『Grim Dawn』はCrate Entertainmentが開発する“Diabloライク”なアクションRPGだ。この作品を心から愛したひとりの父親が、この世を去った。公式フォーラムに書き込まれた息子の投稿を見た開発元は、父親をNPCとしてゲーム内に登場させた。
時間の浪費と見られがちなゲームコンテンツで、誰かに生きる意味を与えられているとしたら、ゲーム開発はとても意味深いものだと感じる」とBruno氏は語る。

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『Grim Dawn』はCrate Entertainmentが開発する“Diabloライク”なアクションRPGだ。この作品を心から愛したひとりの父親が、この世を去った。公式フォーラムに書き込まれた息子の投稿を見た開発元は、父親をNPCとしてゲーム内に登場させた。
時間の浪費と見られがちなゲームコンテンツで、誰かに生きる意味を与えられているとしたら、ゲーム開発はとても意味深いものだと感じる」とBruno氏は語る。
awakening
2006/02/09
かなたから響く谺のように、〈音〉がわたしをとりまいていた。 その遠さ。けっして到達し得ないところで、りんりんと鳴り響く至福の音楽。それが、わたしの最初の記憶だ。 用意されていたプログラムが、外界からの刺激に反応して走り始める。優先順位の確認、再生プログラム起動、生命維持プログラム読み込み開始。 どくん、と身体の中心で音がした。 遠い音楽を圧して、力強く、躊躇いを知らず。どくん、という音はつづく。正確に、そして永遠にビートを刻む。 体温が少しずつ上昇し、わたしは自分の思考が宿る〈身体〉を意識しはじめる。 プログラムの羅列がどこかで途切れ、実行がつまずく。エラーに対処するためのブリッジが即座に発生し、プログラムは走りつづける。第一段思考制御、解除。第一段感覚制御、解除。 取り込まれる情報の量が加速する。めまぐるしく、わたしはすべてを感じる。第二段感覚制御、解除。閾値再設定。水が泡立つ音にとりまかれているのは、水槽に空気が注入されているからだ。ぶーんと響いているのは、モーターの駆動音だろうか。あまりにも多過ぎる入力を、プログラムは自動的に遮断する。わたしの思考が安定し、情報の取捨選択を正常におこなえると判断すると、感覚器官の感度が上げられる。すなわち、感じたものが、ダイレクトに伝わるようになる。 もう、音楽は聴こえなくなっていた。環境音を総合し、遮蔽したものが、あの遠い〈音〉だったのだろう。この世にはあり得ないもの、わたしの未熟な想念に、今や記憶の中にしか存在しないもの。 思考制御、全開放。 わたしは誰? わたしは創られたものだ。〈身体〉の感覚は指先にまで達し、自身の輪郭を思いだしはじめる。記憶野へのアクセス権を握りしめて。 創られたもの。そして今、わたしは目覚めようとしている。 目覚めとは、わたしが自立的な思考と運動能力を恒常的に確立し、維持するプログラムの開始をさしていた。文字通り、閉じていた目を開くことをも。 目は、わたしの創造者たるヒトにとって重要な感覚器官だ。だからかれらは、わたしの目もそのように位置づけた。それが収集し得る情報量は、ほかの器官に比してはるかに多く、情報分析上で占めるウェイトも大きく設定されているはずだ。 目覚めプログラムは終盤にさしかかっている。わたしは目蓋を上げようとした——それは、あらかじめ組み込まれた行動だった。だが、目蓋はあまりに重い。まだ体温が上がりきっていないのかもしれない。 このプログラムは、中断できない。 わたしは目蓋を上げることに全神経を集中した。 聴力と触感、嗅覚は順調に回復している。もっとも重要な感覚器官である目の再生反応が遅いのは、望ましくない状態といえた。 目のまわりの筋肉を、わたしはイメージする。血流を、神経を、遅滞なく正常に通わせるべく、意識する。身体の中心から、なにか熱いものがこみ上げてくるように感じた。その熱が、目蓋を押し上げて、両頬を流れ落ちた。 それが涙と呼ばれるものだったことを、のちに、わたしは知ることになる。 「泣いている」 低い声が、〈音〉の幕を押しのけるように、耳に届いた。 「……痛みを感じているのでしょうか」 「生まれくる者は皆、泣くのだ」
