2020/05/18
【一人ではできないこと】
3年前から、地域の方と木頭の子どもたちと、昔の知恵と道具をできるだけ使いながら、一畝の田んぼでお米作りをしています。
2年前からは、畑で大麦も育てています。
昨年からは、木頭学園のふるさと学習の一つとして取り入れていただいています。
今日は、お天気を見ながら最後の大麦刈り。タイミングを逃すと、倒れちゃったり、カビが生えたりするそうで、今日昼ごろから降りはじめると言われていたので、朝のうちに早くから作業。
と言っても、量は多くないので、ちゃっちゃっと刈って、束ねて、干して。
三種の大麦の収穫が無事終了。これらは、来年用の種を残して、あとは、お米と一緒にみんなの胃袋の中へ行く予定。
でも、これからの作業が大変。少量なので、昔の道具が大活躍だけれど、手間と暇がかかるので気合いを入れないと。
最近、苗代の水溜りが悪い気がして、モグラ穴っぽい穴を数箇所発見し、穴埋めを。
泥の感覚は、気持ちいい。
苗代には、たくさんの生きものが。
アカハライモリ、アメンボ、オタマジャクシ、他にもたくさん。
最近やけに多いのはイトトンボ。水色の。本当は捕まえて、図鑑片手に調べたい所だけれど、今日は雨が降る前に終わらせることがたくさんなので、そういうことはしない日に(でも、やりたいっ!)。
レンゲが咲く、一畝の田んぼには、花を求めてたくさんのモンシロチョウ。
でも、レンゲの花も、最盛期は過ぎ、もう種がたくさん。
来週あたりに、耕運予定。
そんな、田んぼや畑も、私一人でやっているのではなくて。
畑や田んぼの土地は、地域の方の場所をお借りして。
眠っていた田んぼを復活させてくれた仲間が作った田んぼを、田んぼなんてやったことのない私が使わせてもらっていて。
麦やお米の種は、3年前、地域の方から分けていただいて、スタートして。
「そんなこともあるかなと思って、今年も余分に苗を作ってましたよ。」と、気にかけてくださり、予備の苗を置いといてくださる地域の方がいてくれて。
毎日の田んぼの水を見てくださる方がいて。
苗代作りや田植えや稲刈りなど、知恵や技、腕、道具を貸してくださる、心強い地域の方がいてくれて。
作業休憩中に、その季節に採れたものでこっさえた美味しいものを差し入れしてくださる方がいて。
古い手の耕運機の調子が悪いときは、地域の方がエンジンを分解したりして直してくれて。
昔の道具に修繕がいる時も、子どもたちとの作業の日までに、地域の方が直してくれて。
活動中にみんなで飲む釜炒り茶を一緒に作ってくださる地域の方がいて。
「おっ!苗大急なりよるぜんかぁ。」と、田んぼに足を運んでくださる方がいて。
他にもたくさん。
みなさんの協力なしではできない活動です。
関わってくださる、協力してくださる方にも、楽しんでいただきたい。そのためにはどうしたらいいのか?
集落支援員として月一回発行し、木頭地域の各世帯に配布している、集落支援員新聞で、田んぼや畑、活動の様子を報告させてもらったり。
●集落支援員新聞(協力隊新聞)はこちら●
https://www.facebook.com/kittokurasu/media_set/?set=a.836780336685236
一人で、作業しながら、いつもいつも考えることです。一体、どう感謝の気持ちをお伝えしたらいいのか。
少しでも、うまいお米をつくって、収穫できたものを一緒に食べてもらいたい!
そんな思いで、ことことと、日々の作業をしています。
そして、今日の作業は雨降り前に無事終了。
そろそろ耕す段取りをしないとなぁと一畝の田んぼを眺めつつ、いよいよ雨が降るぞとお知らせしていくれている雲の色と動きを見つつ、湿度の高さを全身で感じ、耳からは、涼しげなカジカガエルの鳴き声を聞き。作業中、頭上で、えさやりをしたいのに、私の存在が気になり、ピーピーピーと鳴いて鳴いてしているヤマガラの親鳥を見つつ、お腹が空いたので、完熟バナナをがぶり。うまい。
ついに学校が動きはじめるので、この田んぼもいよいよ、田植えに向けて動きはじめます。
今年の苗は、ぼちぼちと順調。箱苗の予備苗も分けていただき、一安心。
さて、今年もうまい米ができるのか?レンゲの肥料も効くはずだからきっと。
田んぼに水を張ったらやってくる生きものにも期待して。
今年は、学校の夏休みがないのであれば、生きもの観察の授業も入れてもらえるかもなんて、期待しながら。
一畝の小さい田んぼの可能性は無限大なのです。そして、それも、地域の方の力があるからです。
木頭の学校だからできることを。そのためには、地域の方々の協力なくしてはできません。
少しでも、将来の可能性が無限にある木頭の子どもたちに、ふるさと木頭の大事なもの、ことを伝える何かができればと思っています。
もちろん、自分も楽しんでいるんですが。












