“親から言われると反発したくなるのに、たまにしか会わない親戚に言われると、なぜかすんなり受け入れてしまうことがある。そんな経験は、ないだろうか? 私はそうだった。当時付き合っていた彼女(現在の奥さん)にプロポーズする際、母から何度も「結婚しなさい」「そろそろ孫の顔が見たい」と言われていたが聞かなかった。父が病気になり、手術が決まったあと「お父さんを安心させて」と言われたときでさえ、首を縦に振らなかった。 しかし、10年ぶりぐらいに顔を合わせた伯父から、「30歳も過ぎたんだから結婚すればいい。彼女もその気なんだろ? 何を迷ってるんだ」と言われると、不思議なくらいあっさり従ってしまった。思い返すと、母の言葉には「期待」や「干渉」といった母の主観的な視点が混ざっていた。言われるたびに自分の自由を奪われるような気がしていた。 でも伯父は、日ごろまるで接点がない。だから、伯父の言葉が「客観的な意見」として響いたのかもしれない。つまり、「関係性の近さ」は時に「客観性」を奪ってしまうのだ。 だからこそ、少し距離のある人の言葉には、自分を見つめ直す力があるのだと思う。”
— 「正論だとわかっているのに、なぜか反発してしまう」身近な人の言葉ほど届かない訳 | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン














