Earl Hines Orchestra '45~'46 3枚目のノスタルジックは、前出の10年後、'40年代のアール・ハインズ、大変貴重なVogue盤(MONO / YX-7002)です。センター・ラベルがとても可愛らしいです。 本盤はTOHO RECORDSからの日本盤、岩浪洋三氏の詳細ライナーによると... コレクターズ・アイテムでありながら今日まで日本で陽の目を見なかったのが、'40年代の初めから中頃、ビ・バップ時代のハインズ・ビッグ・バンドの演奏。その一部しかレコードとして残っていないが、ビリー・エクスタイン・オーケストラと共にビ・バップ誕生期に果たした役割の大きさを認識させてくれると。 さて、音質に関しては残念ながら前出のVictor Vintage Seriesのようにはいきません。ステレオ・カートリッジだと当時そのままの狭いラジオ・レンジが若干喧しく感じてしまいますが、Grado MC+ MONO ならさほど気にならずにタイムスリップできると思います。ホーンの音なんかは、懐かしさ満点ですよ。 演奏は、前出の'30年代のスイング時代と比較してみると大変興味深いと思います。スイング期のムードはそこはかと残しつつ、そこから進化した当時はかなり最先端のバップ・ジャズの始まりが聴けると思います。 ちなみに本作の少し前、'43年頃のハインズ楽団には、ディジー・ガレスピー、チャーリー・パーカー、ベニー・ハリス、ベニー・グリーン、ウォーデル・グレイらが在籍、ビリー・エクスタイン、サラ・ヴォーンもこの楽団出身ですが、ハインズは'42年5月から'44年1月まで全くレコーディングをしていません。今日、パーカーやガレスピーが加わったハインズ楽団の演奏は正式レコーディングで聴くことは出来ないと。 大変残念なことですが、バップ期のハインズ楽団による演奏としては、このVogue盤が最も貴重らしいです。音源は、ARA、スターリング、ジャズ・セレクションといったマイナー・レーベルを原盤とする吹き込みで、この時期はハインズ楽団がバップの香りを持っていて、ウイリー・クックやベニー・グリーン、ウォーデル・グレイらの名手が加わっており、演奏もモダンで傑出したもの、発売が待望されていたらしいですね。 #FatsPalmer (tp) #WillieCook (tp) Arther Walker (tp) #BillyDouglas (tp) #BennyGreen (tb) Dickie Harris (tb) CliftonSmall (tb) Pappy Smith (tb) Scoops Carey (cl, as) Lloyd Smith (as) #WardellGray (ts) #KermitScott (ts) John Williams (bs) #EarlHines (p) Rene Hall (g) Gene Thomas (b) Chick Booth (ds) Bill Thompson (vib) #EssexScott (vo) Arthur Walker (vo) Dolores Parker (vo) A-1 "Let's Get Started" A-2 "Blue Keys" A-3 "Spooks Ball" A-4 "Straight Life" A-5 "Ain't gonna give, Nobody None Of My Jelly Roll" A-6 "Now That You're Mine" A-7 "Margie" B-1 "Trick A Track" B-2 "Throwing The Switch" B-3 "Bamby" B-4 "Oh My Aching Back" B-5 "Rosetta" B-6 "At El Grotto" B-7 "Nonchalant Man" 1945年9月LA録音 Side A-3, B-6, 7 1946年4月LA録音 Side A-4, 6, 7, B-5 1946年6月LA録音 Side A-1, 2, 5, B-1, 2, 3, 4 ORIGINAL REC. BY: VOGUE PIP/FRANCE #jazz #fuzey #vinyl #jazzvinyl #vinylcollection #ジャズ #スイングジャーナル #レコード #ビニールレコード *作品を知るとジャズはもっと輝きます。情報くださる先輩諸氏に感謝。 https://www.instagram.com/p/ChJEjZxvIAI/?igshid=NGJjMDIxMWI=













