俺の世代ではこちらの世界にデビューしたときには
もうRさえ規制されていた。
だからといってそういうものに経験がないやつの方が少ないかもしれないという実感はある。
そういうものに関しては転換期の世代とも言える。
昔のハッテン場では普通にRだとか売っていたと聞くと
うらやましいな、と思ったこともある。
でも、だからといって普通のSEXに関して不満がある訳でもない。自分では言いにくいが、そこそこモテる方に生まれさせてもらったおかげで性について不都合に感じたこともない
一方で、俺の住む街は中堅都市であり、もう30の後半を迎えたときには地元の友人が増え、なかなか大っぴらに遊ぶことも出来なくなってしまった。友人が増えることは喜ばしいことに違いは無い。
そんな自分は県外へ出ると必ずハッテン場へ行ったりホテルを取ってそこで見知らぬ男を招くようになった。
そんな時がいちばん開放的になることができて、日頃のストレスを忘れることが出来る機会のひとつだった。
そろそろ本題に入ろう。
俺と↑との出会いも俺が県外へ遊びに行ってホテルで待機をしていたときに知り合った男からだった。
その男は俺が住む街にはいないようなタイプの男だった。身体もラグビー選手のように分厚い。セックスのテクも俺には新鮮さを感じるほど上手かった。いわゆる種馬というのか、その巨根で俺のケツに何度も種付けし、俺を今まで感じたことのないぐらい快感のなかに引き込んだ。
簡単に言えば、一回目の会合で俺はそいつに魅了された。
それほどの男なので、俺は何ヶ月前からそいつの予定を聞いてそいつのためだけに旅行計画をたて会いに行った。
何ヶ月前から気持ちはもうそいつとのセックスでいっぱいだった。
またあの男とやれる。そう思うだけで日々の辛さはどこか遠くへ吹き飛んでしまうほどだった。
そして、当日少しランクの高いホテルでやつを待った。あと数時間で会える。それまでがとてつもなく長く感じた。
そして日が暮れ待ち合わせの時間にやっとなったとき、ドアがノックされた。
俺の股間はすでにいきり立ってしまっている。男の姿が見えたとき、俺はすかさず男の身体に抱きついた。鼻腔をくすぐる男の匂いを感じる。そうだ、この匂いも好きだった。
そのまま俺たちは口を合わせ、舌を絡める。
口のなかに男の唾液が流し込まれる。男の一部が自分の中に満たされて気持ちはさらに高まる。
(中略)
そうして、男の一発目の白濁した塊が俺の中を満たしたあと、俺はその余韻でなかなか動けずにいた。
男の責めは荒々しい一方で俺の急所を的確に射抜いていた。初めての会合のときより何段も上等な快楽を俺に与えた。それでも、男には余裕があるようで、ベッドの脇の椅子に腰掛け煙草をふかしている。
やっと余韻が落ち着いたとき男は2本目の煙草を咥えていた。
「相変わらずタチが喜ぶ穴で楽しかったよ。身体もデカくなったな」男は視線を窓ガラスの外に向けながらそう呟いた。
この日まで男の気を少しでも引くためにジムへ行く回数を増やした俺。だからこそ男から褒めてもらえてとてもたまらなかった。男への愛しさが増してくる。
それが照れくさくなって「ありがとう」と単調な言葉でしか返事が出来なかった。
「明日もこっちいるんだよな。
そしたらよもっと気持ちよくなることしないか?」
そもそもこの男の為に組んだ旅行だったから他の予定なんてキャンセルしようと思えばいくらでも出来る。それよりももっと気持ちよくなるという言葉に俺は胸がザワついていた。
やつの視線はこちらを向いており、先程よりもギラついているように見えた。気持ちよくなること、そのフレーズに俺は多少の危険性を感じ取っていた。俺ももう立派な大人であり、それが何を示すか分からない訳ではない。
男は吸っていた煙草の火をはいざらで潰すと、自分が持ってきたカバンに手を伸ばし、その中から茶色い便箋を取り出した。そして、その便箋を逆さにすると中から出てきたものが机の上に転がる。それは紛れもなく俺が予感していたものだった。
身体に冷や汗がまとわりつくのを感じる。これは人として手を出してはいけないもの、、、その危険性を俺はしっかりと分かっていた。
「驚かせて悪いね。こういうのは初めてかな?」男の言葉は軽いもので、逆にそれが不気味だった。
「初めてに決まってます、、、すみません。俺、そういうのはちょっと、、、」俺はもう肝が冷えてしまってそう言葉を濁すことしか出来ない。どうにか雰囲気を変えようとしたが、男の態度は変わりそうもない。
