[インタビュー]‘Impact’ Jung Eon-yeong、伝説は新たなる試練に挑む
2015年5月6日
韓国語原文記事(Inven): [인터뷰] 전설이길 거부한 도전자, ‘임팩트’ 정언영
英訳: Bnununu's Translation Tumblr
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こんにちは、ずいぶん長くご無沙汰していたように思います。私は‘Impact’ Jung Eon-yeong、Team ImpulseのTopレーナーとして移籍した、元SKT T1のTopレーナーです。Invenはアメリカからよく見ています。このインタビューで、現在私が取り組んでいることについて、国内のファンに知っていただける機会をいただけて、うれしく思います。
Q. これまでオフタイムはどのように過ごしていますか?
オフの時間は、友達とチャットしたり、配信したり、ゆっくりした生活を楽しんだりします。ああ、友達といっしょに3泊2日で日本へ旅行するつもりです。このインタビューが公開される頃には、私は日本にいるんじゃないかな。
食事です……韓国の料理が好きです。空港に到着してすぐ、父がサムギョプサル店に連れて行ってくれました。タレをかけたサムギョプサルを、ニンニクといっしょに葉で包んで口に入れた時、泣きそうでした。アメリカの食事が楽しくないわけではありません。カタツムリ以外なら何でも食べられますし。以前レストランでカタツムリを食べたことがあって、美味しかったんですが、カタツムリだという事実について考え始めてしまうと、ちょっとね。
Q. SKT T1からTeam Impulseに移籍されましたね。TIPはどんなチームですか?
以前このチームは、5人の中国人選手で構成されていたLMQというチームでした。でも、中国人選手5人なので、アメリカ国内では中国のチームだと認識されていました。そのイメージを改善するため、チーム名を変えてロースターも大きく変更したのです。現在の私たちは、韓国人選手2名、中国人選手1名、アメリカ人選手2名から成る国際的なチームと言われています。今ではたくさんのファンもいます。
Q. 中国、北米、ヨーロッパという選択肢の中から、北米を選んだ理由はありますか?
World Championshipの期間中に私がここに来た時、住むのに素晴らしい場所だと感じました。あと、英語を学びたいという理由もありますが……そんなに大きな理由ではありません。韓国ではみんな英語を話しませんし。SKT T1との契約が終了した時、私がいたのは居心地の悪い場所でした。ヨーロッパや中国のチームは、既にロースター変更を終えていました。それで選択肢を検討した結果、現在のチームからのオファーを受けたというわけです。
Q. チームメイトとはどのようにコミュニケーションを取るのですか?
普段は英語を使いますが、綿密なコールはまだできません。アメリカでは、状況の違いに応じて違う単語を使わなければなりません。よくbaitという言葉が使われます。この「bait」は、普段は「fishing」と表現されますが、待機という意味でも使われることがあるので、とても混乱します。韓国では、「fishing」という言葉は「ここで待ち受けて敵を捕まえよう」とか「敵にきっかけを与えて捕まるようにするから、gankに来てくれ」というように様々な意味で使われます。「bait」という言葉を使う状況で、自分がやりたいことを上手く表現できないので、少し残念に思います。
Q. 練習環境については、どのような違いがありますか?
選手個人の自由がありますが、同等の責任もあると考えています。韓国では普通の練習試合のスケジュールが10時間だとすれば、アメリカでは6時間ほどです。残りは自由時間です。なので、ぬるま湯に浸かるのは簡単です。でも、私のチームは全員がとてもがんばってソロキューをこなしています。運動したり、映画観賞に行ったりもしますが、選手が自由にしてよい時間が多いというだけですね。実際の練習量は(北米と韓国を比較して)ほとんど変わらないと思います。韓国のソロキューでプレイできたら大いに役立つでしょうから、高Pingのせいでできないのは残念です。その点では中国が羨ましく思いますね。韓国のソロキューで練習できるのは。
