みんなバーに帰る(パトリック・デウィット/東京創元社)
献本でいただいた1冊となります。 いわゆる“泥酔文学”に分類されるとか。
“泥酔”というフレーズが示すとおり、 ひたすらに“ダメ人間”の集い、といった風です。
といっても、教訓臭いわけでもなく、 ある意味突き放した視点で描かれているのかな、と。
主人公はとあるバーのバーテンダー。
彼自身がイロイロとダメめ要素を持ってはいるのですが、 物語の冒頭はあくまで“観察者”としての立ち位置です。
彼の働くバーに来る客たちの“ダメ”ぷりといったら、、 微笑ましくもあり、あきれ果てるのもあり、様々です。
日々、困らせるようなことばかりですが、 どこか憎めない客ばかり、だからこそ“帰る”のでしょうか。
中盤以降、主人公のバーテンダーもまた、 “呑みこまれて”いってしまうのですが、、うーん。
端から見ると転落していくのでしょうが、 本人にとってはどうなのでしょう、、これもまた一つの形、なのかも。
なんて愚にもつかない事を考えながら、つらつらと。
素面で読むよりは、バーボン片手に酩酊しながら、、 アテの一つとして楽しむ、それもまた“アリ”かもしれません。