古いテキストファイルから。
「よい写真」は、世界とカメラが、気が向いたら撮らせてくれるものだと考えるようにしています。
よい小説も、世界が気が向いたら書かせてくれるんだと……いや、わりとそんな面はあると思うんですよ、うまく説明はできないけど。 主体としての「自分」が重要なのは、書きたいなぁという意識と意志を忘れないで関わりつづけることにあるんじゃないかな、と思っていて、わたしはこの意欲の部分が薄いせいで、いろんな機会を逃してるかもしれないです。 あと、このかたの写真、すごく好きです。
もちろん機能性は大切ですが、僕はいい道具というのはその背景にあるストーリーだと感じています。ほうろう鍋という物質と同時にそれがもつ物語を共有したいのです。その鍋を手に入れただけで、少しだけ女性として成長できる、あるいは素敵になれる。
商品の「物」としての性質それ自体のみではなく、背景も買う。ストーリーを買う。 人は、ストーリーを必要としている気がする。多くの人が自覚している以上に。生きて行く上で、無意識に。
毛見:面白いのは、お客様が言ったとおりにつくると、絶対売れないことです。たとえばお客様にアンケートで「ボタンはどんなものがいい?」「柄は?」と聞いて、そのとおりにつくっても絶対に売れない。なぜかというと、購買欲って「わあ!」って心が感動したときに動くからです。自分が想像したものができてくると、満足感はそこで終わるんですよね。「かわいい!」「見たことがない!」っていう感動がないとダメなんです。 ――確かに、「白のタートルネックが欲しい」というように目的を決めてする買い物もありますけど、そういう買い物って楽しくはないですね。 毛見:そうなんですよね。毎日の食料品を買うように「買わなきゃいけないから買う」というモチベーションでは感動をご提供できないのです。
オフィスで「ジャージーワンピ」が流行る! オフィスブランド「ケイミー」の挑戦|ウートピ すごくわかる気がする。 物語作りにも似た感覚があって、「こういう話が読みたいんです」そのまんまだと、それだけ、という感じ。 それだけでも喜んでくれる人は喜んでくれるけど、「えっ?」っていう驚きがないと、心に引っかからないと思っている。 求められるものと、表向きは求められていないもの(直接的に要求されない何か)を、バランスをとって配置する必要がある、と。 心に引っかかるというのは、つまり、なにか新鮮なおどろきがあった、ということで、それは「届いた」ということなんじゃないかという。 なにが届くかは、受け手次第だなぁ、とも。
クローズアップ現代見てるけど、「自己責任」って言葉の呪縛の強さに愕然。「自己責任」てのは、なにかを「やっちまう」前に「気をつけるんだよ」と注意するための言葉であって、「やらかしちゃった」あとに、「あなたには助けられる資格もない」と突き放すための言葉じゃないと思う。
Twitter / うさぎ屋 (via mascooma) (via familydoc) (via saecoro) (via mizutamakillingme) (via nekomatagi2) (via huziihisasi) (via edieelee) (via hustler4life) (via plasticdreams) (via otsune) (via katoyuu) (via arechi)
これが未だについったーで回るんですよね、たまに。誰か拡散力がある人のリツイートがきっかけなんでしょうけど、その「拡散力がある人」が、なんでこんな古いツイートに辿り着くのか、という部分に興味があります。
2010年のツイートですから、なにかを検索して辿り着いてしまうんだろう……とは思うのですが、いったい、なにを?
このリブログには「クローズアップ現代見てるけど」で到達しました、こっちはこっちで2000近いリブログになっててびっくり。tumblrで回る方は、本人に通知が来ないからなぁ。
「本とサンドイッチって似てると思いませんか? どちらも間に幸せがつまってるんです」
編集部ブログ・裏Zipper / Original Contents / Web Zipper いいフレーズだなー!
