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2024年6月7日
長い風邪の間に、仕事の仕組みのこまごまとした部分が変わった。体調が悪かったのであまりふかく考えていられないことも多かったが、1週間を終えた今日改めて現在の業種について思い馳せていた。私は決して今の業種、今の仕事内容自体が嫌いなわけではないのだと思う。仕事においては、この「嫌いではない」というのはおそらく重要である。好きなことを仕事にすることが少なくとも私の見ている世界においてはもてはやされ推奨され教育されてきていて、それは素晴らしき概念であるが、そうはいっても仕事のすべてがきらきらと輝く好きなことで覆い尽くされているとも限らない。仕事話と苦労話はたいていセットで、おそらく大半の一般市民にとって仕事・賃労働はたいてい何かしらの辛さや苦しみつまりはストレスと共にあるだろう。好きと嫌いはグラデーションで、その比重によって耐えられるストレスか否かはジャッジされていくだろうけれども、その点において自分の「嫌いではない」というのは、その部分だけを見れば、続けていける大きな要因になれると思う。
けれども、けれども。長くもやもやと、言語化されずにくすぶっていた違和感の正体を、暇な時間も多い風邪の間に見えてきた。これは個人の問題でなく、会社の問題とも限らず、国・政治にまで至ると気付いて、そこから線をつないでいくように、あるいは薄皮を剥いでいくように、違和感の理解を進めていくと、かなりはっきりとした答えに行き着いた。権力者の目指そうとする方向性に、私はもう、ついていけない。しかしついていかなければ続けていけない(≒利益が出ない)そういった構造になっている。
ごまかしてついていくこともできるだろう。この違和感がそのうち日常に溶けて、見失われていくのを待つのが可能ならば、人によってはそれもいいかもしれない。
あえて幸いにしてというべきか、私は巨大な会社の母体でもなんでもなく、ただの弱い個人だ。どの道を歩んだところで何かしらの苦しみはつきまとうものだが、静かにこの道をそれていく行動を、本当にしていかなくちゃならない、と思う。
2024/04/27 土
連休に入ると気が幾分か楽になった。軽く掃除をして部屋の動線が復帰した。足の踏み場がないとまではいかないものの、些細に足をまたぐものが床に散らばっていた。ベッドの足元のほうからずれおちそうになっていた毛布もたたんだ。きっともう必要ない。ほかに、毎日のように来ていたメールマガジンのいくつかを配信停止した。開くこともなく放置するばかりだったが、通知が地味に気になっていた。歯医者を初回予約するのに利用したサイトのメールマガジン、転職しようと決意していくつか登録したエージェントのメールマガジン、いつ利用したかも覚えていないファッション系通販サイトのメールマガジン。かたっぱしから配信停止や退会を選択していく。これも私にとっては一種の呪いだった。整地をしていくようにまったいらなところで寝転がれば空はすでに初夏の気配だ。4月もいつのまにか終わろうとしている。4月は追われたり立ち止まったり全体的にせわしなくあわただしくしていた。月末に連休があるのはありがたい。練習はそこそこ保たれていたけれども、制作の進捗はすこぶる悪い。 現代詩手帖の5月号がパレスチナの特集だそうで、出かける予定を作っていたのでそのついでに本屋に寄ったが、置いていなかった。honto withで丸善の在庫を確認するとわずかとのこと、念の為取り置きをお願いする。電話の手間なくアプリ経由で取り置きできるのは精神的にとても楽でありがたい。なにかとお世話になったhonto withは、しかし、サービス終了して、今後はアプリではなくWebブラウザ上での似たようなサービスになるらしい。特段不満をもったこともなかったが、経済的な事情だろうか。 右手の親指に3枚も絆創膏を巻いている。無意識に剥いでしまう癖は何年も続いていていつまでも指はまっさらにならない。絆創膏を厳重にほどこしているとタイピングがすこしやりにくい。けれどもこの絆創膏がないと、隣で繋がる人差し指や、もう片方の手が、ささくれをいじってしまう。