愛ばっかりの愛おしい日(meiyo ONE-MAN LIVE「POP IDEA」@Live House Pangea 2024.12.8)
Twitterに書ききれない激重な気持ちを、いつもなぐり打ちするのがここです。
meiyo×侍文化の前に、去年のワンマンライブのときの気持ちを整理して残しておきます。
・夢じゃない、本物のmeiyoさん
いつも、眉まで隠れる重めの前髪に、丸眼鏡。大人しそうな印象を抱いていたmeiyoさんでしたが、ライブハウスの最前列で見たご本人は、爆イケおにいさんでした。
シルバーアクセサリーが似合う男の人って限られると思うんですけど、2連のネックレスと右手薬指のリングがとってもお似合い。おしゃれさんだ、、、
"街で声かけられたことない"なんてネタにしてるのが信じられないくらい、華のある、都会の人でした。
心斎橋のPangeaは、ステージと客席に親密感があって、広すぎず落ち着く良い雰囲気。その最前列ともなると、手でも伸ばせば、うっかり触れてしまいそうな距離で。
ライブが始まってからも現実味がなくて、夢を見てるかも、、、って思うほどでした。
その夢の中で印象的だったのが、meiyoさんがかけている眼鏡の、レンズの余白越しにステージの照明が光っていたこと。
そんな風にライブハウスの照明を見たのは初めてで、ああなんて贅沢なことだろう、とぼんやり思って。
でも、そのレンズが少しだけくすんでいるのが見えたとき、これは夢なんかじゃないんだと、我に返りました。
もし夢だったら、そのレンズは作り物みたいに完璧で透明なはずで、でもそうじゃないってことは、彼はそこに実在するんだ。
ってことは、ぼーっとしてる場合じゃないぞ自分!限られた時間のライブ、今を精一杯楽しむのだ!と言い聞かせたのでした。
・音楽やっててくれて良かった
ラジオでのゆるっとしたおしゃべりの印象とは裏腹に、ライブではとてもアグレッシブでかっこよかったです。
特に、曲中でだけ見せてくれる鋭い表情にたいへんドキドキしました。
普段、思慮深く優しいであろうmeiyoさんがこんな顔を見せるのは、きっとごくごく親しい人くらいなんじゃないだろうか。
他人には簡単に見せないであろう、そんな表情や感情を、楽曲の表現として選択して、私たちに見せてくれている。
誰目線だよって感じだけど、meiyoさんに音楽があって良かったし、音楽をやっていてくれて、私たちに届けてくれて、ありがとうって思いました。
meiyoさんを音楽家にしてくれた、meiyoさんに影響を与えた人たちにも感謝したいと、そんな風にも思いました。
そして、もちろん笑顔もたくさんで、meiyoさんが笑顔になるたび嬉しくて。
自分がパフォーマンスするだけでなく、お客さんと一体になって楽しむ姿が素敵で、楽しむ私たちを見てmeiyoさんがまた笑顔になって、そのたびにもっと笑ってほしいと願って。
なんて幸せな循環だろうと思って、おかげでライブの間はずっとあったかい気持ちでした。
・曲の感想その1:打ち込み→バンドのさじ加減、絶妙すぎ
meiyoさんのライブは初めてで、ライブ動画で予習はしてきたものの、自分がうまく楽しめるのか?という不安もまだあって。
でも、1曲目にピコピコサウンドの「うろちょろ」をmeiyoバンドでやってくれて、それがかっこよかったから、いける!と確信しました。
バンドのエネルギーが感じられるアレンジ。でもバンドサウンドに完全に落とし込むのではなく、同期で打ち込みの音も一部残していて、絶妙なハイブリッドサウンド。
どの音がこの曲をこの曲たらしめているのか。楽曲のキモになる部分も、バンド編成に変換することで逆に見えてくるんだなあと思ったり。
自身で作曲して、楽曲の全体を把握し、アレンジしているから、こだわりを持って再構築することもできるのでしょう。
いやあ、すごいお人ですよ、、、
・曲の感想その2:いつまであるか
楽しくて、楽曲のキメもバチバチでかっこよくて、ビートに乗って踊るようにライブに参加した私。
そんな中で、「いつまであるか」は他の曲とは違うものを感じて、身じろぎできずにじっと立ち尽くしていました。
人は本当に感動すると無表情になるとか言うけど、それに似た感じ。いや、他の曲でも感動してましたけどね。
聴き手としての役割に徹して、じっと音を浴びていたい曲。
目の前にいるこのバンドの熱にあてられていたい。憧れていたい。この曲に込められたメッセージを、精一杯受け取りたい。
とにかくその演奏がかっこよくて、この曲をライブハウスで聴く、という体験に大きな意味があったと思いました。
・曲の感想その3:そのほかいろいろ
あとがき:meiyoさんの歌と、それに寄り添うギターの伴奏がやさしくて。その丁寧な音を余すことなく感じたくて、目を閉じて聴いていました。 目の前のご本人を見ずにいるなんて、贅沢すぎる楽しみ方。バチが当たりそう。
ココロ、オドルほうで。:ライブ映えする、かなーり楽しいアゲ曲。最後のサビ前で「跳べる?跳んじゃう?」って感じの笑顔で誘ってくれて、みんなでジャンプした瞬間はたいへんハッピーで最高でした。