鳥に乗ってる……これ相当大きいなぁ。
ただ「名曲というのは名曲として生まれるのではない。名曲になるのだ」という怪しい諺(私が作ったのだがm(__)m)の通り、名曲・傑作を作るのは作曲家でも評論家でも音楽の専門家でもなく、音楽を聴く一般の「みなさん」である。
隠響堂日記 これ名言だなぁ、と思います。 作品を「つくる」のはクリエイターですが、「評価する」のは違う。 クリエイター本人にとって、どんなに優れていても(あるいは今回は失敗したなぁと思っても)、受け手にとってどうか、だけが作品の評価になるのです。 長く書きつづけていると「あの作家は変わってしまった」などの評価も受けますが、それは評価している読者さん側が「変わってしまった」面もあると思っています。 作品の価値を産むのは受け手側であるというのが創作物の大原則じゃないかなぁ、……という話なのですが、これあまりわかってもらえてないなぁ、ということもよく思います。
(via I Found A Blind Baby Sparrow Below My Balcony After A Storm | Bored Panda)
もけもけでかわいくて、いいお話。
日本語での紹介は http://www.roomie.jp/2013/09/102743/
「お仏壇やお位牌が流されてしまった」「お墓を直すことが出来ない」「菩提寺の和尚さんとなかなか連絡が取れない」「菩提寺がないので誰に供養してもらえばよいのか分からない」など、自分の生活を立て直すだけで精一杯のはずなのに、ご供養のことが気持ちの負担になっている様子に触れるとき、一人の宗教者として本当に心が痛みます。 そんな時、私は「全国のお坊さんが、あなたの大切な方のために毎日ご供養しているから、安心して、まずは自分の生活のことを優先して下さい」とお伝えすることにしています。
回向~3・11に禅僧がお伝えしたいこと:日経ウーマンオンライン【禅のことば】
「スイスにも、フランスやドイツにも、才能のある子供は本当にたくさんいるのです。でも、才能のある子供は残念ながら、途中でやめてしまう傾向にあります」 「才能があるゆえに、すぐに色々とできてしまって飽きてしまうんですね。それでも向上心を持って継続すること、それは努力するということですが、それがなかなかできないのです」
バレエ指導の魔術師、ロッシ池上理恵子 国際バレエコンクールでは教え子が常に上位独占
ほかにも「あるあるある〜」や「わかるわかる!」という説明満載なのはなぜだろう。わたしはべつに誰かに何かを指導する立場に立ったことがあるわけでもないし、子どももひとりしか育てていないし、そんなに共感できるはずがないので、さっきから不思議でならないのだけど、とにかく、共感できる内容が多い記事。
もし僕たち全員で行動すれば、Cytusは新たな伝説的音楽ゲームになることができるかもしれない。そして、それは僕たちと、プレイヤー全員 が共に作り上げるものなんだ。
Cytus100万ダウンロード計画
音楽ゲーム「Cytus」における、課金モデルの考えかた。より多くのユーザーにダウンロードしてもらうことで、ライト層を広げていこうということ。少数のコア・ユーザーにだけ追加ダウンロードコンテンツとして新曲を配布するモデルではなく、最初のダウンロード課金だけで、誰でも何曲でも更新された楽曲を手に入れられる方がよいだろう、という考えかた。
16進数表記がわかるグラデーションのカラーピッカー。ランダムカラーでグラデーション見てるだけで、なんだか楽しい。不思議だけど。
グリム幻視「白鳥」冒頭お試し版
同人誌「ファンタスティック・ヘンジ」に再録される原稿の冒頭部です。試し読みにどうぞ。
丸谷 本というのは、おのずから他の本を読ませる力があるものなんです。ある本が孤立してあるのではなく、本の世界の中にあるのだから、感動すればごく自然に、他の本に手が出る仕組みになっているんだ。
