自己記録のブラントラウトとビッグベイト
こんなタイミングで更新しないでいつ更新するんだろう?と心の中の自分がぼやいていたので、お久しぶりに筆をとりました(パソコンを開きました)。皆様元気にしていますでしょうか、僕は相変わらず元気で暇です。
”このタイミング”というのはタイトルの通り、数年ぶりにブラウントラウトの自己記録を更新できたこと。ソロだったので持っているところはないのですが、あの体躯の素晴らしさが十分伝わる写真は残せたと思ってます。しばらくはこんな魚会えないだろうなぁ、と名残りおしい美女でした。美女というのは多分メスだったから。自分の覚書としても、今思ったことを書いておこうと思います。
かれこれビッグベイトに特化してトラウトを狙い始めてから6年とかになるらしく、1年の限られた時間を正に走り抜けた感があってそんなに時間が経ったのが信じられないぐらいなのですが、積み重ねた時間と魚は嘘を吐かないので、歳とったなと(笑)。3年ぐらい前にタイニーに出会ってからまたこの釣りの世界が開けた気がして、自分にしてはかなり真面目にまた釣り自体と向き合うきっかけをくれたのもこの釣り。今でも常々思うのは、大好きなパイクフィッシングと通ずるものがあるからなんだと思う。
前置きが長くなってしまった。この日は、というか先週末は絶対に魚が「動く」タイミングだとは思ってました。後付け論になってしまうけど、実際に先輩アングラーが80オーバーのレイクも釣り上げていて、理由は色々あると思うけど間違いなくキーとなっていたのは高気圧。しかも今回の高気圧は過去10年で一番寒いと言われた極寒の解禁日の後の最初の高気圧で、気温も最高気温0度から一気に20度みたいなタイミング。週末は外せない用事があったので、週明けにたまらず飛び出していったのでした。晴れの日よ!普段口を使わない、騙せない魚を騙すためにオラに力を貸してくれ!!
一応今シーズンKokanee Redの初レイクは釣れているし、タイニーで口を使う魚がいるのも分かっているエリアなので最初からK9をセット。実はK9を投げるのが初めてではなくて、過去に中禅でも2バイト。実際にこのルアーで釣ったことのある人にも会っているので、ある程度の答えは見えているけどそれを聞いたのと体験したのとでは全く別のもの。それにこのサイズのルアーじゃないと騙せない魚がいると前々から思ってはいたもののどうしてもタイニーのバイト数の多さに甘えていた部分も(笑)この日は久しぶりのソロだったのでいつもより冒険したい欲も強めなのでした。
タイニーで釣れた今年の解禁レイク
さてしかし、釣りを初めて間もなく数十メートル隣に入ってきた釣り人2人のヘッドライトがライトトラップばりに眩しい。僕がクワガタだったら飛んでいってしまうレベル。最近は珍しくないのかな?まだ暗い水面を煌々と照らしたまま釣り始め、僕がキャストする度にこちらに顔を向けるものだから眩しい...。このままでは釣れなかった時にそのサイクロップスたちのせいにしてしまいそうなので、さらに距離をとって釣りを再開。上から照らされているわけではないしわざわざ消してくださいってお願いしに行く距離でもなかったけど、あの距離で人間が「眩しい!」ってなる光を水面に向けておくメリットはないと思うけどな。でも照らされていなかったらあの同じポイントでもあのコースを通さなかったかもしれないのも事実なんですよね。
そこからの答えはあっという間で、新しい立ち位置から投げる方向をズラした2投目。リーリングを半回転ずつぐらい止める形で、一定のリズムで大きめのグライドを描いていたであろうルアーがズズンと止まりフッキングを入れた瞬間からずっしりした重みとグイングインと魚の暴れる感じが伝わってくる。ナイロンラインでは久しぶりに聞いたキュインという水を切る音に「これデカイかも...」となり、そこからはよく覚えてないけど超太いレイクだと思ってネットイン。しかしよく見てみたら極太のブラウンだったのでした。
75cm、体高も20cmあり多分重さを測ったら5kgはあったんじゃないかと思う。重かった。サイズもサイズなので長生きもしているのでしょう。老獪さの溢れる顔に歴史を感じる鰭の雰囲気、どれをとってもカッコ良い。蘇生にも時間がかかりました。目に力が戻るまで逃げてしまうことも少し覚悟して岸際でエラに水を送る。薄暗かった世界が気づくと少し明るくなってきて、より細かい魚の表情が見える。目が動く。マジでありがちゅん。謎の口癖がまた出る。
ギョロギョロ
伝われ体高
メスだよね
デカイの釣った時あるあるだけど、あんまり満足に写真も撮れないままリリース。もう会えないかもしれないサイズで名残惜しい魚であるほどそれに反比例して、早く生きて返さなければとなる。こっちの気も知らずにかなり堂々とした泳ぎっぷりで消えていったのでした。
KLASHとブラウンには何か因縁じみたものを感じてしまう。タイニーの初フィッシュも70アップのブラウンだったし、K9で初めて釣れたトラウトもブラウンでしかも自己記録。なんだかまた新しい扉が開いた気がしてワクワクしてしまってます。今では実績も十分、たくさんのビッグトラウトと出会わせてくれているタイニーだけど、少なくともこの魚は今までタイニーに食ってはこなかった。ここから先は妄想になってしまうので話半分で聞いてもらって構わないのですが、このサイズに育つまでそれなりの年月が掛かったと思うし僕はなんだったらこの魚は何度もタイニーを見てるんじゃないかとも思っていて、そんな魚を結果騙せたのはこのサイズと質量があったからだと確信に変わったものがあります。フックの掛かっていた位置も下からベリー目掛けて食い上げてきた感じで、迷いのない捕食だったんだろうなと。間違えて捉えられてほしくないのは、大きいルアーで釣ったからエライとか凄いとかではなくて、この釣りだから釣れる魚がいるから信じて投げていること。アベレージは大きく時にバイトも丸見えの釣りなので一匹の満足度が高いのは確かだけど、食ってきたら凄いだけでは投げられません。食ってくるから投げるんです。
釣った魚の部分はずいぶん短くなってしまったけど、思い出に残るイッピキがまた増えて嬉しい釣行でした。インスタにも書いたけど、釣りに通い投げ続ける意味は、釣りや道具に対する理解を深めることだと思います。もちろんいきなり結果が出なくても、その釣れない釣りを通してじゃないと知り得ないものがたくさんあって、辿り着くまでの過程やスピードはそれぞれバラバラでも、価値ある一匹に出会った釣り人は皆どこかで繋がっているような気がしてます。
なんかたまたま大物を引き当ててしまったもんだから饒舌な感が否めませんが、こんな時ぐらいしか伝える機会もなかったりするのでこんな釣りのスタイルを様々な面でサポートしてくれるメーカーや仲間に本当に感謝です。そして解禁までにカラーサンプルをあげてもらうという我儘を聞いてくれたDRTチームに心からBig Thanks。No 9, no brownie. でした。
ROD:HuercoXT605-4C,Huerco REEL:CURADO K 200XG, shimano LINE:SUPERTROUT Advance BIG TROUT “KATCHI-IRO”22lb, VARIVAS LURE:KLASH9 Low (Lipless, mode-B), DRT
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