「大丈夫。これはお前用にかなり薄めに作っておいたからよ。だから、ちょっとしたRと同じぐらいなものさ。まあ景気づけみたいなもんだよ」
そう言うと男はPを手に持って俺の隣に座った。
「すみません。それはやりたくないです、、、」
俺は何とか言葉を紡いで断りを入れた。
けれど隣の男はその俺の言葉を受けて明らかに不機嫌になった。
「じゃあさ、もう帰るわ。
お前には拍子抜けだ。」
始まってまだ1時間ほどしか経っていない。この日をどれだけ待ちわびていたことか、それなのにもう男は終了の様子を見せている。時間も労力も今回の旅行のために費やしていたのに、それが終わってしまう。それは耐え難いものだ。
男が立とうとしたとき、俺の手は勝手にやつを握ってしまっていた。
「なんだよ。お前にはもう用がないんだ。」
怒気を孕んだ声が俺に浴びせられる。
「帰らないでください、やりますから、、、」
俺はついにその言葉を口にしてしまった。
男は少し立ち尽くしていたが、また俺の隣に座り直した。
「やっと素直になったな。いいぞ、やってやる。
とことん楽しもうや」
そう言って俺の腕にバンドを巻き付け出した。直ぐに冷たい脱脂綿で俺の場所を拭う。きっと俺に考えさせるヒマを与えないために素早くやってしまおうと考えているんだろう。
あっという間に準備とやらが終わり、オレも覚悟を決めた。
「いくぞ、手が痺れる感じがしたら言え。」
Pの先端が肌に触れる。そのまま痛みもなく表皮を貫いた。俺は目を向けることが出来ず背ける。
「赤いのが見えた。そしたら押してくぞ」
パチンとバンドが外されると冷たい感触を腕に感じる。しかし、それ以外は対して大きな変化はなかった。
男が持つPが俺から離れる。もう終わったようだ。
脱脂綿を自分の場所に宛てるよう言われる。そして、そのまま腕を上に挙げさせらた。
そして、その瞬間なにかが弾けた。
視界がパッと明るくなる。そして、それに疑問を持つ前に身体が熱くなっていく。風邪にうなされるときよりずっと熱い。熱病のようにその熱は膨張していく。すぐに身体からはみ出してしまうような熱量に達する。
そんな状況であるのに思考は研ぎ澄まされていく。感覚が鋭敏になり、肌が外気に触れるだけでぞわりとした刺激を俺に与える。心臓はこれまで経験したことのないほど早鐘を打つ。血液の中を龍が踊るように駆け巡っていくような錯覚に陥る。
「どうだ、初めての塩梅は?最高に幸せだろ?」
シアワセ?そうかシアワセなのか、、、この感覚。ヤツから投げかけられる言葉がまさに自分の状況を一番に表していることに気づいた。シアワセだといったん思ってしまったら、それしか表現のしようがないことにも気づく。
言葉ではとうてい説明し切れない。頭の思考能力を遥かに超えたシアワセの熱量は時間が経てば経つほどに 激しさを増していく。今までの人生がちっぽけに思えるほど、そのシアワセは強大だ。俺が持っていたはずの常識はあっさりと数グラムの物質で覆された。
「すげぇな。お前 涙が出てるぞ。泣くほど気持ちいいか?」
涙?俺は気づかないうちに涙が頬を濡らしていた。それが生理的なものか感情によるものかは分からない。苦痛による涙か、嬉し涙なのかそれさえも自分には判断がつかない。
「だいぶアガってるみたいだな。初めてがいちばんいいからな。たっぷり味わっとけよ」
男にそう言われるまでもなく、快感は今もなお上昇中だ。わずかばかりに残った理性がなんとか意識を保とうとするが、それも長い間続かない。独りでに身体が動く。そこでやっと気付く。俺の股間にぶら下がっているものが黒く萎縮している。乳首もいつもと違ってコリコリに勃起してしまっている。自らの手でそこを慰めてみると、いつも感じていた快感の10倍は大きいような強烈な快感を感じた。そうなってみたら、もうその行為を止める手段はない。
男を目の前にしながら俺は股間の萎びた股間と乳首を一心不乱に刺激する。恥ずかしさなどとうに消えてしまっていた。
「お前、ほんとえろい。
じゃあ、そろそろ俺も入れるかな」
男がそう言うと、すでに準備していたPを手に持ちさっき俺がしたように透明な液を打ち込もうとしている。それは鮮やかな手つきで、俺はそれを見ながら自慰の手を加速させた。
そして、男が自分で儀式を終えると男から受け取る熱気が一瞬のうちに大きくなったのを感じた。
「おーー!すげぇ!!
