テーマばっちりのリアルタイム協力ゲーム、ただし難易度はやたらと高い
Kickstarter初のリアルタイム協力ゲーム。レストランの厨房にて、様々なオーダー通りに料理を作って、時間内に目標カードの内容を達成する。
「オーダーを取る」「食材を保管庫から持ってくる」「オーブンで焼く」などのアクションスペースに砂時計のワーカーを置いていくワーカープレイスメントのシステムで、砂時計が落ち切るまで(およそ30秒)は、そのアクションスペースが専有されてしまう、という仕組み。各プレイヤー2〜3のワーカーをマネジメントしなければいけないので、タスク管理が破綻すると、砂時計が落ちきっているのに遊んでしまうワーカーが出てきてしまう、という寸法。
ゲームは4分4ラウンド。ラウンドが終了すると、取ったオーダーカード通りの料理ができているかを判定。問題なければ、勝利点またはお金がもらえますが、そのお金はワーカーのお給料として、毎ラウンド1人につき3金を支払う必要があります。(ウヴェみてえだな!) これがなかなかシビアで、全体でお給料のために24〜30金を毎ラウンド稼ぐ必要があるのに、1オーダーあたりでもらえるお金がだいたい2金程度という……
達成したオーダーカード数や、所持金、合計勝利点数がゲームの勝利条件となっています。(目標カードの内容は難易度により様々。) このゲーム目標が一番簡単な”Easy”でもなかなかの難易度で、4人での初回クリアは難しいかと思います。テーマとシステムからして、ファミリー向けの協力アクションゲームなのに、しょっぱなから高い難易度設定がされているのが全然合ってない! 小さな成功体験を重ねながら、緩やかな難易度曲線でデザインされた目標カードを段階的にクリアして、プレイヤースキルを上げていけるようなバランス調整だったら、子どもたちとも楽しく遊べたのになーなんとも。(基本ゲームでも難易度が高すぎて、ストレッチゴールの様々なミニ拡張を挟み込む余裕がなかなか無いのももったいない。)
とはいえ、慌ただしい調理場で協力しながら料理をする、というテーマの再現性はばっちりで、非常に盛り上がるゲームだと思います。(ビデオゲームのOvercookedのように!) ラウンド間のブリーフィングで、どう修正していくか話し合うのも協力ゲームらしくて好きです。難易度が高いため、何度も繰り返し遊びたくなりそうですが、たった16分の実稼働でも、その凝縮されたプレイ密度におじさんたちの気力と体力はすぐに持っていかれしまうため、それが叶わないのは切実な問題です。