ストレスの原因とストレスの解消手段が
同じである時がある
原因をなくそうとすると凄く不安定になって
ひとりで立つことが出来なくなっている
負の力が引っ張り合って安定してる
絶対的ななにかに寄りかかりたい
自分が自分でいられない
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ストレスの原因とストレスの解消手段が
同じである時がある
原因をなくそうとすると凄く不安定になって
ひとりで立つことが出来なくなっている
負の力が引っ張り合って安定してる
絶対的ななにかに寄りかかりたい
自分が自分でいられない
6/1
今日は急に出かける予定がなくなった。まだ梅雨前で、空がきらきらと晴れ渡っている。
久々に料理をしようと思った。
どうにもできなくて、涙が出ないほど悲しいとき、私はよく料理をする。
完成形を崩して解して、新しく組み立てる作業は心を穏やかにするし、素直にもなれる。
特に玉ねぎを切るのがいい。
しゃき、しゃき、という音と共に目が痛くなって、生理的に涙が出る。泣きたいのに泣けないとき、こうして無理矢理涙を出すとすっきりする。
豚の生姜焼きと、ほうれん草のめんつゆごまおかか、しいたけとかぶのソテーと、にんじんグラッセ。豆苗の豚ロール蒸し。それに小さなオムレツ。
作った料理たちを、タッパーにたくさん詰め込んだ。半分は恋人の分。明日からのお弁当と、今日の夜ご飯。喜んでくれるかな、と考えて、少し頬が緩む。やっぱり料理は良いね
6/2
きのう、久々に湯船に浸かりたくてお風呂にお湯を張ったまま眠ってしまった
慣れない料理を2時間も張り切ってやった疲れが出たのかもしれない
朝は5時に目が覚めた
お風呂場に行って、
冷たくなった水をくるくるかき混ぜる
お湯は生き物だった
昨日の夜、追い焚き機能のない小さな1Kの小さな船に溜められたお湯の一生
ほかほかで生まれて
なにもしないままだんだん冷めていく
生まれ持ったエネルギー
熱として周囲に吸い取られて溶けていく
痛い?
それとも痺れるような
眠るような感じ?
溜められた冷たい水を落とすとき、
深く眠る祖父の顔を思い出した
まだ生きてるみたいだった
「よく寝た」なんて言って起き上がるんじゃないかと思った
くるくると廻る水
見た目はお湯
実はあったかいんじゃないかな?
触ると冷たい
私がどう念じたってこれをお湯に戻せない
自分の無力さを実感する瞬間が辛い
水は全部落ちてなくなった
祖父も焼かれて骨になった
どこかで音が鳴る
執着していたものを静かに手放す音
空っぽになった湯船をごしごし洗った
昔は嫌いだった雨の日
今では好きだよ
傘に当たる音は拍手みたいだし
部屋で本を読むと世界に入り込めるし
明日の朝は早起きして水溜りで遊ぼうよ
傘は忘れないで
自分にやさしくね
何かがだめになった
前触れなんぞ なにもない
ただ風を切るような感覚で
私は諒解する
細い細い透明な糸
切れて 弛んで 見えなくなった
糸があまりにも細いから
貴方がどれだけ痛かったのか
私は慮ることが出来ない
だめになってしまった
ひとの形をしたその事実が
わたしを海に突き落とす
沈むこともなく
溺れることもなく
浮くこともなく
ただ水の中
帰ったら部屋がなくなっている夢を見た
わたしは夢の中で4階に住んでいるのに
3階まで登ったところで階段がないことに気づくのだ
居場所は空気のようなもので
どんなに小さくても ボロボロでも 屋根がなくても、だれにでもあって
それはひとを無機質にも優しく包む
それらが突然すべてなくなったら
きっと世界の大きさにわたしはつぶされてしまうのかな
恋人が天空でなにかを守ってた
後光が差しているし、神様がいたらこんな感じなのかなあ などと思いながら私は彼を下から見上げる
彼はそこから動けない
長い階段を駆け上がり、わたしは手紙を持ってきた
彼に向けて書いたはずのそれは
なぜか宛名が全て自分の名前になっていて
わたしは困惑する
これは渡すべきなのか?
彼は USBがほしい といった
そんな神様みたいな顔してUSBなんて
可笑しくてわたしは笑ってしまった
それでも理由はわかった気がする
わたしは手に持っていた卒論のデータの入ったUSBを彼に渡した
起きると恋人がコーヒーを淹れていた
昨日買ったチーズケーキをふたり一緒に食べた
夢の話をしたら彼は大笑いしてた
僕はここにいるよ と彼が言う
そっか 彼はいまここにいる
よかった
少し半べそをかいていたこころが落ち着く
なんでもない朝のおはなし
スポットライトが当たったステージみたいだった
電球切れちゃった
うみにきた