前作「as you are」の発売日が2015年12月9日。あれから2年後の同日、北の聖地から届けられたあらたなYSSのはじまりを鳴らす「よろこびのうた」苫小牧のローカルインディシーンに思いを馳せてサワヤーンにLINEで9つの質問をぶつけました。今年こそ四国ツアーを実現させたい!
by okaken
①すいません、改めて高知の読者に向けてバンドの簡単な紹介をお願いします。
サワヤ「北海道苫小牧市という、海と山に挟まれ、細長い形をした田舎町出身の3ピースバンド YOU SAID SOMETHINGです!2018年で結成して7年目になります。よろしくお願いします!」
②pavementやLos Campesinos!、Vampire Weekendを彷彿とさせるローファイインディサウンドに男女ツインボーカルが特徴だと思いますが、このスタイルになったきっかけってありますか?
サワヤ「ユーセッド結成当初がまさにそういったバンドに没頭していて、90年代のオルタナバンドや、USインディに影響を受けた2000年代のUKバンドなどをよく聴いてました。初代ギターのさくらい君と音楽の趣味が近かったので、こういう音楽やろう!みたいな流れで結成したのがきっかけです。初期のロスキャン!のような混声で全員で歌うバンドをやりたくてメンバー募集をかけたのですが、バイオリンもキーボードもグロッケン見つからず笑、ベースだけ見つかったのでひとまず3人でバンドをスタートしました。そこからメンバーが入れ替わって今の編成に落ちつきました」
③「A CAT LIKE VELVET〜ベルベットみたいなネコ」や「zombie」をはじめ、歌詞の可愛いらしい視点の中に忍ばすパンクな感じがとても好きです。歌詞はどんなものに影響受けてますか?
サワヤ「ありがとうございます。自分では歌詞の影響はあまり受けていないつもりなのですが、できるだけシンプルな言葉や言い回しを考えて書いてますね。一昔前のみんなのうたや、ビートルズの詞をぼんやりイメージすることが多いかもしれません。
昔はメッセージ100%!みたいな歌詞ばかり書いていたのですが、それだと客観的に聴いててしんどいなーという事に歳をとってやっと気付けて笑。自分の言いたい事をワンフレーズだけ忍ばせる、みたいな事はちょっと意識してます」
④今回、久しぶりの新譜リリースになりますがその経緯を教えてください。
サワヤ「2016年(一昨年)12月にシンセボーカルが抜けて、2017年(去年)の1月に今の編成になったのですが、自分たちの中で良い意味での変化があって。音数が減って最小限の編成になり、やっとロックに目覚めたというか笑。スタジオでもギターのアンプのボリュームつまみが、今までの倍くらいに音量が大きくなったり、ドラムの音量も伴ってデカくなって「なんか良い感じだね!」って。初期の曲も何曲かアレンジをやり直したのですが、4人だと出来なかった『よろこびのうた』が3人で演ってすごくしっくり来たので、まずこれを録ろう!という事になりました」
⑤1曲だけのリリースにした、理由ってありますか?ジャケットデザインやタイトル、祝祭感溢れる楽曲から特別な曲だと感じます。また、サワヤさん的聴きどころも教えてください。
サワヤ「本当は3曲入りくらいにしたかったんですが、間に合わず笑。録音は進めているので2018年はまた何かしらリリースしたいと考えてます。この曲、実は2011年の3月11日にデモを作っていたんですよね。ちょうど自分の部屋の椅子に座って1人でギターを録っていた時に、ものすごい地震が起きて。それが東日本大震災だったんですよね。その時は北海道で大地震が起きた、と思ったのですが、東北では想像をはるかに超える被害が起きていて。1時間おきにTVやラジオで報道される被害の大きさが拡大していって。人生で初めて自然災害の怖さを体感しました。同時に、音楽をこうして出来ている事がすごく尊い事だと感じたんです。その時の感情から出てきた言葉で歌詞を書きました。でも、具体的に何かについて歌っているわけではないので、それぞれの捉え方で聴いてもらえたらと思います。色々話してしまった後ですが笑」
⑥新曲は同郷のバンド、NOT WONKの新曲「Of Reality」の隣に置くとピッタリな印象を個人的に受けました。苫小牧のシーンとしてシェアする部分はありますか?
サワヤ「NOT WONKのかとうくんとはちょいちょい音楽の話をしますね。最近聴いてるものとか、教わる事が圧倒的に多いですが笑。好きなバンドや音楽が近い部分はあります。あとはware uというバンドを組んでいるので、共有してる時間は多いと思いますね」
⑦苫小牧のライブハウスでブッキングマネージャーもされてるとのことですが、苫小牧のシーンは今、どんな感じですか?洋楽志向のインディが盛り上がってたりしますか?
サワヤ「苫小牧はとてもローカルな街で、シーンと呼べるものは無いに等しいのですが、地元には社会人バンドや高校生バンドをはじめ、NOT WONKのように全国リリースしているバンドもいくつかいますよ。駅前で「活性の火」という1万人規模の無料野外フェスがあったり、自分の働いているELLCUBEには国内外からアーティストが来てくれています。10-FEET、WANIMA、マイヘア、などのメジャーバンドからHomecomings、DYGL、STRFKRなどのバンドも苫小牧に来ていますね」
⑧以前、STORMや矢野絢子など高知のミュージシャンが好きって言ってましたけど、どういった経緯で知りましたか?また、高知の印象も聞きたいです。
サワヤ「90年代後半から00年代初頭まで自分はパンクキッズで笑、POTSHOTが好きでTV FREAK RECORDSのバンドを学生時代聴き漁っていたんですよね。で色々聴き漁っている中でグッときたのがSTORMです。矢野殉子さんは自分が大学の頃タワーレコードの視聴機で知ってCDを買ってファンになったんですけど、自分の中ではどちらのアーティストにも共通しているのが、メロディーの力強さや芯の太さ、みたいなものを強く感じてます。音楽性は違いますが、口ずさみたくなる曲というか。この歌詞にはこのメロディーしかありえない、みたいな、メロディーに説得力があるのが高知の音楽なのかな、という印象があります」
⑨来年の活動予定を教えてください。アルバムも聴きたいし、是非、高知にライブ来てほしいです。
サワヤ「2018年はまた音源を何かしらの形でリリースしたいと考えてます。録音は進めているので、作品は出したいですね。北海道以外の街にもライブをしに行きたいです。お誘いもどんどん頂きたいですね!仕事の予定さえ合えば、ライブのお誘いは受けたいので。高知も是非行ってみたいです!高知のシーンにもとても興味があります。高知の音楽好きの人が遊ぶ場所にも行ってみたい!オカケンさんと知り合ってから何年か経ちますがまだお会い出来ていないので、今年こそは…笑!」
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