たまんねぇな!濃いのたまんねぇ!やべぇ、すげぇ!」
その姿はまさに性獣と例えるのがいちばん近いかもしれない。顔は引き攣り、呼吸も耳で聞き取れるほど荒々しくなる。皮膚も赤く変貌して、まるで別人のようだ。
男はPを簡単に処理したあと、俺が横たわるベッドに近づいてきて俺に覆いかぶさった。男の皮膚と俺の皮膚が合わさると、俺はなんとも形容し難い気持ちよさを感じた。ただ身体を重ね合わせているだけなのに、触れた皮膚から1段大きな多幸感を感じる。まるで男とそのまま癒着して、男が感じる多幸感が自分に流れ込んでくるような錯覚を感じた。
始まってまだ1時間も経っていないのに、俺の頭はパンク寸前だ。そういう状態であるのに男が俺のコリコリに仕上がった乳首を刺激してくると、身体が震えるほどの快楽の波が押し寄せてきた。その波は引くこともなく俺に襲いかかる。声を我慢しようにも抜け出る喘ぎを止めることもできない。
「どうだ?いいだろ?いいだろ?
もっと声出して、すべてさらけ出しちまえよ!たまんねぇよな。最高だろ?」
男が血走った眼を俺に向けながらそう言うと、乳首を荒々しく舌で転がし始めた。自分で刺激して得たものを断然凌駕する気持ちよさだった。暴力的な悦楽。今までの常識があっさり塗り替えられた。
男の刺激はいくら続いたのか、それは覚えていない。俺は与えられる快楽に翻弄され時間の感覚は早くも消えていた。
男の乳首への刺激はだんだん強くなる。その強さに比例して得る快感も上昇する。爪をたてられて赤く腫れ上がっても痛みを感じることもない。そればかりかもっともっと刺激して欲しくて男に胸を突き出してしまう。男も俺が望んでいることはしっかり理解しているようで、乳首が千切れそうになるほどの責めを俺に与える。頭がトロトロに溶けていきそうだった。
しばらく乳首への刺激ばかり続いていたが、突然男は体勢を変えた。俺の頭だけをベッドからはみ出るようにさせると俺の頭を跨いで股間を俺に押し付けてきた。男の股間のものは最初のときよりガチガチに勃起していた。血管が蛇のように肉棒にまとわりついていており。さらに我慢汁のようなものでびちゃびちゃに濡れている。男は何も言葉で指示することなくその逸物を俺の唇に合わせる。
男のデカマラからはなんとも言えない匂いが湧き出ていた。嗅いだだけで頭が揺さぶられる淫臭にあてられて俺の口は自然と開き、男のデカマラをすぐに受け入れた。最初にこの男と身体を合わせたときの記憶が蘇ってきた。そのとき俺は男の亀頭までしか咥えることができなかった。しかし今、男のデカマラが喉を突き、竿の半分ぐらいのところまであっさりと埋め込まれた。口の中はパンパンだったが、逆にそれが俺の興奮を掻き立てる。男が俺の口をめがけてピストンを始める。硬く張り詰めたデカマラが俺の口の中で暴れる。そして、少しずつ喉より先を掘削していく。限界だと感じた場所を簡単に超えていく。呼吸がままならないほど埋め込まれるが、ベッドに寝かされた体勢では逃げることも出来ない。
そのとき、俺の鼻先が男の陰毛に触れる。ついに男のあのデカマラが俺のなかにすべて収まったようだ。俺はそれに不思議達成感を得た。自分の中で肉棒が蠢いているのがとにかく心地いい。しかし、その平穏もすぐに崩れ去った。猛烈なピストンガ、始まったのだ。生理的に胃液が込み上げてきて俺は我慢できずに吐き出そうとしてしまう。だが、そのとき男が股で俺を固定してきて吐き出すことは出来なくなる。そればかりか、男は俺に跨ったまま、その手でまた俺の乳首を刺激してきた。喉を掘削される生理的な苦しさと乳首を刺激される快感が混ざり合わさる。その情報量に意識が遠のきそうになるほどだ。
