒーローではなく、ヒロインと、悪役女性ならびにそれぞれの相棒が主役。
しかし、インドネシアの人々の顔立ち見てると、いろんな民族がいるように見える。劇中の時代もそうだったのか、そう見えるだけで単一民族なのか、そこら辺はわかりませんが 。