「町内会費を払わないなら、もうゴミは捨てるな」
友人が、町内会長にそう言われたらしい。
居酒屋で、うんざりした顔でこぼしてた。
「でも今も、普通にゴミは捨ててる」
最初は、渋々払うしかないと思ってたらしい。
「市役所で“ある一言”を教わってな」
それを会長に伝えた翌日↓
友人が市役所で言われたのは、たった一言だった。
「ゴミ収集は、もともと市の仕事です」
町内会費を払うかどうかと、ゴミを捨てられるかどうかは、本来は別の話
知らなければ、払いたくもない5000円を払い続けるか、"ゴミ難民"になるかの二択だと思い込む。
知っていれば、「それ、別問題ですよね」と静かに言える。
差は、そのルールの出どころを知ってるかどうかだけなんだ。
❶ そもそも町内会は「入らない自由」がある
町内会・自治会は、法律で加入が義務づけられた団体じゃない。
ただの任意団体だよ。
最高裁も2005年にハッキリ示してる。
「加入を強制される団体ではなく、退会も自由」だと。
つまり、年5000円の会費に法的な強制力はない。
払わない=退会も、本来あなたの自由なんだ。
加入を無理強いして会費を請求すれば、逆に相手が「不法行為」で訴えられる側になりうる。
❷ 「ゴミを捨てるな」は、原則として通らない
家庭ゴミの収集は、もともと市町村の責務(廃棄物処理法)
ゴミ集積所も「行政サービスの一環」とされている。
神戸である夫婦が、非加入を理由に集積所を“出禁”にされた裁判では、裁判所が自治会側を違法と判断した。
「一切使わせないのは、入会の強制に等しい」として、自治会に計30万円の賠償を命じている(大阪高裁・2022年)
会費を盾に、ゴミを人質に取る。これは相当に分が悪い。
❸ ただし「タダで使い放題」ではない
集積所の掃除や管理は住民がやってる。
だから“相応の維持費”なら、求められることもある。
実際2025年4月、福井地裁は退会した住民に対し「年1万5000円の使用料を払えば利用してよい」と判断した。
カギは、集積所が市の土地か、自治会の私有地か。
私有地だと、扱いが変わることもある。
迷ったら、市町村の廃棄物(清掃)担当課へ相談を。
個別収集や集積所の新設で動いてくれる自治体もあるよ。
❌ ここを勘違いすると、こじれる
❌「会費を払わない=ゴミも捨てられない」
→ 別問題。会費は任意、ゴミ収集は行政の責務。
❌「いきなり“違法だろ!”と怒鳴り込む」
→ まず市役所で事実を押さえてから、冷静に動く。
❌「黙って集積所をタダで使い続ける」
→ 維持費の相談には応じる姿勢を。ここが揉めの火種。
❌「この件はもう決着済みと思う」
→ 実は今も最高裁で係争中。断定せず、地元市町村の指導も確認
とはいえ、ここからは個人的な意見なんだけど…
わたしは、町内会費は払った方がいいと思ってる。
特に、戸建てでその土地に長く住むつもりなら、なおさらね。
会費って、義務というより…
"自分の住む地域を、住みやすくするための寄付"に近いんだ。
正直、目立ったイベントも活動実績もないかもしれない。
それでも、街灯やゴミ、防災を黙って支えてるのは、こういう地味な自治の積み重ねだったりする。
少子化で人もお金も減っていく時代
こういう地域のつながりこそ、大事にしたいと私は思ってる。
知らずに払わされるのと、知った上で払うのは、まるで違うからね。