そのときするどい痛みで硬直するけれども、その刹那の痛みにも慣れてしまって、剥いだ後に膨れ上がって流れる血を見るたびに後悔するのだった。後悔しても、もうやめようと思っても、また指をのばす。指にのびる、指が。いつだったかこれは強迫症の一種だとネットで目にして、もっと酷い症状の画像を見かけた。なるほど強迫症かあ、と当時は納得する部分もあったが、いまだに少々ぴんとこない感覚もあって、依存の一種だと思うとしっくりくる。手に何か握っていると子供のように折ってたたんで手遊びをするのと同一の線上で、皮を剥ぐ。分離してちぢれた皮膚を、実をいうと、よく食べる。別段味はなく、そのまま唾にのせて飲み込む。不衛生とは理解している、職業柄、絶対にしないほうがいいとも理解している。けれどやめられない。そんな人は案外この世にはいる。 依存は、生活とすでに溶け合っている状態だ。脳に、指先まで深く浸透している。だから当人の意思だけで断つのは困難で、私は私の指を信頼できない。根強い呪いを、半ば諦めてもいるが、厳重な絆創膏は、それでも決別できたならば、という抵抗のあらわれなのだった。
2024/04/26 金
以前は、西暦から日付を書き始めるとやぼったいように感じて避けていた。長い目で考えればいつの4月26日なのかを簡単に判断できた方が楽なんだろう。
最近は朝は絵の練習をしていた。簡単な人間のかたちを描き続けていた。1分、2分、長くて5分。体の流線をとらえるので精一杯というのもあるけれど、そのほとんどに顔がない。方向を定めるための補助線が、目のあたりを横断するように一本引かれているくらいだったり、なにもかかれずのっぺらぼうだったりする。全身を描く練習をするようになってから、かつて固執していた顔に執着が更地のようになくなった。今となっては、実は顔にさほど興味がなかったのではないかとすら思う。顔というか、人間というか。ふだんの会話でも、人の顔を見ていないことが多い。コミュニケーションの上ではあまり良くない癖だと理解しているので、意識的に顔を上げる。そうして話している相手もこちらを見ていないと気づくとうっすら傷ついたりする。だから相手の顔を見た方がいいのか、と今更のことを思う。でもつい、忘れる。
生活が乱れている。朝ごはんのバナナを布団の上で食べて、何の気なしにシーツのうえに皮を置いた。こんなところに置いたままにしてはいけないとしばし見つめて、ゴミ箱に捨てた。仕事に行きたくないな、と考えている。昨日、野球を観にいったときは、またこの場所に来れるように稼ごうと思ったのに。iPhoneSEのカメラは画質荒く、カメラが2つ、3つとついた新しい機種をいずれ買うためにも稼ごうと思って、も、なお、仕事に対して憂鬱の期間だ。円安は止まらず、迷っている間にiPhoneもまだ高騰するんだろうか。
去年、野球のシーズン、つまり3月末から10月あたりまで、ほとんどの期間、体調不良で仕事以外の外出ができなかった。ゴミが部屋にどんどんたまり、畑に行けず、人混みが苦痛でしかたがなかった。だから野球観戦なんてもってのほかで、去年は声出し応援も再開された年だったから、ファンの大声援に身体がもちこたえられるとはとうてい考えられなかった。それがずっと呪いのようになっていたから、昨日久しぶりに現地のドームに着いたとき、確かに枷が落ちる気配があった。もうその枷はとっくに錠がはずれていつでも自由に歩いてゆける状態になっていたはずで、錆びついてぼろぼろになっていたのだけれども、ずっと重く足にまとわりついているように感じていた。心がグレーでなにもかも手につかない虚無を過ごしつつあったので、ひとつずつ、こういった呪いだとか縛りだとかに、丁寧に別れを告げていこうと思って、昨日はドームへ行ったのだった。
やわらかい糸
静かな底
はなびらの落ちる音
2024-1-5 0:25
年が明けたことを祝うのに引っかかって去年の出来事を忘れるつもりも到底ないけど、直接会う人やLINEなどでの友人への挨拶では明けましておめでとうを選ぶ弱さ。
社会人一年目の冬に買った万年筆を失くしてしまい、強いショックを受けている。
2023-12-17 0:18
いましがた、欲求に抗えず、刻み海苔をたっぷりと乗せた和風照り焼きチキンを作って一枚まるまる食べたことを告白します。
