本日のおはジャズ「If I Had You」Brew Moore '65
ムーア41歳のカフェ・モンマルトルでのライブ。と来れば当然、スティープル・チェイスです。あまりステレオ感は無いですが、良い録音です。タイトル曲は僕もよく取り上げてますが、ここではバラードで演奏されています。
50年代は葉巻の様に斜めにマウスピースを咥え、サックスも斜めに構えて変な吹き方してましたが、ジャケ写ではすっかり普通の吹き方になってます。演奏は50年代とほぼ変わりませんが、ちょっと粗っぽくなったかな…という印象。
61年からヨーロッパに移住してたみたいですが、その頃、本国はモードやフリーが台頭しつつあり、こういう古いスタイルは完全に廃れて、ヨーロッパでしか受け入れられてなかったと推察します。
41歳と言えば脂が乗り切ったイケイケ世代の筈ですが、めちゃくちゃ枯れてます。49歳で亡くなるのですが、写真を見ても今の自分の10歳以上も下と思えず、お爺ちゃんて感じです。精神的にも肉体的にも色々有ったんだろうな…と思います。
この人を追っかけてアルバムを集めてるのは、恐らくダブルリップという奏法と「トナリン」というマウスピースを使ってるからなんですが、この頃のマッピはオットーリンクの様ですね。多分、トナリンは割れたか壊れたかしたのでしょう。でも、音色は全く変わってません。このスタイルを維持し続けるのも時代性を考えると経済的にも大変だったと思います。
バンドはどうやらデンマークのミュージシャンの様ですが、割といい感じです。刺激的ではないですが良い意味でリラックスしたアットホームな演奏だと思います。
しかし、こんなレコードが富山に有ったなんで驚きです。
