俺の顔は溢れてくる唾液と胃液やらでベチャベチャになる。それなのに男は俺に構う気配もなく、自分の欲求を俺にぶつけてくる。その態度に俺は自分が玩具になったような感覚に陥った。とうとうストロークも長くなり、いったんデカマラが口外へ抜き出されたかと思えば、すぐに根元まで埋め込まれていくほどになった。喉はデカマラとの摩擦でさらに熱を帯びていく。
そんな時間は突然終わりを迎えた。男の呼吸が荒くなるのが聞こえる。ピストンが最高潮に激しくなる。この後どうなるかは狂った頭でも明白だった。
「よっしゃ、上がってきたぞ。イキそうだ
俺の↑ザーメン全部飲めよ?飲めたらご褒美やっからよ。」
男が息を切らしながら俺にそう告げる。
そして、幾ばくも経たないころ
男のデカマラがドクドクと脈打ち俺の胃へ直接精液を送り込んだ。量も激しいのか逆流してきて気道が塞がれてしまうんじゃないかと思うほどだった。ビクビクと次から次へと注ぎこまれ、胃の中が熱い。
男が余韻に浸りながらデカマラを引き抜いていく。俺の喉は寂しくて泣くようにヒューヒューと変な音がした。
「おっ、
忠告どおりぜんぶ飲めたみたいだな。
すげぇな。俺のは量もハンパねぇんだよ。
↑するといつもより多くなるしな。」
並の大きさの肉棒であれば吐き出してしまっていたかもしれないが、男のはデカマラ過ぎて直接胃に流しこまされたからそれも当然だ。
「じゃあ、次はご褒美だな。
風呂場に来いよ。」
男はいきなりそう言うと、すぐに風呂場の方へ消えてしまった。俺もなんとか起き上がり、フラつきながら歩いた。
そこで、俺は壁ぎわに座るように告げられる。
次に何をされるのかはわからない。恐れと期待がないまぜになる。男は俺のすぐ目の前に立ち少し萎えた自分の肉棒を触る。もしや、と思ったが、その通りだった。
目線が男と交わると男は好色そうな微笑みを浮かべていた。そして、ほどなく肉棒から黄色い液体が迸り始めた。それは当然 前に居る俺の身体に降り注ぐ。まだ男のものは半分勃起している状態だったから勢いも激しく液体が俺に当って跳ねる。頭のてっぺんから足先まで男の液体が俺の肌を伝い落ちていく。そうすると俺の身体からは濃縮された雄臭が香りたっていく。
「飲まなくてもいいからよ。
口大きく開けてみろ」
男がさらに俺に注文を付け加える。俺は戸惑いながらも口を開ける。ジョボジョボと口を満たす黄色い液体。思ったより嫌な感じはしなかった。そう感じてしまった自分が信じられない。
男の言う通り飲み込まずに吐き出した。そして、また口を開け飲み込まずに吐き出す。舌がピリピリするような感じもしたが、それよりも液体の持つ熱が俺に伝染したきたみたいに身体がさっきから火照っている。
男の液体の噴出が弱くなり収まると、それを少し寂しい気持ちになった。それに自分が気づいて、思考までもが侵されていることに恐ろしくなった。
液体が俺の身体のすみずみまで降りかかり、きっととんでもない悪臭を放っているだろう。そんな身体であるのに、目の前の男は俺を抱きしめてきた。
「ごめんなあ。いろいろとしちまって。
なんなら、このまま何も無かったふりして帰ってもいい。それがお前のためだ。俺のことも忘れて過ごした方がきっといい」
今までの態度が嘘のように男は弱々しい声を俺に投げかける。
男のその態度の変化に俺は戸惑う。これからどうするかは俺に委ねられた。俺はどうしたいのか自分に問いかける。
「そうですね。たぶん今日ここに来たのは間違いでした。
自分の生活を考えるなら、これはしてはいけないことです。」
「けどね、俺も40年近く生きてきて、思ってたんです。自分は幸せにはなれないだろうって。親にも縁切られて、仕事も嫌々なんとか続けてるだけです。自分の人生後悔が無い人なんていないでしょうが、自分は生まれてしまったことに後悔を感じることさえあります。」
「だからじゃないですが、やりたいことをやればいいって思うんです。自分1人が居なくなっても社会は成り立ちます。自分の価値はそんなもんなんですよ」
