A Natural History of Color: The Science Behind What We See and How We See it
By Rob DeSalle.
Design by Lindy Martin.
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A Natural History of Color: The Science Behind What We See and How We See it
By Rob DeSalle.
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「マイクロバイオームの世界」読了
ロブ・デサール&スーザン・L.パーキンズ「マイクロバイオームの世界 あなたの中と表面と周りにいる何兆もの微生物たち」紀伊國屋書店
なかなか、面白かった。
ただし、最初の100ページは難しすぎて素人のぼくにはちんぷんかんぷん。ゲノムとかRNAとかDNAとか、配列だとか化学式とか分子とか、お好きな方はどうぞと言う感じ。ここをなんとか頑張って読んで(たとえ理解できなくとも)100ページすぎたら面白い話が出てくる。
ぼくはこういう難しい本を読むときは最初わからないなりになんとか読み進んでいくと、ある時ふと内容が分かるときがある。分かる、というか、興味深いと感じる瞬間があって、そうやって、自分の内面が「面白い」と感じたら、その感じを逃さないようにして、1ページに戻って「最初難しくてよくわからなかった部分を最初からもう一度読み始める」ということをしている。すると、難しくて若干スルーしながら無理に読み進めていた部分がちょこっと分かるようになる。そうするとしめたもので。まぁ、わからん部分は無理に分かろうとはしない。と言って、どこでわからなくなるかというとアレこの用語初見だっけ、最初に出てきたときは説明があったけど、無意識にスルーしていたなとすると、だんだん用語から分からなくなるので、初見の用語、またはその説明文があったらマークしておく。そうやって読み進めていく。
さて、あなたの体のうちにも外にも周りにもいる微生物と聞いて、ぼくが最初に思ったのはヤクルトの腸まで届く乳酸菌というイメージだったので、そういうヤクルト的な楽しいわかりやすい本かと思ったんだけど、だいぶん違った。
体の表面に付く微生物は一定の種類が一定の割合で住んでいると思いきや、性別によっても違うし、年齢によっても違うし、土地柄によっても違う。同じ体の表面でも、脂っぽいところと乾燥気味のところと、脇の下とか湿気気味のところでは違う。股間の微生物は男女で違う。
ところが、Aという人とBという人の汗や唾液の接触によって微生物群が似通ってくる。つまり、体表面の微生物は汗や唾液によって移動する。だから、「不倫してもディープキスはやめておけ、調べたら一発で分かる」とか書いてある(笑)。
これは例に出ていないが、たとえば、柔道家の試合前と試合後で皮膚についている微生物の割合の分布図を作成すると、試合前にはAさんとBさんの分布は離れていたのに、試合後は微妙に混ざり合っているということが予測できる。飛び散る汗、口から吐く息、そして柔道衣が擦れて飛び散る皮膚片がお互いに混ざり合ってしまうからだ。よくよく考えると、きもい。ぼくも高校3年間、柔道してきたけど組み手は嫌だった。相手が近すぎて。
一つぼくの誤解がただされたのは、大腸菌も腸内細菌のメンバーの一つであって、消化を助けているという記述だった。便座についた大腸菌が口から入ったら悪さするのであって、腸の中で働いている分には決して悪者ではない、ってことかな。
あとなるほどな、と思ったのは、地球の生命がどこから来たのか、どうやって生じたのか、というところで、彗星や隕石と共に地球に落ちてきてそこから生命が始まったという説があるんだけど(ロマンはあるけど)、もしそれが正しいなら、彗星や隕石に生命の素がくっついていたとしてもそれが地球に落ちて地球の環境で爆発的に生命に進化したとするならば、それ以前、彗星や隕石の表面についている時点で将来惑星に落ちた後に変異するためのエネルギーを予め蓄えていなくてはならないし、それら地球上とは全く異なる環境で、将来落ちるかもしれない惑星の環境に合わせて、進化してこなければならないということを考えると、それは合理的じゃないし矛盾しているし、無理だろうという説明。なるほど。ロマンはロマンとして、合理的に考えたら生命の素になる何かが予想にもつかないまだ来ない未来に到達できるかできないかどこにいくか行かないかわからない時点で行先の環境に合わせて何万年も準備するわけがない。人間でさえ、明日のことすらわからんのに。人間の頭で、現在から逆算して過去を振り返るから、そういう矛盾をロマンとして勘違いすることも「可能だ」ってだけ。
あと面白い話としては、便器についている微生物群と枕カバーについている微生物群は似通っている、なぜなら体の表面が長時間密着しているから、とか。
どんなに毎日丁寧に歯磨きしても、歯ブラシを抜いた直後から微生物は口の中にコロニーを作り始める、とか。
魅力的なおへそはでべそではなく、引っ込みすぎてもダメで適度に引っ込んだへそだとか。
最初のゲノムとか難しい話は必要だったのか?と思えるほど面白い例がわんさか書いてあった。
You’re more microbe than human.
Bacteria. Viruses. Fungi. They’re in your body, more of them than there are stars in the Milky Way. In fact, your body contains more microbes-- organisms too small to be seen with the naked eye-- than it does human cells.
But rather than being the dangerous agents of disease that many think, most microbes keep your body working properly, from your digestive system to your mental health.
Listen to Krys' chat with Rob DeSalle, author of “Welcome to the Microbiome” and co-curator of the American Museum of Natural History’s exhibit The Secret World Inside You.
(Image via TED-Ed)