適正露出
波打ち際を眺めつつ 露出値を考える
あんまり貝殻ないね
ファインダーに映るのは ひと頃より無邪気な会話が 少なくなった後ろ姿
そうだね、なんでだろ
会話に露出計があったなら 便利かもしれない
シャッターを切り フィルムを巻き上げる
でも やっぱりいらないかな 思い悩むのも要素のひとつ

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@yukisora2016
適正露出
波打ち際を眺めつつ 露出値を考える
あんまり貝殻ないね
ファインダーに映るのは ひと頃より無邪気な会話が 少なくなった後ろ姿
そうだね、なんでだろ
会話に露出計があったなら 便利かもしれない
シャッターを切り フィルムを巻き上げる
でも やっぱりいらないかな 思い悩むのも要素のひとつ
道
これから歩む道 それとも これまで歩んできた道 今に佇み たまに振り返る そしてまた前を向き 歩きはじめる これまで歩んできた道 そして これから歩む道
逆光
たくさん遊んで 気づいたらもうすぐ夕焼け
また来ようね
低くなった陽光といっしょに その言葉を閉じ込める
そうだね また来よう
これからも
カメラを片手に過ごした時間 そこで見つけた たくさんのあたたかい時間
みんなみんなありがとう
刻々と過ぎ去る一瞬一瞬を これからも 切り撮っていこうと思う
写真てやっぱり素敵だ
ボール
ボールに空気を入れた
弾力を取り戻したボールは 思った以上に元気に跳ねる
さて 自分もそろそろ空気を入れないと
広い世界
公園に敷き詰められた枯葉で 被写界深度の変化を楽しむ
飛び去る鳥を追うように見上げると 葉の落ちた雑木の先に青い空
どの季節より色彩に乏しいけれど どの季節より広い世界
駆け足で
高い空を眺めながら 秋を探し回っているうちに 季節が移り変わった
秋が駆け足で去っていく
行方
確かにそれは 目に流れ込んできているけれど 記憶に刻まれないものが ほとんどで
青空を切り取る屋根のライン 噴水の放物線が隠す水鳥 影の中に幾何学模様の照り返し 草むらをのっそり動くカマキリ
目で見たものの行方
公園のかたすみで そんなことに思いを巡らせながら シャッターも切らずに佇む
そんな時間もなんだか贅沢
糸口
記憶にディテールは 必須ではない 温かさを忘れなければ
写し残すことは 忘れかけそうなその温かさを 取り戻す糸口になること
だから大丈夫
雨上がり
雨上がり
いつものように公園散歩
涼しい風がやんわりと吹き過ぎて
路に我がもの顔で広がる水たまりには
"秋"が映っていました
夏のBGM
暑さもいくぶん和らぐ頃あい 林間を賑わす主役が アブラゼミからヒグラシへ いつもの小路をのんびり散歩 ブランコの軋る音と相まって ノンビリとしたひととき
夏が来る
家の中にいても 外で遊んでいても 暑い夏はやってくる どうせなら外で遊ぼう 汗をいっぱいかきながら あついぞー!と叫びながら 今年もまた 夏が来る
焼きつくのは
おしゃべりをしながら ファインダーを覗く
シャッターを切りながら おしゃべりをする
会話の中にシャッター音が重なり
何事もなかったように おしゃべりは続く
フィルムに焼きつくのは おしゃべりをしたひととき
公園スナップ
散歩の犬は行き交う人を仰ぎ見て 小路にたゆたうは木漏れ日
シンメトリーなブランコが揺れ 砂場の赤いスコップは忘れもの
日差しの中の噴水は淡い虹を写し 木陰の電灯は寡黙に灯ったまま
朝方の雨に濡れた紫陽花 見上げれば薄青の中に白い雲
被写体
構図とか 露出とか レンズとか
読み物を漁ったり 実践で悩んだり喜んだり とても楽しい時間だけど
好きな被写体を撮っている時
それがなにより 嬉しいんだろうな
数分の1秒
記憶の中の色は曖昧で 思い出すのも難しかったりする 色、光と影 そんなあいまいな でも身近に溢れているものを 切りとっているのかな 流れ続ける時間の中にある 数分の1秒の色の記憶