✿ ロマネ・コンティ | Romanée-conti ・フランス・ブルゴーニュ地方には、最高級のワインを生み出す「コート・ドール」という地域があります。フランス語で「黄金の丘」という意味を持つコート・ドールは、まさに丘一面に広がるぶどう畑によって黄金色に埋め尽くされていることから命名された地名です。 ・このコート・ドールにあるヴォーヌ・ロマネ村にて、ワインの帝王とも呼ばれるロマネコンティは生み出されています。ヴォーヌ・ロマネ村は「神に愛された村」という異名を持つほど、ワイン生産に恵まれた土地です。ロマネ・コンティをはじめ、ラ・ターシュ、リシュブールなどの特級畑がいくつも存在し、多数の高級ワインがこの小さな村から生まれているのです。 ・特にロマネコンティの畑は、他の特級畑に比べて地層の栄養分に恵まれています。しかも、その大きさはわずか1.8ヘクタール。さらに、その中でも十分な養分を吸い取ったぶどうだけが残され、そうでないぶどうは無情にも切り落とされてしまいます。過酷な競争を勝ち残ったものだけが「ロマネコンティのぶどう」として生き残ることができるのです。 ・こうして生命力が強くエキスたっぷりのぶどうだけを残すため、ロマネコンティは年間わずか5000〜6000本しか生産されません。その質の高さと希少性が、ロマネコンティの価格を上げている一つの要因でもあるのです。 ・そして、その「歴史」もロマネコンティの価格を押し上げる大きな要因でしょう。ロマネコンティの畑では、およそ2000年も前のローマ時代からぶどうの栽培、ワイン造りが行われてきました。さらに10世紀以降は、サンヴィヴァン修道院によって管理され、修道士たちの手によって丁寧に耕され、そこから生まれたワインは神に捧げられてきたという歴史もあります。 ・畑の近くには、以前ワインをつくっていた教会が今もそのままの姿で残されていますし、高台から畑を見下ろすと、まるで何百年も前にタイムスリップしたような気分になり、修道士が畑を耕す光景が目に浮かんでくるようです。ロマネ・コンティの畑には、神から与えられた証として十字架が立てられ、畑の守り神として讃えられています。














