Zeikei @Audi Star Creation 2013

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Zeikei @Audi Star Creation 2013
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Audi FASHION FESTIVAL SINGAPORE 2013 : The House of Herrera Fall 2013 Fashion Event with Mrs. Herrera and Carolina Herrera de Báez
世界中のセレブリティやソーシャライツに愛されるNYブランド、「Carolina Herrera(キャロライナ ヘレラ)」が近年アジア進出に向けて出店を加速している。
今年4月には銀座にライフスタイルブランドにあたる「CH Carolina Herrera」日本1号店が誕生し話題になったが、先日シンガポールでもMarina Bay Sands(マリーナ・ベイ・サンズ)に同様のショップをオープン。
ちょうど現地ではアジア最大となるファッションイベント、Asia Fashion Exchange(アジア・ファッション・エクスチェンジ=AFE)が開幕したところで、その先陣を切るにふさわしいローンチイベントも開催された。
(AFE2013の詳細はこちら→http://the-styleinsight.com/post/49851976253/singaporefashionweek2013)
「CH Carolina Herrera」は、母娘同名というベネズエラ出身の2名のデザイナーによって2001年にスタートしたブランド。
モダンかつシック、そしてフレッシュなライフスタイルを提案しており、現在ではアメリカやヨーロッパ、中東、アジアの主要都市に約90店舗近くを展開している。
アジアでは東京とシンガポールの他にソウル、上海にもすでに進出、もうすぐクアラルンプールにもショップがオープンする予定だ。
今という時代をうまく反映させながらも華美すぎることなく、上品で洗練された商品はどれも手に届きやすいプライスというのも魅力的で、店内にはシグネチャーである3つの香りのキャンドルや本、美しく彩られた花などキャロライナのインスピレーション源である多彩なアイテムがラインナップし、ブランドの世界観を存分に体感できる空間になっている。
シンガポールのショップが他と少し違うところは、ここでしか手に入らないYolanda Andreeとコラボレーションした“EMBROIDERED MATRYOSHKA BAG”がローンチされたことだ。
シンガポールの国花であるランをモチーフにしており、すべてハンドメイドで作られた20個限定のリミテッドバッグだ。
このバッグのローンチ、そして一般消費者も招待するランウェイショー、Audi Fashion Festival(アウディ・ファッション・フェスティバル)のトップバッターを飾り、さらには世界中のオピニオンリーダーがスピーチするAsia Fashion Summit(アジアファッションサミット)へゲスト出演するためにキャロライナ親子も来星、ドレスアップしてショップに集まったファッション業界人や顧客に向かって、娘のキャロライナが今回の試みについてこう語っていた(The STYLE INSIGHTでは翌日、St Regis Hotelのとある一室で彼女にインタビューも敢行。その時の会話の様子も盛り込んでいる)。
「ランはシンガポールを象徴する花だし、産業としても発達していて、ある日植物園に行った時、あまりの美しさに感銘を受けました。今回バッグ制作をヨランダに依頼したのは、たまたま私が彼女の作品を購入し、きめ細やかで素晴らしい物づくりをしていると思ったから。すぐに彼女に電話をしたら意気投合して、コラボレーションの話はあっという間に進みました。バッグはひとつひとつ丁寧に手作りされていて、全てにシリアルナンバーが入っています。東京ではまだこういったコラボレーションはないけど、11月に行く予定だから何かできたらいいわね!? アジアは他のエリアとは違うし、特別な市場だと考えています。ここ数ヶ月で東京、韓国、上海、そしてオーストラリアと立て続けにショップオープンを実現しましたが、ここに至るまで長い間検討してきて、今が最適な時期だと思いました。これから「CH Carolina Herrera」にとって本格的なアジア開拓が始まります。クアラルンプールにももうすぐショップがオープンするけれど、これらのアジア店舗での反応を見ながら、今後もっと面白いことをやっていきたいですね」
そして5月15日、マリーナ プロムナードをメイン会場に華やかなAudi Fashion Festivalのオープニングショーが幕を切った。
ここでは「Carolina Herrera」、「CH Carolina Herrera」の2013-14年FWコレクションが披露され、メンズ&レディスの構成で日常に溶け込むリアルクローズからレッドカーペットにぴったりのドレスまで、NYの息吹を感じる魅惑のアイテムが豊富にラインナップ。
NYで発表された新作の中からシンガポール向けにセレクトしたアイテムは、カジュアルなダウンベストにしてもコンパクトなサイズ感にレースを施していたりと、全体的にこのブランドらしいレディライクな印象だ。