そんな言葉がスラスラと出てきた。↑の影響かは分からない。けど、実際 意識はしていなくてもそういう考えがあったのは確かのように思える。
俺の言葉を男は最後まで聞いていた。
そして、改めて俺に聞いてきた。
「お前のやりたいことってなんだ?」
それから俺はシャワーを浴び、部屋のなかに戻った。
そこにはもちろん男がいる。そこで、Pに新しいものを入れている真っ最中だった。俺にとっては目新しい光景だ。それになんだかその仕草がとても魅惑的に思えた。
これから俺は、、、自ら望んでそれを使うことになる。やってはいけないことだとは明確にわかっている。だけど、このときばかりはそれを無視しようという考えに至った。この先後悔することになるかもしれない。それもわかっている。
だけど目の前の男を悲しませたくないというなんとも理由にしては小さいものが俺のこれからの行動を決めた。
準備は待つこともなくすぐに終わった。先ほどとおなじように駆血帯を渡され消毒を済ませる。違うのは中に入ってるモノの量だけ。さっき俺の中に入ったモノはいわば初心者用の量だったらしい。それを聞いた俺は男と同じ量でしたいと申し出た。ここまできても俺にとってこの男がたまらなく理想的な男なのは変わらない。だからこそその男と同じ舞台に立ちたい、そう考えてこその申し出だった。男は辞めた方がいいと指摘を受けたが、半ば俺が押し切る形でそれを認めてくれた。
深呼吸をするように男に言われ、俺はそれに従う。あと、数分後の俺はどうなってるんだろうか。同じ自分でいられるだろうか。その不安は尽きない。しかし、俺の肌へPの切っ先を向ける男の真剣な眼を見つめていると、なにもかもが些細なことに思える。今を楽しまずにいつ楽しみがやってくるのだろうか。
そんなどうでもいいことを夢想しているうちにその時は来た。Pの中が紅に染まる。
「よしっ、入った。
ゆっくり押していくからな。動くなよ。」
男は視線をPに向けたまま俺にそう告げる。だんだんと液体が俺の中へ侵入を開始する。だがしかし1度目のものとはまったく違う感覚が俺を襲う。
3分の1ほど進んだとき俺の周りの世界が明滅しだした。身体が燃えるように熱い。なのに、冷んやりと頭は冴え出す。肌の感覚は研ぎ澄まされ、空気が肌に触れるのさえはっきりと感じる。まだ3分の1であるのに1度目のそれとは性質がちがう。
俺は高まっていく感覚に流されそうになりながら自分を保とうと足掻く。しかし、3分の2。それが過ぎたとき頭にガツンと衝撃が加わり、さらなる快感が濁流となって俺という存在を洗い流してしまう。これ以上は危ない。生存本能がそう叫ぶ。
「我慢しろ。動くなよ。全部打ち込めば天国だからよ」身体をよじろうとした俺に男は気づいていた。その言葉を信じ俺は耐え続ける。
そして、やっとすべてが俺のなかに入り込んだ。心臓が早鐘をうち、透明な液体が身体中を駆け巡る感覚が鮮明にわかる。
「よし、よく耐えたな。
寝ててもいいぞ、俺もすぐ追う」
その言葉を受け座っているのもしんどいぐらいになっていたので横になる。自然と眼を閉じた。閉じてもなお襲い来る多幸感から逃げることは出来ない。そこで俺はとうとうその快感に抗うことを辞めた。決壊した気持ちよさの波に自らの意識を投げいれる。頭で考えることを諦めた俺。今の俺は過去に経験のない快楽のなかにいる。だからこそ今考えたって何がわかるというんだろうか。それならばいっそ身体の感覚に身を委ねた方が懸命だ。
とてつもない快楽を受け入れるようにすると、それに呼応するように昂りが増していく。そして、不安感や身体のだるさが抜けていく。そしてそれらが快楽に集中するためのキッカケだったようだ。
やりたいことをやればいい。
「やべぇす!!兄貴ィ!!!
