留学からの留学
こんにちは。学期が始まり一週間経ちましたMoiです。前回の投稿から特に変わりはありませんが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?日本でもいよいよ二学期が始まりますね。勉強に遊びに、楽しい夏だったでしょうか。去年よりも忙しかった方もいれば、去年より充実していた方も様々だと思います。私の場合、去年の夏はモロッコへの交換留学にワクワクしていました。モロッコでは本当に楽しく、たくさんの貴重な経験をすることができました。今回は3年の前期、モロッコ留学についての投稿を。
私は国際関係学を専攻していて、在学中に何らかの形で留学することが推奨されています。留学生が国際関係学を専攻する場合は特にする必要がないらしいのですが(アメリカに”留学”しているため)、私は留学することを選びました。その理由・目的としては
1. 知識を実践に活かすため
2. ベロイト大学では開講されていないアフリカ学を履修するため
3. 大学を休学せずに離れるため
の3つほどです。これらを踏まえて留学生活を振り返りたいと思います。
その前に、モロッコという国と私が一学期間通った大学について少し紹介します。
モロッコは北アフリカ、スペインの真下に位置するヨーロッパの玄関口です。人口の7割ほどはアラブ系で、残りはベルベル人を含めた少数民族で構成されています。公用語はダリージャというモロッコ方言のアラビア語・フランス語(植民地時代の名残)と最近追加されたベルベル語です。2011年に起きたアラブの春では多少の政治上での改革を経験しました。アフリカの中でも経済的にかなり発展している国です。美容に興味のある人なら、アルガンオイルの産地として知っているかもしれません。
Al Akhawayn University(AUI)というアメリカのリベラルアーツ式の教育を提供する公立大学は、Ifrane (イフラン)という山のてっぺん近くの小さな街に位置しています。イフランはモロッコのスイスと形容される、モロッコ人には人気の観光地です。モロッコ都市部では見られない雪を見るためにわざわざ寒い冬に訪れる人が多くいます。大学で開講される授業は全て英語のため、どんなにアラビア語で良い成績を修めていても、英語ができないことには入学できません。学生組織(クラブ)の活動もとても盛んで、毎週末何かしらのイベントが行われています。一通りバックグラウンドをお伝えしたので、いよいと本題に。
1. 知識を実践に活かす
せっかく留学するのであれば、それなりに意義のあるものにしなければ意味がないと思い、私は2年間で学んだことを活かす留学とすることを決めました。副専攻でもある公衆衛生学に関して現場での経験を積み、それを留学以降の指針にすることを目的に設定しました。クラブフェアを通して、Hand in HandとInterfaith Allianceの2つに加入しました。Hand in Handは大学でも一番大きい学生団体で、大学のある地域コミュニティに無料の医療サービス(健康・歯科診断)や課外での個別教育(アラビア語・数学など)を提供するボランティア団体です。Interfaith Alliance は様々な宗教のバックグラウンドを持つ生徒が集まり、宗教について理解深め異教徒同士の友和を図ることを目的とした団体です。もちろん、無宗教でも無神論者でも加入することができます。この二つの団体を通して数多くのボランティア活動に参加することができました。
Hand in Handでは数あるチームの中でも医療チームに所属し、学期中の間に二つ無料の医療サービスを提供することができました。一つは小学校の児童を対象に歯科検診と歯磨き指導を、もう一つは小さな村を対象に健康診断を行いました。場所の設定から薬のドネーション、医師の調達まですべて学生だけで行うのは時間は掛かりますが、とてもやりがいがあります。
Interfaith Alliance ではフェズにある移民センターへのボランティアにも参加させてもらいました。モロッコは歴史的に“ヨーロッパへの玄関”と呼ばれていて、主に西アフリカから来た人々がヨーロッパに旅立っていったそうです。過去数十年は、様々な理由で故郷を離れた人々が違法な手段でヨーロッパ(スペイン)に渡るための場所になっており、大きな都市ではそのような人々がたくさん滞在しています。モロッコは移民、特に不法滞在の移民に対しては優しいとは言い難い場所なので、風当たりも強いみたいです。(以前は不法滞在者をサハラ砂漠に置き去りにしていたそうです。)
モロッコでのボランティア活動を通して、移民問題や医療普及の問題などについてもっと学ばなくてはいけないと感じました。また、私の興味が医療・公衆衛生にあること、将来はその分野で働きたいことを改めて確信しました。
少し長くなってしまったので、2と3は次回の投稿で!