2023-12-13 0:17
国の衰退と増税はいつでもセットと歴史が語っている、と、今年の漢字を見て思い出す。
2023-12-10 16:58
今週は友人とよく会って師走そのものだった。そのぶん疲弊して、今日は予定をキャンセルした心身はままならず揺れ動く。昼寝をしているうちに外が暗い。安心が欲しい。
2023-12-04 22:40
なんだか妙に疲れていて無気力な理由をぼんやり考えていた。やや睡眠不足であることと、仕事以外で人といる時間がいつもより多いからではないか。
2023-12-03 22:46
一般的な話題だと返答にあまり考える必要がない、会話に滞りが生まれにくい、ゆえに一般的な話題を出しがちである自分に気づいた。
2023-12-01 0:06
自分も同じ穴の狢だったと反省。
2023-11-22 21:23
熊野古道再訪に向けたリングフィットアドベンチャーの成果報告です。
2023-11-21 0:16
熊野古道の再訪、かなり不安が大きい。
2023-11-19 23:52
先週『ガザ 素顔の日常』を観て以来、地中海に泳ぐ子供を描かなければとずっと思っている。ガザ地区についてはちょっとだけ知識をかじっていたつもりだったが、地中海に面していることをまったく意識したことがなかった。無知とつきつけられて、本のほかに手に取ろうとしているのが絵筆なのは、呑気といわれれば否定もできない。今日の外出先では、デモが行われていた。
ユダヤ人で、ホロコーストを経験し、その後フランスで中絶法成立に大きく貢献した政治家シモーヌ・ヴェイユを題材とした映画で、WW2後、(私の認識と記憶が間違っていなければ)イスラエルで食事を囲んでいるシーンがある。フランスで奮闘するシモーヌに、ある女性が「ここは楽園だ」という旨を発言した。「あなたもきたらいいのに」というような。今となっては、その「楽園」が苦く思い出される。
『イスラエル 人類史上最もやっかいな問題』は読み出してから2週間ほど経つがまだ終えていない。この地域をどうにか和平に軌道を乗せられないかと試みた瞬間は節々にあったと知った。しかしうまくいかなかったのは現状が苦しいほどに語る。パレスチナ人がイスラエル人を憎む心情は理解できる。イスラエル人が、ガザ地区の人間もイスラエル人の人質もふくめ人間を盾として利用しつづけるハマスを嫌悪するのも理解できるし、私もその点のみにおいては同意するのだが、なぜイスラエル人(もちろん、全員ではないにしろ)がこれほどまでにパレスチナ人を徹底的に排除してもいいと捉えているのかがわからない。
この土地は本来誰のものでもないと思いながら、そう言い切るには、土地を失って凄惨な状態に追いやられている人間の数があまりにも多すぎる。遥かな未来、あるいは人間が存在するよりさらに以前の過去からすれば、とある社会性生物が独自に引いた境界線は、どう見えるだろう。
土地についてぼんやりと考えている。地球規模をさらに超えて、月の土地まで売買されている時代。なにも宇宙、それから世界中まで視界を拡大せずとも、ほんのすぐそばの家が次々に取り壊されて更地が売られているのを見ていると、身勝手のようにも感じる。まだ自分の中で、あるいは外で、かたちにならない、兆しは育つだろうか。
あの映画で撮影された人たち、子供も大人も、今も生きていることを、切に願っている。
2023-11-6 23:01
労働時間を減らす交渉をした。思っていたより前向きに考える姿勢をみせてくれた。辞めるよりはマシだと思われた気がする。
もしこれが通ったら収入は減るけれども、それでも心の方を大事にしたい。(でもどうしようかな、お金)
2023-11-05 23:46
今週はずっと体調が変だった。月曜は頭痛のあまり仕事を早退し、火曜はショッキングな出来事があって疲弊し、生理期間でもないのに毎日のように鎮痛薬を飲んだし、そのうえ日本シリーズで緊張が続いて、心も体も掻き混ぜられているようだった。今日の試合はどういう結果だとしても受け入れるつもりでいた。共感性が強過ぎたあまり、むしろ終わってくれることに安堵すらあった。
でも、連休でやりたいことはほとんどできた。労働、週三がいいな。