くるくとは、木頭のことばで『来るところ』という意味。
年齢問わず、たくさんの人が来てくれる場所になれば。
そんな思いを込めた『くるく』というカフェが木頭の南宇にあります。
毎週金曜日に開いていて、500円ランチが食べられる『くるく』。
HP: http://kuruku.cafe/
Facebook: https://www.facebook.com/yutouancafe.kuruku/
そんなくるくには、地元で働く方、木頭へお仕事にやってきた方、常連さんのご近所さんなどなど、金曜日のお昼になると、たくさんの方がランチを食べにやってきます。
私は普段、お昼ご飯はお弁当を作って持っていくのですが、
『なんだか今日は、お弁当作るのがめんどくさいなぁ。』とか、
『自分以外の知った人が作ってくれた料理が食べたい!』とか、
そんな気分の金曜日は、くるくにランチを食べに行きます。
お米は、くるくのある南宇産のものを。お野菜も、木頭の畑で採れたものがたくさん使われています。
今日は、大好きな唐揚げ定食。そして、誰かとお話ししたい気分でもある。
そして、いつものおひとりさま席へ(入り口入ってすぐの席を、勝手におひとりさま同士で、おひとりさま席と呼んでいるだけだけれど)。
すると、常連さんのご近所さんが、いつものようにやってきた。そして、おひとりさま席へ。
「雨止んだのぉ。あの、かげん谷との、あっちのはっそう山に雲が来たら雨降るっての。昔の天気予報よだ。」
「外で、何ぞ鳴いて、鳴いてしよるの。ありゃ鹿じゃの。ハトもコジュケイも鳴きよら。」
お天気の話をしたり、木頭の自然のことを話ししたり。そして、木頭の昔のお話もどんどん出てきます。
「昔はあの山の向こうでの、草刈って、担いで運んできてきよったわだ。木馬(きんま)(山道で木材などを運ぶ木製のソリ)使いよったの。そのあと、じゃんじゃん(ワイヤーを張って、山から里へ草などの荷を運ぶもの)になったの。」
「昔はの、移動するんに郵便局のトラックによう乗せてもらったわだ。今じゃ考えられんけんどの。」
「あれはいつじゃったかの。わしが子どもの頃の。木炭でトラックが走りよったわだ。」
「昭和30年後半にの、トラックが通れる道路ができたんよだ。ほんときはの、バスやトラックに、必ず2人は乗っとったの。運転手と乗務員の。道ができたってゆうても、狭いけんの。すれ違うんができんでの、ようバックせんといかんかったんよだ。そん時に、乗務員がオーライオーライ言わんといかんけんの。木頭から徳島まで、7時間もかかりよったんぞ。」
おひとりさま席から見える山や谷を眺めながら、今では見ることができないいろいろな木頭の話を聞くことができました。
今日は、食後のコーヒーは飲みたい気分ではなかったけれど、常連さんのおじいちゃんと話していたら飲みたい気分に。
一緒に食後のコーヒーを飲みながら、時間いっぱいお話を聞かせていただきました。
誰に会えるかわからないけれど、いつものあのおじいちゃんは、おひとりさま席に来るはず。なんて、期待を胸にくるくへ。あ、今日も元気に杖をついて歩いてやってきた。
ぜひ、木頭に来る際は金曜日をねらってきてみてください。