Q. Impact選手は若いながらも既にプロとしてのキャリアが豊富ですね。今シーズンにデビューしたチームメイトの中には、パフォーマンスにがっかりした選手もいたかもしれません。そのようなチームメイトを助けている部分はありますか?
個人的にアドバイスなどを教えられるレベルではありませんので、自分ががんばることで実例を示そうとしています。私が既に多くの経験をしているので、私ががんばれば、彼らはみんなそれについてきてくれると感じています。彼らもみんなとてもがんばっているのは、それが理由なんじゃないでしょうか(笑)。
Q. 韓国のTopレーナーたちは、傑出した才能で有名です。北米と比べてみて、どうでしょうか?
韓国のTopたちが最高だと思います。私が韓国でプレイしていた時、レーニングフェーズでは五分五分が常でした。北米では、レーニングフェーズでとても簡単に勝てると思います(笑)。Topレーンに関しては、明らかに韓国が世界一でしょう。
Q. 北米で最高のTopレーナーは誰だと思いますか?
TSMのDyrus選手が最高でしょう。素晴らしいメカニクスを有していたり、レーニングフェーズで強かったりというわけではないのですが、自分の役割をよくわかっている選手だと思います。チームに依存しすぎることはありませんが、彼がソロキルやgankといったチャンスを逃すことはほとんどありません。
Q. 他地域に移籍した選手のほとんどが、韓国のソロキューをとても懐かしがっています。大きな差があるのでしょうか?
うーん……真剣さが足りないのだと思います。韓国のソロキューでは、プロでもアマでも関係なく、全員がゲームに真面目に取り組んでいます。でも北米では、プロですら単なる楽しみのためにプレイしている(「ゆっくりモード」)という部分が少しありますね(笑)。
Q. Impact選手はキャリーするTopレーナーというよりは、頼もしいTopレーナーと見なされることが多いのですが、それについて何か心残りを感じていますか?
後悔はありません。私が向かう方向とは関係なく、上手くプレイすることが重要だと思っています。Flame選手はキャリーするTopレーナーというイメージが強い選手ですが、本当でしょうか? 私はこのゲームについて、5人のチームメイト全員がキャリーできるゲームだとは考えていません。ジャングラーが移動効率を最大化するためには、TopとMidか、BotとMidのどちらかを選ばなければなりません。SKT T1での私の役割は、MidとBotが強くなれるように助けつつも、集団戦の間に生じる責任を果たすため、安全に育つということでした。チームが勝つための方法として、それが効果的な方法だったと思います。
League of Legendsはチームのゲームなので、チームの勝利こそが最も大事なことです。誰か一人が目立っても、最終的に試合に負けてしまえば、無意味だと考えています。レーンで強いチャンピオンを選び、ジャングラーの支援を大いに受けることが、自分のチームの勝利に繋がるのであれば、私はそうします。勝利を掴むために、誰かがチームを支援しなければなりません。私がやらなければ、他の誰かがやらねばなりません。そうでしょう?
Q. Topレーナーとして、最も重要なのは何でしょうか?
現在、Topレーナーとして最も重要なことは2つあると思います。Teleportを最大限に活用することと、死なないことです。これはTopレーナーに限らず全てのポジションに当てはまることではありますが、考え方がとても大事です。良い考え方としては、チームが大きなアドバンテージを得る手段になるのなら「自分が死んでも特に困らない」ということです……チームが負けてしまえば、素晴らしいKDAを達成しても無意味です。自分が個人的に獲得するものよりも、チームが獲得するものを優先することが、重要だと考えています。
Q. TopレーナーがSmiteを持つことについてはどう考えていますか?
十分良い選択だと思います。アイテムとSmiteを巧みに使いこなす必要があるでしょう。Cinderhulkは、みんなが考えているほど効果的なアイテムではありません。