千鳥格子やファーの部分使い、パターン・オン・パターンなど適度にトレンドを取り入れつつも、由緒あるお嬢様またはマダム風のスタイルは、富裕層が多く集まるシンガポールにも受け入れられそう、と会場に流れる空気感が早くもその回答を漂わせていた。
日本では馴染みが薄いが、シンガポールでは夜になるとドレスアップする習慣がある。
ロング&リーンなシルエット、煌くビジュー使い、アクセントになったリボン、光沢の美しいサテン素材などは、そんな着飾ることを楽しむシンガポールの社交界にとってはマストハブの存在になりそうだ。
(1年中暑い国に、コートやファーが必要なの?という声もありそうだが、そんなクエスチョンはむしろ愚問? なぜなら、富裕層はジェットセッターでもあり、いつでも寒い国にトリップできるわけで旅支度には秋冬物だって欠かせない)
ところで「Carolina Herrera」のフィロソフィーについて改めておさらいしてみると、“I love the idea of elegance and intricacy, but whether it's in a piece of clothing or a fragrance, the intricacy must appear as simplicity”と創設者のキャロライナ・ヘレラが語るように、エレガンスをベースにそこに独自のアイデアによる少し複雑な要素が絡まり合いながらもシンプリシティを追求しているところが、長年多くの女性たちに愛されている所以なのかもしれない。
NYでブランドが誕生したのは1981年、古くはジャクリーン・ケネディ・オナシスなどが顧客として名を連ね、他にもレニー・セルヴィガーといったハリウッド女優やソーシャライツ御用達ブランドとして気品あるドレスやブライダルコレクションをこれまでに数多く発表している。
2008年には、ファッション業界での長年の功績が認められCFDA(アメリカンファッションデザイナー協会)ファッションアワードのライフタイム・アチーブメント賞も受賞した。
キャロライナ本人が社交界の華であり、全方位どこから見ても隙のない匂い立つようなエレガンスを身に纏っていながらも、Asia Fashion Summitの壇上に現れた際には「シンガポールって、とてもエキサイティング! ここに来れて嬉しいわ!」とはにかんだ笑顔を見せていて、そのギャップがまたイメージをアップグレード。
ショップでのリミテッドバッグローンチイベントで銀座のニュー・ショップについて話しかけた時も、満面の笑みで「そうなの、ついに銀座にもオープンしたのよ!」と気さくに答えてくれたのが印象的だった。
もしかしたらファッション界の伝説のアイコン、Diana Vreelandに才能を見出され、戦略的にビジネスを展開していきながらもその屈託のないリラックスした雰囲気は、彼女の愛する両親、夫や4人の娘たち、そしてGaston、Gaspar、Oliviaという可愛い犬たちと育んできたハッピーなファミリーライフが背景にあるのかも?
そして、このブランドにとってフレグランスの存在も欠かせない。
娘のキャロライナは、1997年からこのフレグランスのクリエイティブ・ディレクターを務めていている。
これまでの過去をたぐり寄せてみるとまず12歳の時に家族と共にNYへ移り住み、大学で科学を専攻しロックフェラーセンターにあるラボラトリーに勤務した後、フィルム制作に興味を持ってLAへ移住。
そこでSteinberg & Sonsという新人デザイナーの服を集めたショップも開きながら自らもジュエリーをハンドメイドで作るなど、母親譲りのクリエイティブな才能を自由なマインドで培ってきた。
その後スペインにも渡り、今では世界中に3つの家を持っていて夫と3人の子どもたちと行き来している。
現在のポジションに就いたのは、1996年のある夏の日、母親とチャットで会話をしていた時に新しいフレグランスのアイデアを思いついたのがきっかけだったそう。
それからだ、今ではあまりにも有名な「Carolina Herrera 212」がこの世に登場したのは。
基本母親とは異なる仕事をしているがそこは親子同士、ファッションに対するテイストは共感できる部分が多々あり、日々仕事の成果や考えはこまめに報告をしているそう。
この母娘共演による最強のリレーションシップが、ブランドをよりグローバルな形へと押し上げているともいるのかもしれない。
上流階級の洗練に都会的なユーモアが溶け込み、幅広い世代に語り継がれるスタイルは、シンガポールでも大々的に迎えられ、そのランウェー自体がさながらレッドカーペットのような雰囲気だった。
アジア展開はこれから、と言うがその未来はすでに明るい兆しを醸し出している。
Yoko Kondo / Fashion Joiurnalist(近藤陽子/ファッションジャーナリスト)
Audi Fashion Festival 2013
Bigger names every year! What better way than to kick off the start of AFF 2013 with the renowned New York-based fashion designer, Carolina Herrera with her Fall 2013, House of Herrera.