『 夏山や 一足づつに 海見ゆる 』(小林一茶)
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Three Goblin Art
Aqua Utopia|海の底で記憶を紡ぐ

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he wasn't even looking at me and he found me
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『 夏山や 一足づつに 海見ゆる 』(小林一茶)
hiccough
仕事漬けでおかしくなっているとき、仕事中にそれに気が付くことはできない。
おかしくなっているといっても、全然1日で戻ってこられる程度だけれど、たとえば公園で人の子供やおじさんや学生を見ているとき、「つまらないものを見ているな」という気持ちが起きているのを感じて、少しぞわりとする。この感覚のことを、非コンテンツ不感症とでも呼ぼうか。ああこれは少し来ているなと思ったら、時間をかけてゆっくりとリセットしていく。
私が思っているほど世の中はコンテンツとストーリーだけに支配されているわけではないのに、エンタメの仕事をして、趣味も鑑賞・観劇・読漫とかだと、世界がそれらを中心に構成されていると錯覚してしまう。月~金の朝から夜まで「エンターテインメント部」とやらで仕事をし、趣味もSNSもコンテンツ摂取ばかり。「この世はすべてコンテンツ」みたいなサムいことを頭の片隅で考え始め、通勤電車でも「この広告のCDはどんな人だったろう」と思うし、実親を身近で便利な50代の意識サンプルだと思ったり、出産した友人に「一大プロジェクトだね」みたいなことと言いそうになったりする。私かて決して、雰囲気の素敵なカフェに入って「ここから配信ライブできるかな、休業補償いくらかな」とか毎回頭をよぎりたい訳ではないし、ドラマを見ながら「この人オファー断られたな~残念すぎる」と思いたい訳でもないけれど‥「作品」という形が世界のごく一部で限定的だということを忘れている時間は長く、つまり非コンテンツ不感症の時間が伸びてくると、いつでも戻ってこられるようにしておかないと怖いなと感じている。
さっきしてみたリセット方法は、まずは「ああこれがPVだったら」と思いながら懐かしの洋楽と休日の公園の景色を重ねるのをやめる。内なるサブカル女を仕舞い込む。
そして、一羽の雀に注目する。目の前に飛んできた雀A、それは飛び跳ねながら向かいのベンチの脚の後ろへ入っていき、一瞬姿を消して、左側の脚から顔をのぞかせた。もう一羽が飛んできて、見失わないように気をつけながら、周回する二羽を見ていたら、雀Aはそのうち、来たのとは別の方へ飛び去って行った。そんな単純な観察をしていると、頭がすっきりするし、私しか見ていなかったドラマのない鳥類の平常運転を見て、「すべてに物語があるわけではない」という当たり前に気が付くことができる。
そうだ。私が日常的に摂取している物語やコンテンツというものは、それがたとえ日常系のドラマや、ロングショットで景色ばかりの映像であったとしても、意図的に切り取られた表現の積み重ねなのだ。ありのままの世界ではない。人の選択が形づくった「作品」だ。
そして反対に、この世界は、監督も演出も脚本もない。それでいながら無料に鑑賞ができて、好きに解釈をして良い。空の下に集う人はみなころころと変わる天気の表情を感じ取るし、移ろう季節の音色を聞き取る。その先に選択があり、はじめて作品が生まれていく。
「この世にはコンテンツだけが存在し、ほかはその背景、いや黒子だ」という無意識で私が陥りがちな感覚はおそろしく間違っているのだ。そもそものところに、みんなが味わえる「世界」というまったくの偶然が存在していて、それを構成する要素なくしては、誰かさんの愛するコンテンツすら初めから存在しないのだ。
それが分からなくなってしまったら――分からないままに、なにかを作ったり送りだしたりしてしまったら――きっとそのうち誰にも届かなくなってしまうのはないかと思って、怖くなることが多い。だんだんと回帰までが長くなっている気がするそんな自分の心中を冷静に感じながら、私は正常だという自覚のためにもこの文章を綴っている。
やはりこの非コンテンツ不感症――略してヒコフ?しゃっくりみたい――は実は深刻な問題なのではないかと思い始めている。なぜならそれは自分の根幹に存在するポジティブな性質と表裏一体だからだと思うのがひとつ。あとは、この先40年近くきっとこれと共存していかなくてはならない気がするからというのがもうひとつ。
昔から自分のチャーミングな点だと思っていたポジティブなキャラクターに「主人公フィルター」というものがある。『左利きのエレン』の少年漫画好きな写真家が陥っている奴に近い。客観視、第2の視点、いろいろな形容があると思うけれど、「これが物語だったら」という考え方でいろいろとメンタルコンディションを保つことができる、よくあるアレだ。