俺、気持ちいい!気持ちいいのがとまらねぇす!
さっきと、、、違う!すげぇいいす!!俺、狂っちまう!
兄貴!最高っす!!これ、イイ!」
兄貴なんて言葉今まで発したことなんてなかった。けど兄貴と男のことを呼ぶと愛おしさが溢れてきて、こんな素晴らしいことを教えてくれた兄貴のことがたまらなく思った。
俺はひとりで悶える。ベッドに横になりながら身体中をまさぐる。そうしていないと、狂ってしまうようなそんな気がして身体中がチンポみたいに敏感になっちまった。
もちろんチンポへの刺激も忘れることはない。しかし、そこにあったものはチンポと呼べるものではなかった。指の端で摘めるぐらいに小さい。まるで小学生のモノみたいに萎縮しちまってる。子供のようなモノだが、その色は黒く沈んだ色をしている。そんなみっともないチンポになってしまっていたが、弄ってみると普段のセンズリより数倍は軽く気持ちいい。そんな短小ペニスを荒々しく刺激する。気持ちよさで頭が震える。しかも、さっきのPがまだ俺の中で暴れているせいで時間が経てば経つほどより大きな快感が俺を苛ませる。
俺が今までで最高の快楽に耽っていると、雄叫びが聞こえた。俺は条件反射的にそちらを見ると、男が自分の分のPを入れ終えたところのようだった。ベッドに横たわる俺からもわかるほど男の体から熱気が出ている。鍛え上げられた筋肉がさらに隆起している。たまらねぇ。↑を入れ終えた身体から目が離せない。俺の視界には男しか入らない。
男はかんたんに後処理を済ませると、俺が寝てるベッドに近づきそして、俺に覆いかぶさってきた。↑のせいで男の呼吸は不規則に荒ぶっている。その瞳に焦点はなく、大きく見開いている。間近に迫る男の顔を見ると、きっと自分もおなじような顔をしているのだろうと想像した。それがたまらなく嬉しい。
俺たちはそのまま再び唇を合わせた。呼吸なんか忘れて荒々しい唾液の交換が続く。溶けるようだった。まさにその表現が近い。肌と肌が触れた部分から溶け合い混ざり合いさらに強い快感が訪れる。
次に仕掛けてきたのは男からだった。男の舌が俺の口内から離れ下半身へと向かう。そこにはいまだ黒く萎縮した俺のドリチンがあった。先ほどのセンズリのせいかそのドリチンは我慢汁で光っている。男はその我慢汁など気にする様子などない。そればかりか我慢汁を味わうようにしゃぶり出した。しゃぶられても俺の股間は膨張する気配はない。その萎えたチンポを男は口の中で無造作に転がす。暖かい感触とともに鋭い快感が走った。思わず男の頭を掴む。
股間をしゃぶられているだけなのに俺の呼吸は酸素を求めてさらに荒くなる。血走った目をした男が上気した顔で一心不乱に俺の情けないチンポを美味そうに味わっている。イッてもないのにそれと同じかそれ以上の気持ちよさに身が震える。
けど、その気持ち良さはまだ序の口だった。男は手を伸ばしてきて、俺の胸筋の頂上に位置する突起を軽く弾いた。演技でもなく声が出た。喘ぎ声どころの騒ぎではない。気持ち良さより先に声が出て、またガツンと頭に衝撃が加えられたよう。そんな俺の切羽詰まった感情なんて男は気にしないように俺のチクビを今度は荒々しく潰してきた。シラフの俺なら痛くてたまらなくなるほどの責めだったに違いない。なのに、今の俺の身体は瞬時にその痛みを快感にすり替えてしまった。こんなのはまるで初めての経験だ。それまで乳首は感じるには感じたが、けつ専門のセックスでやってきた俺だったのに。それなのに今乳首をM男のように潰されてそれを気持ちいいとしか思えなくなっている。
