時間
2014年にクライミングを始めて、怪我や出張で少し離れることがあったものの、2023年の今まで続いている。
その頃知り合った友人らとも長く続いていて、ジムで登ったり、外の岩に登りに行ったり、仲良くさせてもらっている。
その友人らと、外岩に行き始めたころ。
こんなライン、いつか登れるんだろうか…と感じていた岩。この2月に友人が完登した。
これまでに何度かきてはトライし、敗退していたライン。当初はスタートすらできなかった。触ってみようか、と始めたところ、思った以上に進む。
友人は、俺これできるわ、今季で登る、とぽつり。今季2日であっさりと登ってしまった。自分はというと、あと2手くらいまで進んだ。敗退したが、自分としてはこれでも驚きの結果だったわけだけど。
友人が登り切った時、こう、胸とか心の奥がぐつっと煮立って震えるのを感じた。ああ、あの時全く想像すらできなかったラインを、いつのまにか登れるようになったんだな、細々と続けているとこうやって届くんだな。想像できなかったところも地続きで繋がっているんだなと、9年分の時間を実感しながら感動した。
友人はほらいけたわ〜はははなんてあっけらかんとしていたけれど、外に行き始めたころに憧れを抱いた1つであるそのラインを、そろそろ登れるところまで来た、登った友人がいる、そういった事実に震えていた。
とても難しいグレードというわけでもないけれど、まだまだぺーぺーだった頃の自分に言ってやりたい。お前もいつか届く道の上にいるぞ、そしてきっと道は途切れずどこかにと続いているぞ、と。
この冬に登りたいと思っている。がんがん登って鍛えている。積み重ねた時間を信じている。すごくポジティブな心になれた、2月からずっと世界が明るい。