いやなことが起きても「ここで話が終わったらつまらないからきっとまだ序盤で、ここから大逆転ストーリーへと展開していく」と思えるし、もっといやなことが起きても「これくらいの挫折エピソードがないと売れない」とすら解釈できる。いろいろあって外で大泣きしていたとき「いやもっと雨降っていいよ!」と思ったときには自分でも驚いた。「自分の人生は自分が主役」とはよくいったもので、その都度「2時間映画でいえばこのへん」とか「BGMをこれにしたから展開はこうなる」とかいくらでも好きに解釈でき、便利ったらありゃしない。
ただこれを意識するとすぐに、私のパーソナリティが「世界はすべてコンテンツだ」と思う人間の十分すぎる土壌があることが分かってしまう。自分のちょろいメンタリティを支える重要な一面なので、これを無碍にするわけにもいかないので、悩ましい。
しかも、だ。この仕事、転職するつもりもないし、きっとこの先もどんどん「売れるコンテンツ」「面白いコンテンツ」を公私ともに昼夜問わず考えることになっていくはずだ。この業界の人は、ヒコフにならずにどうやり過ごしているんだろうか?それとももう受け入れて共存している人ばかりなんだろうか。
ヒコフは、正直、局所的な伝染病な気がしている。少なくとも類友だというのが、これを書きながらぼんやりと気が付いたことだ。
旧友のKをみよう。Kはこちらがたまに引くほどのコンテンツ厨で、思えば、私よりもずっと前からそれを自覚して語っていた。この場合の「コンテンツ」とは作品や物語というよりも「質量のある話題」といった方が近い。人生の話題を盛り上げるためであれば、ふつうは他にも理由がいつくか欲しそうな大きな決断を易々としてしまう、突き抜けた価値観の持ち主だ。即決の引っ越しとか、交際とか。Kはコンテンツの奴隷と言えるのか、はたまたコンテンツの女王と呼ぶべきか。
また唯一大学からできた友人Aをみよう。Aは自他ともに認める「エピソード厨」である。旅先で一目惚れした何に使うのか分からない置物、祖母から受け継いだ食器、好きな映画に出てきたメニュー、仲良し同士で歩いていたら見つけた建物、そうした「エピソード」のあるものを前にするとAの目は輝き、たちまち値段では到底計り知れない価値がそこには生まれる。思い入れなく選ばれたシチュエーションや、こだわりのない選択がもたらす感情の波には、なんとなくヒコフ仲間なのではないかと私は睨んでいる。
数少ない友人のことを2人も勝手に書き立ててしまった。2人のためにKのコンテンツ厨やAのエピソード厨ゆえの素敵なところを上げると、“厨”に飽き足らずしっかり“P”であるところだ。
まずKだが、どんなにつまらない環境に放り込まれたとしても、Kの周りには、誰もが羨むようなドラマチックで愉快な状況が生みだされてゆく。場の最大公約数の「イケてる感じ」を利用して、最小公倍数くらいの「思い出に足りうる時間」は絶対に叩き出す、稀有な才覚者なのだ。材料の調理の仕方がうまいし、時運を味方につけるし、もっとも効果的にそれを切り取って発信することもぬかりない。
そしてAだが、そのエピ感度の高さで、常人では気が付けないようなエピの芽を目ざとく見つけることができるし、エピの機運が熟すのを待つための忍耐は人一倍で、それを素敵なエピへと育て上げる創作の腕と行動力が備わっている。
2人とも、なんてことのない1日を、映画のワンシーンか、バズツイートか、絵本の1ページにするようなプロデューサーとしての力量を持ち合わせているのだ。
そう思うと、むしろギフトであるようにも思えて、日常とコンテンツとを切り離さずにその間を自分で埋める努力さえ綴られるのであれば、むしろ祝福すべきことであるように思えてくる。
自分のなかでも結論のついていない、自分がなにかの怪物になってしまうのではないかという不穏な予感は、杞憂に終わる可能性も高く、洒落た喫茶店の雰囲気が私を酔わせた結果なのかもしれない。
ただ文章を書くことは救いになり、記録になり、無為ではない休日を演出してくれるので、記しておく。
2021年5月1日
寝室
日中にちい~~さいことでイラッとしてつい我慢できずに小言をいう私は すやすやの寝顔の横へしのびこんで天井を見るとそれを非常に反省する こんなに優しい人なのになぜそれくらいやり過ごせないのか
明るすぎるスマホの画面と小さすぎる配慮の音量にいよいよ限界が来てまた天井を見ると 急にブログに書きたい文章のネタがたくさん湧き上がってくる なぜいま? 陽の差し込む窓辺に佇むミント色のタイプライターが鮮やかに浮かぶけれど、瞼を閉じる、毎日そうしてアイデアを忘れていく
体温があったかいから寄り添ってみると、3分で体勢がきつくなり、いそいそと自分のポジションへ戻っていく怠惰な人間…私の筋肉はなんとドライなのだろう…
寝る前に考えることは結局明日に対してさして意味もなさいのに、寝室でたくさんのことを自問自答してきた 矛盾にあふれたこの頭の中は立派なものではないけれど、この時間の思い出は誰とも共有しないやわやわのベイビーなのよね だから大事にしてあげたいなと思いながら今日も眠る
2020活動
今年は何をしよう? やっと2020が終わったのでとりあえずしたことを振り返りたいと思います
***
仕事
縁に恵まれ自分らしい発信がたくさんできました!引き上げてくれるすばらしい上司がいることも本当に大きいけど、自分なりにも、エンタメの力を信じて手を止めなかった。ある意味では超暇だったけど、ある意味ではがんばった!