思考はとうに変態になってしまっているのは理解できた。しかし、身体がこんなにも変貌してしまっていることは予想と少しばかり食い違っていた。これほどの快感を頭に送る身体に変態してしまっている自分。数時間前とでは考えられない。
やっと男の手が乳首から離れたとき、もうそこには以前のような乳首はなかった。ぷっくりと膨れ上がって勃起した誰が見ても明らかな性器に変わっている。それを見た俺はそれがたまらなく嬉しい気持ちを抱いてしまった。
乳首を解放した男の手は、今度は俺の腿を掴んだ。そして、そのままマングリ返しのように足を持ち上げる。当然俺のケツも上向きに持ち上げられ、ケツ穴が目立つように抱えあげられる。
そのケツ穴に男は当然のように吸い付いてきた。
俺はケツ穴を舐められることには抵抗があった。リバだったからもちろんケツ穴を掘られることに慣れてるし、好きだ。けれど、それはそれ用の穴だというノンケの持つような常識が剥がれないでいてケツ穴を舐められることはめったになかった。
しかしどうだろうか、結果は乳首の変貌と同じだ。
男のザラザラとした舌が俺の肉壁をこ削ぎ落とすように責めてくる。その舌を奥へ奥へと侵入させてくる。その度にビチャビチャの淫猥な音が俺の耳に届く。
そのすべてが快感だった。それを証拠に俺はケツの刺激を受けながら右手でセンズリしながら乳首をいじってしまっていた。
ケツ穴がふやけてしまうんじゃないかというほどケツ穴を舌で蹂躙され、やっと足を下ろさせてくれたときには俺のケツ穴はヒクヒクと痙攣を繰り返していた。舌でほじくられるのが止まるとぽっかりとそこに穴が空いて疼きを感じる。
だがしかしその疼きも直ぐに消えることになる。男は俺を腹這いの格好にさせた。俺はこれからされることを感じ、自分がどうなってしまうのか不安になった。舐められてあれだけ感じてしまったばかりだというのに、、、そう心では思っていても身体は正直で俺のドリチンからは我慢汁が垂れ落ちてしまっている。男がそのドリチンに手を伸ばしその我慢汁を男のデカマラに塗りたくる。亀頭が俺の我慢汁で光っている。
そして、そのまま男は俺のケツ穴に亀頭を押し当ててきた。舌で十分に解されたケツ穴はゆっくりとだが着実に男の亀頭を飲み込んでいく。ケツ穴が広がっていく感覚はいつもならキツいはずなのにそんなものは微塵もない。その代わりに身体が開いていって、男の質量が入っていくのが見てもないのにありありとわかって、それがたまらなく愛しい。
その愛しさはデカマラが俺の中をどんどん開拓していくにつれ倍増していく。身体を襲う快感もそうだが、目の前の男がとてつもなく魅力的に見えてくる。俺を犯してくれること自体に喜びを感じる。俺がそんなことを考えているうちに男のあのデカマラがすべて俺のなかに埋もれてしまった。男のデカマラが脈動している。それをケツで鮮明に感じる。まだ動いてもないのに気持ちよさは計り知れない。
そして、とうとう始まったケツ交尾