レインボー:良い女〜良い男〜で指さししてくれるの楽しかったですね。いつかあそこで指さされてみたい。
STICKER!!!:ピタッとピタッと、で差し出されたハイタッチを目にして、ステージと客席の垣根を越えて、神が手を差し伸べられたのかと錯覚しました。 仮にも神と一般人の手が触れたりしたら、たぶん天変地異とか起こりそうだなと心配したので、控えめにエアハイタッチしました。楽しい。
・愛とアイデア
今回の愛にあふれたアイデアの数々は、きっとわがまま言わないと実現できなかったもの。
meiyoさんが大勢の中で我を通している姿はあんまり想像できないけど、でも、音楽をやっているときはわがままでいてほしい、なんて思っています。
meiyoさんの音楽への愛。
それを実現させる、バンドやスタッフのmeiyoさんへの愛。
それを受け取った、お客さんのmeiyoさんへの愛。
愛だらけの、素敵な空間だったなあ。
定型的なライブをするより、考えることも準備も多くて大変だったはず。手間暇かけて形にしてくれた愛、しっかり受け取りました。
そして、個人的に印象的だったエピソードを。
今回、meiyoさんへのファンレターを持参したのですが、物販購入の際にスタッフのお兄さんにお預けしたところ、少しの驚きと、なんだか自分のことみたいに嬉しそうな顔で「お預かりします」って受け取ってくださって。
ビジネスじゃない、愛がこもった反応で、こちらまで嬉しい気持ちでした。
・もうひとつのKANタービレ
他のアーティストの名前を出しても良いのか少し悩みもしますが、今回のライブはこの名前抜きでは語れないですよね。
KANさんがよその星に行ってからファンになった私は、少しでもその音楽に触れたいと、11月12日、KANタービレに参加するために横浜にいました。
そのときは、KANさんの楽曲、愛した仲間、KANバンドの音に触れて、そこにいないKANさんの存在を逆説的に、切ないほどに強く感じて。
今回のmeiyoさんのライブも、KANさんの存在を強く感じるものだったけど、KANタービレで生まれた感情とはまた違う気持ちになりました。
やたらとライブの所要時間を詳しく教えてくれること。
IDEAのコーラス部分を、ウイウイウイウ~ってみんなで歌えたこと。
2分という、休憩にしてはシビアなタイムテーブルをはさんでくること。
ベースの人がツッコミ担当であること。
っすか?で、バンドメンバーがよく仕込まれた振り付けを披露してくれること。
実は期待してた、全曲つなげ。
あとがき。
開演前から終演までのいろんな演出を見ながら、ここにも、ここにもKANさんがいるって、それがうれしくて。
KANさんを感じるたびに、おんなじ"好き"をmeiyoさんと共有していることがうれしくて。
私がもしKANさんのライブに行っていたら、こんな風に楽しい気持ちになっていたんだろうな。
全曲つなげって、こんなに反射神経が鍛えられるんだな。
一度も行けなかった、DVDを何度も繰り返し見ていたKANさんのライブを、部分的に追体験したような気持ちになりました。
そしてお客さんの中にはもちろん、KANさんのファンでない人もいたわけですが、そういう人も置いてけぼりにしない、ちょうどいい愛。
meiyoさんは、つのまいささん(赤い公園)の音楽を"誰も仲間外れにしない"と表現していたけど、それと同じように"誰も仲間外れにしない"ライブだったと思います。
誰もが楽しめて、お客さんみんなが自分のためのライブだったと感じられる、まさに大衆的でポップなアイデアが詰まっていました。
オマージュ元であるKANさんもきっと、同じような考え方でライブを作っていたんじゃないかと思っています。
・音楽家
歌手とかシンガーソングライターではなく、「音楽家」という肩書きがぴったりの人だと、ライブを見て改めて思いました。
歌は音楽を表現するためのパーツのひとつであって、楽器の音や打ち込みの音と同等に、自分の歌も音楽の一部として位置付けている、という印象。
歌っているときも、広い視点で音楽をとらえている感じがします。
私はKANさんにも同じ印象を受けていて、音楽に対する姿勢が似ているのも、好きの理由のひとつかもしれないな。
ライブのセットリストには他アーティストへの提供曲のセルフカバーもあって(まぁいっか!の振り付きパフォーマンス、キュートでした!)、カメレオン的な楽曲の幅広さに驚いたり、これからどんな音楽に出会わせてくれるんだろうと楽しみになったりもしました。
・これからも
私がmeiyoさんと出会ったのは、2024年の3月。
その年の12月にはワンマンライブに行くって、私にしてはものすごいスピード感の出来事でした。
最近は、ピンときたときはできるだけ直感のままに行動することにしていて、今回も私の直感大正解。
こういう日に出会えるから、ライブハウスに行くのだ(もちろん、周りに迷惑かけないように下準備は必要ですが)。
これからもっとすごい音楽家になって、もうこんなに近くでは見られなくなっていくんだろうな。
これからも追い続けたいと思った、そんな日だったのでした。