🌼6月の無観客配信 社内でも業界でも早い事例で、もどかしさを殺さず声を上げてよかったなと‥同じような緊迫感を持っていた人たちとのつながりもできたし、記憶に残る会になりました。
🌼11月の例の独演会 仕込みから仕切りまで大変だったけれど、丸々遂行できて達成感!あと、社内へのアピールってこうしてできるんだなというサラリーマン的な気づきもありました。
🌼12月のちいさなプレゼン 人からしたら大したことはないかもしれないけれど、社会人になって初めて0ベースで出来た企画を人に伝える瞬間というのは印象的でした。
勉強
何歳になっても学ぶことを止めたくないなと思っていたら、家にいる時間がものすごく増えたのでラッキー!とね
🌼 Googleデジタルワークショップ「デジタルマーケティングの基礎」 配信と在宅勤務の件でいかに社内のデジタルビジネスが終わっているか気が付き、ホラーの感情を覚えたので、認定証を取得。 本当に基礎だったけれど、結局年の後半になって実際仕事でそんなトピックが”急務です”みたいな空気になったから”ほれみろ”と思いました(笑)。上司ももっとオープンマインドになってくれたらいいのに…。
🌼 国家資格「知的財産管理技能検定」3級 配信が増えると分かった時点で、それまでもずっと気になってた著作権の問題が実際に浮上。誰か詳しい人いたら安心だなと思って、勉強しました。結果待ち。初歩だけど、仕事中のもやもやがマシになったし、やっぱり期限のある学習って生活にメリハリが出るなと!
創作
インプットはもうひとつの投稿で山ほど書いているけれど、アウトプットは‥?と思いつつ、振り返るといろいろ頑張れた期間でもあった!
🌼かしまし文学娘『キーナと逃げ出した絵画たち』 ずっと続けていた児童図書の創作がついに装丁・製本まで完成。3人で通話をつないで開封したときは感無量だったなあ。 海を越えてストーリーを練り上げはじめたのは結構前だったけど、3月の湯河原チルアウトでやった缶詰め合宿にて脱稿、今度は京都と東京で装丁会議。 ひとつひとつの選択をすべて知っている作品があるのってなんて愛おしいのか、そして自分だけでは出来ないものをチームでつくることのプレシャスさを感じました。
🌼ルポールのドラァグレース まるわかりファンサイト(https://rupauls-dragrace.com/) Amebaブログ以来のブログサイトというものを友人と設立。ちょうどいいニッチさのジャンルだったからか、1日100PVくらいは来ていただけるようになりました。 そりゃあWordpressは便利だけど、分かりやすい記事の執筆はもちろんのこと、サーバーの管理やらSEO対策やらSNSやら構成やらいろいろ素人のものが多くて、勉強になりました。新しいことを覚えるのっていいな。結局仕事でサイト担当になったときにも結構役立ったりして、公私混同☆上等!
