知らないうちに遠くまで来た。 2年前、フランスに着いた日、柔らかい光が芝生に木々に降り注いでいるのを見て、映画で見た色と一緒だと心が踊った。 最初にいた街で2度の引越しをして、そこから大きく南へ。1年経って、今度はスイスの近くへ引っ越して来た。 風邪をひくと喉が痛くて痛くて、フランス語のRの発音がしんどくなる。 正直、フランス語を話すことにコンプレックスみたいな。 ちゃんと話さなきゃというプレッシャーばっかりで、うまくいかないことが多いんだけど、そういうめんどくささ込みで人生でしょう?と思いたい。 なんにも上手くいくことが無かったところから、少しずつ運とか愛想とか、そういうのを身につけて。 今はめんどくさいアレコレになんにも感じずどうにか出来るようになった。 ふと、思い出すいろんな瞬間を愛おしく思う。 あの人の横顔や、もう思い出せない声のこと、やってしまった後悔、戻れない空間のすべて。 最近のテーマとして、ある面から見た影も、ついてなーいって心底思う場面も、あー、クソみてー!て思いながら、その振れ幅を大らかに笑いたい。 というのがある。 人生は視点だ、と思うから、どこを見るかは自由なんだよ。と心に言い聞かせてる。 理不尽なことって細かくたくさんあったりするけど、生活ってトライアンドエラーの繰り返しやな、と最初に思っとけば、悪いことばかりでも、そういうもんさね、と美点を探したくなる。 で、ほんとにクソみたいな気分になったときは、大体風邪を引きかけてるか、お疲れだから、とりあえずなにも考えずに寝ることにする。朝起きて光を浴びれば、気分は変わってる。 そういうなんか、真っ暗のその先のちっさい光を見失わなくなってきた、気もして。 がんばりたい、がんばる、って日々思ってる。 あやかの文章読んで、その瞬間は醜くても、ちゃんと分かりたい、吸収していきたいって、思った。 これからだ。









