音楽。
バッハとか、ベートーヴェン。いろいろ、名前は知ってても、どうやって演奏したらよいのかわからない。
多分みんなもよく知っている曲。でも、自分が演奏する側になると、知らないことばかり。今さら勉強して何になる、ということもあるけど、少しでも理解して、少しでもいい演奏に近づけたい。どういった勉強をしたらよいのかもわからない。ほんとは誰かにちゃんと習いたい。自分で勉強できることをするしかない。
自分でできることといえば、おそらく、ひたすら聴く(注意しながら)。
スコアを追いながら聴く。
そんな音が出せるように、楽器をとにかく、弾く。
楽譜を追うというよりも、自分の楽器はどんな音が出るのか。そんな原始的なところから探求していきたい。こんな歳になって、何を始めるのやら。自分でも自分を見物するとおもしろい。もはや一文の得にもならない。自分が楽しいというだけ。あ、指揮者さまのおっしゃることが少しは理解しやすくなるといいけど。
自分のやってることって、ほんとに、なんでもないのに、こんなに一生懸命になっている。いたるところに多々ある合奏団の、大勢の中の一人。自分が頑張っても、特に何もならないと思われる。いてもいなくても、まあ、いいとさえも言える。あ、そんなこと自分に対して失礼か・・・。
厳密に言えば、なんでもなくはないかな。自分が幸せを感じていたら、多分、周りの人(特に家族とか?)は気持ちがよいだろう。母親が仏頂面をしてるより、ずーっといいか。きっと。
でも一見、何の役にも立ってない……というところに少しだけ、ほーんの少しだけ罪悪感がある。稼ぎも少ないのに優雅なことだな、と思ってる。両親へ。ありがとう。自分が今このように過ごせているのは、ひとえに両親のおかげだから。
一生懸命練習したい。ひたすら弾きたい。楽器が重いときは、ピアノがあってよかったと思う。気楽に着手できる。さっと弾ける。昔より腕は落ちているかもしれないけど、昔より、弾きやすくなった。何年も間をあけたら、弾きやすくなった。昔より今の自分のピアノの方が好き。ピアノを買ってもらったことを、すごく後悔したことがあった。気が重くなり過ぎて、人にいろいろ相談もした。どうしてあんなにいいピアノを買わせてしまったんだろうと。子育てに忙しくて、ピアノなんて弾いてる時間がなかった。大人になってから買ってもらったピカピカのピアノを見るたびに、憂鬱になった。すごく悔やんだ。「要らない」って言えばよかったと。
でもいまは、心から感謝している。ただの趣味だけど、だけど自分の人生を支えていると思う。音楽が人生そのもの。
ただ家にあるだけ、私はただ家で弾くだけ。下手すると自分一人だけのため。うまくいくと、旦那が聴いてくれて、とても喜ぶ。だから二人のため。あ、子供がいるときは、私が弾いていると部屋から出てくることもあるなぁ。まあ、じゃあ、家族のためにはなってるか・・・。
なんて書いているけど、もしかしたら。すっごく。すっごく、未来に貢献してくれているのかもしれないね・・・・。この音楽たちは。
じじとばば、ありがとう。
どうして、楽器を弾くのは楽しいのだろうか・・・・。なぞだ。
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