2021/02/08
【まいもの話】
木頭では、里芋のことをまいもと言います。
「まいもいでた(茹でた)けん、ほれ、食べだぁ。」
ご近所さんから、ほっかほかのまいもが我が家に届きました。
やったー里芋だぁと、木頭に暮らすまでは純粋に喜んでいましたが、木頭で過ごす中で、色々と食材のことを知ると、ありがたさがじーんと身にしみるのです。
なぜならば、木頭には、すぐになんでも揃う、大きなスーパーはありません。
個人商店や、移動販売などもあり、とても便利ですが、都会にあるような大型のスーパーはないのです。
なので、お野菜は基本、自分たちで作っている方が多く、旬のものは溢れるけれど、旬が外れると、そのお野菜を目にする機会がぐんと減ります。
今の時期にまいも!!
実は、まいもは寒さに弱い芋で、木頭のような寒い場所では、下手をするとしびて(寒さにやられる)、ダメになってしまうのです。まいもの旬は、霜が降りる時期になるまで。
なので、今、その寒さに弱いまいもをいただけるということは、しびんように保存しておいたということ。
まいもはどうやって保存するのか。
長く食べるようにも置いておくけれど、次植える種もしびんように置いておかないといけないのです。
とある方は、上手に使わなくなった犬小屋を再利用。
穴を掘って、まいもを入れて、泥(土)をかぶせ、シュロの葉っぱをのせて、屋根付きの犬小屋を置いておく。
霜降る前に、上の茎と葉の部分をカット。茎の皮をむき、乾燥して保存。木頭では、ずきと言って食べられています。
土に埋まったいまいもの上に、草や藁などをどっさりかぶせ、寒さにやられないように保存。
今回は、それを掘り出してくれて、いでて持ってきてくださいました。
なんともありがたいこと。
知らなければ、まいもだー!ありがとうございます!とゆず味噌つけて、ばくばくといただくのですが。
色々と知ってくると、旬でない時期に、どっさりホカホカのまいもをいただくと、あぁ、しびんように保存していたんだなぁと、感謝していただかないと、という気持ちが高まるのです。
昔からの木頭の保存の知恵は、今もまだ残っています。
なんでもスーパーで買えるようになった時だからこそ、食材の旬や保存の知恵を身をもって知る暮らしは、とても貴重なことだと思っています。
今時期のまいもとゆず味噌の組み合わせ、最高です!