Q. Impact選手は様々なポジション変更を経験していますね。ポジションを変える時は、毎回苦労したりしませんでしたか?
私にとっては、何の苦労もありませんでした。チームの勝利にもっと大きく貢献したかったので、サポートからTopレーナーへのポジション変更を希望しました。当時はJax、Irelia、Rumble、SingedなどのTopレーナーが良い結果を出せれば、試合運びはとても楽になりました。私がやりたかったのはそういうことで、私にはすごくしっくり来るポジションだったので、変更して良かったと思っています。
Q. 北米で初めて参加したシーズンで、プレーオフに進出し4位という成績を収めましたね。悪い結果ではないと思うのですが、満足していますか?
満足はできませんね。いえ、もっと正確に表現するなら、実際のチームのパフォーマンスが残念だったと思うだけで、4位という順位が不満なわけではありません。もっと上手くやれたはずです。Piglet選手のいるTeam Liquidとの3位決定戦では、2勝1敗とリードしていたのに、その後に逆転を許してしまいました。3位は取れると思っていただけに、満足できていません。
Q. 今シーズン、最も心残りのある試合を選ぶとしたら、どの試合になるでしょうか?
一番後悔が残っているのは、TSMとの試合です。最初は私たちも流暢なコミュニケーションを取れていなかったので、綿密で複雑なやり方を用いて、チーム構成の強みを最大限に発揮することができていませんでした。その時、私はShyvanaでソロキルを取っていて、相手の赤バフも取っており、集団戦が始まればチームに加わるつもりでした。互いにTopレーナーはTeleportを使えず、私は敵よりも早くチームに合流したので、4対5の状況で綺麗にドラゴンを取ることができました。でも、私が到着する前に集団戦が始まってしまい、私以外の4人は死んでしまっていました。
ああ!あの時コミュニケーションがちゃんと取れていれば。でもドラゴンに殺されることはありませんでした(笑)。まだチームの動きが一丸となれていなかったので、チームプレイではなく、個人のプレイで試合が回っていたんですね。なので、私たちは一方的な勝ちに偏る傾向がありましたが、負けている試合で流れを取り戻せないのは本当に悲しいことでした。私にできることがあるとは考えていませんが。チームメイトのほとんどが今シーズンにデビューを飾った選手たちなので、前へ前へと前進していけると信じています。
Q. Piglet選手とはよく会うんですか?
LCSのリーグ形式で定められているので、少なくとも毎週2回は会いますね。お互いによく話しますし、同じチームに所属しているような気がすることもあります。
Q. 各地域のリーグにはそれぞれ独自の分化があるように見えます。場所の雰囲気やファンカルチャーについては、どんな違いがありますか?
うーん……最大の違いはまず、チケット販売から現地イベントまで、Riotが全ての運営を行っているということです。さらに、観衆の反応が大きく違うと思います。イベント開催地では多くのイベントがあって、韓国での野球観戦のようです。中国ではファンからたくさんのプレゼントをもらえると書かれたInvenのインタビュー記事を読みましたが……北米ではそのようなことはありませんね。
ああ、あと私が驚いたのは、思っていたよりも皆さんが私をよく覚えてくれているということです。コンビニやレストランに行くと、Impactですかと尋ねられます。そうだと答えると、いっしょに写真を撮ってくれと頼まれます。ファンに見つかるということはとても面白いですし、いい気分にもなれます。あとは……アメリカのファンカルチャーは、韓国のファンカルチャーと全く変わりません。全然。悪いことをしたら批判され、良いことをすれば盛り上げてもらえます。どちらも同じだと思いますよ(笑)。
Q. 最後に、来シーズンの目標は何でしょうか? コメントもあればお願いします。
来シーズンに優勝できると自信を持って断言はできません。でも、もう少し良いプレイができれば3位には入れると考えています。北米には3チームのシード権があります。World Championship出場のために3位以上に入賞して、私を応援してくれる韓国のファンたちに良いパフォーマンスを見せたいと思います。あと、SKT T1コーチの‘kkoma’ Kim Jeong-gyun氏に感謝を伝えたいと思います。チームを出た後も彼は私の面倒を見続けてくれていて、北米にいる時ですら手助けしてくれています。