ビッグベイトとミノーで釣る中禅寺湖③(レイクトラウト、ブラウントラウト)
それまでスーパーのお弁当やカップ麺だけで凌いで来た我々にとって下界(日光市街地)で食べる中華料理は涙が出るほど美味しかった。温泉に浸かったのですっかり疲れも取れていた気がする。フエルコの遠征はいつも過酷だ(笑)
前回はこちら
翌日も当たっているミノーを中心に、浅い場所でベイトを探しているレイクを見つけるためにランガン。ミノーが岩に挟まってしまった感じがしたので、外すためにロッドを細かく煽っていたらなんとレイクだったという、締まりない感じの魚でスタート。レイクに限らず、後ろからバフッと食べてくる魚って結構このパターンが多かったりする。
体色の緑が濃くて、ヒレのオレンジも鮮やかな魚だった。 これは単純に個体差だけではなく、生活パターンとか食べている餌とかでも変わってくるんだろうなぁとか、そんな話をしながら写真を撮ってもらう。例えば頭の大きさや鼻先の曲がり方にも個体差があって、特にそれが顕著なトラウトって本当に面白い。
その後もう一匹掛かるもバラし...。なんだか今回の釣行は毎日バラしている。天候がどんどん悪化していくのがそのまま比例する様に、食いが浅くなっている気もするし、ブラウンとかと違って結構控えめなアタリ方をするせいかイマイチ気持ちよくフッキングでストライクしていない気もしてきた。こういう時ってなんだか色々と疑い始めてしまう(笑)
日も昇り、気温も上がったのでボーッとキャストを続けていたら、岸から数メートルまで差し掛かったルアーを、レイクが後ろから追いかけてきた。元ネタはタイドミノー、そんなに浮力も強くないせいか、リトリーブを止めるとビタッと止まってくれる。レイクも止まり、じっとルアーを見る。そしてすぐに、軽くティップでアクションを加えてピョン!とルアーを動かすと、ルアーの頭側に回り込んで一気に食いついてきた。
反省点を活かして渾身のフッキング。一匹目に比べて全体的に色がシルバーがかった若そうな魚、釣れた魚は全てジャスト60cmぐらいにサイズが揃っていた。この日はどうやらこのパターンではこれ以上のビッグフィッシュは上がらそう。昼間はまた湯川へ遊びに行ったり昼寝をして過ごし、夕方にまたワンチャンスを狙うもチェイスのみで終了してしまった。
夜は湯元温泉の板屋さんにお邪魔して、200年前の釣り道具の数々を見せてもらった。温泉だけでなく、大好物である日光ノスタルジアを堪能できて最高。
翌日はWILD-1印西店のキャンプ担当スタッフのKさんも合流し、4人でスタート。ここのところ最初の2時間ぐらいが勝負な気がしているので、4時ぴったりには水辺に立っているべきなのだが、水辺に着いてからスナップを結んだりしていた。その余裕がよかったのか、二投目に可愛いホンマスをキャッチ。派手な食い方にグリングリンなファイトはさすがヤマメの血筋といったところ。
そしてなんとその後すぐの四投目に、いきなり重くなったと思ったらドラグがジーーーっと鳴った。これはいいかも!と思い気合を入れ直した瞬間にフっと軽くなるライン。姿は見れなかったが、まあまあいいサイズのレイクだったのかもしれない。ブラウンはだいたいヒットから数秒で大きく飛び跳ねたりするし、ホンマスとも違った。きっとスレか何かだったに違いないと言い聞かせつつ、デカかったかもな〜と何度も思い返す。いつだって脳裏に焼きついたBIGFISHは逃した大物だから。
さすがに酷使し過ぎたせいか、連日当たっていたカラーのリップが折れてしまったので、急遽イエローのマジックでシルバーをゴールドに現場チューン。こういうのもまた釣りの楽しみ。まあ色なんて気にしないって人もいるし、僕もそういう時はあるけど、特にトラウトに関してはカラーチェンジはとても重要だと思っていて、ローテーションで獲れた魚も多いのも事実。何より後からあのカラーがあったら釣れてたなぁってなるのが嫌だし、手をかけてたどり着く一匹には特別な価値があるものだよね。
左の2本がマジックチューンド
午前中いっぱいで大阪組の二人は帰路に着くことになり、ランチの後に今度はタックルベリーの店員さんであるEさんが仲間入り。中禅寺湖は何日かいると、こんな風なパーティーの入れ替えが結構あって、これも面白いね。
ペス in 湯川
ドパ!っと背後で音がしたと思ったら、Kさんのロッドが曲がっているではないか。ネットを持って走っていき魚を掬う。綺麗なブラウンだ。この人はそこらの釣具屋さんのスタッフ以上に釣りをしていると思う。この日はこの魚がラストフィッシュとなり、一足早い夏休み企画は幕を閉じた。
連日釣りをして思ったのは、いや、前からきっと知っていることだったけど再確認したのは、「感動の共有」が何より楽しくて大事だってこと。例えば釣果だけを優先すれば、極論自分以外の釣り人が来なくなった方がいい。逆にルアーの様な”モノ”を売ることを考えれば人は多い方がいいし、釣り場近辺の活性化に少しでも釣り人が貢献出来ればそれはとても嬉しいけど、そんな思いだけでは仲間との釣りは楽しめない。喜びや感動をシェアしたいのだ。もっと言うと、綺麗事でもなく、釣りを通してたくさんのことを学び、幸せだと感じる自分の経験を誰かに伝えたい=共有したいのも事実だ。
意外と二人でのんびり釣りをして話をする機会が少ないんだけど、今回はペスカトーレとも色々な話をした。そして僕たちは立ち止まることなく釣りを楽しんで、今後どんどん増えるはず(!)のユーザーの方達への発信や提案を止めることなく、コミュニケーションを忘れずにいたいなんて話もした。そのコミュニケーションとは、エンドユーザーだけでなく、実際にプロダクトの良さを伝え、売り場に立ってくれる販売店のスタッフさんもそう。僕たち開発に携わるメーカーの人間って、ついつい大切なことを忘れがちである。
幸運にも、出会いやたくさんの支えてくれる人たちに恵まれてHuercoは良いスタートを切れた。松原のロッドデザインに対するこだわりが半端なかったり、初めてやりとりをする生産サイドとのやりとりも多くて、ロッドはどんどん予定がズレて遅れているんだけれど、その分楽しみも多いんだな。釣りや、これからの話もたくさん出来た、内容の濃い数日間だった。
ではまた。
ROD: Huerco711-5s, Huerco REEL: Biomaster C3000HG, shimano LINE: PE(1)+Varivas BIGTROUT shock leader 14lb LURE: Tideminnow Rmagic D-custom
参考アイテム
Huerco オールウッド・ハンドメイドランディングフレーム 30cm カラー#02
ルーデンスフィールド