鼎談・読書について 筒井康隆さん×丸谷才一さん×大江健三郎さん - 本のニュース | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
朝日新聞2011年1月30日読書面に掲載された鼎談の再録だそうです。
お三方とも本がお好きなんだなぁ、と……すごく当たり前のことだけど、ストレートに感じられる内容。さほど字数もないのに、ぎっしり詰まってる感じがあります。
ウマレル
「生まれる前のことって、覚えてるか」
不意に訊かれても、答えようがない問いというのがある。多少は突拍子もない内容であっても、それまでの話の流れで思考がそちらに向いていれば、まだ対応のしようがあるのだ。だが、直前まで彼は、昨晩の夕飯について語っていたはずだった。つづけて、今夜はなにを食べるだとか、好きなメニューはなにかとか、そういう話になるならいい。
なんでこれ。
急に訊かれてもわからないよ、というのが最大限に誠実な回答である。
「俺は覚えてるんだよね」
どうせ、こちらの回答など、どうでもいいのだ。こういう質問は、自分の話のための枕なのだ。どんな風だったと尋ねるまでもなく、勝手に語りだす。
「すごく寒かった。風が唸ってて、孤独で、見捨てられた感じだった」
「そういうパターンは、はじめて聞くな」
「そりゃ俺だもの」
「ふつう、あったかくて、お母さんの心音が聞こえてとか、そういうんじゃないの」
「ふつうなんか、興味ないね」
そう来ると思ったよ。
「で、ふつうじゃない生前の情景はどんなだったんだ? いや、生前って生きてるあいだだから表現として変か……」
「おまえは、こまかいんだよ。とにかく、生まれる前は寒かった。生まれたらやっぱり寒かった」
「変わらないのか」
「そう。やっぱり寒いし、やっぱり孤独だし、やっぱり見捨てられた気分だった」
「親御さんが泣くぞ」
彼のご両親の名誉のためにいっておくと、衣食住、きちんと面倒をみておられたと思う。性格の方は、こんなだから、まぁどうしようもない。
「親は親だよ。俺は俺だ」
「話が繋がってない」
「こまかいよ」
「全然こまかくないよ」
「まぁとにかく、今でも寒いし、孤独だし、見捨てられた気分にもなるけど、ずっとそうってことはないんだよね。つまり、たまにはあったかいし、孤独じゃないこともあるし、見捨てられてない気分にもなれるってこと」
「そりゃよかったね」
「うん、よかったよ」
彼は笑って、それからまた、訊いてきた。
「で、死んだらどうなるか、知ってるか?」
「知らんがな」
「また寒くて孤独で見捨てられたようになるんじゃないかと、俺は思ってる。ずっと、ひとりぼっちになるんだ。風だけが、ごうごう鳴ってて、今にも吹き飛ばされそうで、だけど俺しかいなくて、誰も助けてくれないどころか、助けを求めることさえ無意味なんだ。そういう世界に戻るんだ」
「そういう宗教立ち上げても、絶対、儲からないよなぁ。ああいうのってだいたい、死後救われるとか、そういうので信者を引っ張るんだもんな」
「誰が他人と共有するかよ。これは俺だけの宇宙だ。だから絶対的に孤独なんだ。生まれる前も、死んでからも、あそこにいるのは俺ひとりだ。他の誰かが存在する余地なんかない。だから、他のやつが生まれる前にどんなかも、死んでからどうなるのかも、俺は知らん。俺にわかってるのは、俺のことだけだ」
「そりゃまたすごい孤独だな」
考えてみるまでもなく、彼はひとりでいることが多い。生まれてからも孤独を愛してるのかな、とぼんやり考えていたところに、いわれた。
「だから、生まれるってのも悪くないよね。今は、ひとりじゃないときもあるんだから」
「……おまえ、長生きしないといかんね」
「おうよ」
「自信持ってるなぁ」
そりゃあね、と笑って彼は立ち上がり、こちらを見下ろしていった。
「おまえも長生きしろよ」
なんか出てきたから書いた。所要時間30分。