🌼ほかも… かしまし合宿で考えた商店街のお店たちと公式グッズ(https://suzuri.jp/kashimashi0913) おちけんOBで出そうとした文学フリマの構想案(執筆に至らず) かおりと行き損ねたエジプト旅行の妄想プラン などなど
初めて
🌼自分都合で引っ越し いままで「遠いわあ」と思っていた全く新しいエリアでの新生活。自分で1からものをそろえて生活を作り上げていくのはたのしいことだねえ。いまだに変な感じ。住むところって自分ではあまりどうでもいいように思っているけど、生活のベースを決める大事な選択だなと思います。気に入っているよう。
🌼2人暮らし 人間は所詮それぞれ別の生命体なのだから、もっと当然に軋轢があると思っていたけれど、不思議とらぶに満ちたはっぴーな日々です。うしし。 自分の大事なものは大事、そうでないところは協調、というこのバランスは、人から学ぶところも多いです。心身の健やかさの上に幸ある共同生活が成り立つと思っているので、自他のためにもヘルシーを守ろう!
🌼アートを購入 岡村芳樹さん(Twitter @sashimimoyashi )の絵をオーダーして購入。はじめて自分のお金でアート作品を発注した高揚感は忘れられません。 油彩の抽象画を正方形のカンバスに描く作風の多い方で、北海道のひまわり畑の思い出の写真をもとに描いてくださいました。グミみたいで可愛い鮮やかな色彩。 夫婦になってから喧嘩したときも、付き合っていた恋人時代の気持ちを思い出せるものがあったらいいな~と思って(悲観的と怒らないでね)そんな発注をしました。大喧嘩はまだしてないけれど、「いつでもどうぞ」と新婚の食卓を見守ってくれています。
***
書いていて思ったけれど、きっとこれから歳を重ねるにつれてもっとこういう振り返り方が色濃くなっていくんだろうなあ。 つまり去年までのように「何月は何をした、何月は何をした」ではなくて(もちろんコロナでなんもなかったのもあるけれど)、ルーティンの日々が去ったあとに残った「初めて」や「結果」を見つめるような。 2020のわりに、だからこそ?手に残ったものには満足しています。
2021はどうしようかな。1月1日は怠惰で幸せな日を送った訳だけれど、こうしたなにげなく何もないのんびりとした幸せの時間を切り取る方法も探したいなと思ったりした夜でした。
2020コンテンツメモ
すべてのコンテンツと、となりで享受してくれる素敵なひとたちに感謝を込めて!
【生ステージもの】
⇒苦しい時間を耐えた先には、飾り気のない純粋なエンタメが手を広げてた。「不要不急」の暗闇から立ち上がったその姿はさらに逞しく、結果として私たちの絆は強まってしまった‥!
・オペラ「トスカ」@スカラ座
・声優落語天狗連@紀伊國屋劇場
★仕事を刺激したで賞 落語の入り口イベントを絶対自分で作ってやると誓いました
・RAGE(ラップバトル)
知らないジャンルもとりあえず本場を見てみようと行動できてよかった
・志の輔らくご2020@PARCO
・宙組 イスパニアのサムライ・アクアヴィーテ!!
・ミュージカル「CHESS」
・KERA「グッドバイ」
★好みな演出だったで賞 ケラさんやっぱりいいなあと思った作品
・オールメールキャスト「泣くロミオと怒るジュリエット」
・玉川太福「男はつらいよ」浪曲版
・ルポールドラァグレースツアー Werq the World
これ以降しばらくコロナで生もの封印
・劇団☆新幹線「偽義経冥界歌」
・三谷幸喜「大地」
★心に残ったで賞 あまりに世相に重なりぼろ泣きした、けっこう長い間忘れられないと思う
・ヒプステ Track.2 Rule the Stage
★オタ活やっぱりタノシィィで賞 初期から推せる作品ってイイな~ヒプはひさびさに追えてる流行りです
・三谷文楽「其成心中」
古典芸能を復活させるお手本のような作品だった、覚えておきたい
・鈴本演芸場 禁演落語会(初日)
・野田秀樹脚本「真夏の夜の夢」
・月組公演「ピガール狂想曲」
・声優朗読劇「マクベス」
プライベートではいかないものを勉強のために新たに見るのもうれしい
・ミュージカル「プロデューサーズ」
・三谷幸喜「23階の笑い」
・WAREプロデュース「いきなり本読み!」@国際フォーラム
★ベスト企画賞 よくよく振り返るとかなりニッチなコンセプトだけど、あれは生で見れてよかった
【スクリーン/画面】
⇒通勤中に眺めていた画面は通話中の自宅PCへと移ろい、新たなつながりの形が生まれた。魅力的なものもたくさんあったけれど、こうして振り返ると、身体的な場面の記憶を伴わない思い出の弱さを感じてしまう…
・男はつらいよ おかえり寅さん(映画)
・刀剣乱舞歌合(ライブビューイング)
★ベスト画面拝み 今年は刀剣乱舞にものめりこんだ年だった!導きのオタクの重要性よ…
・廓文章吉田屋(シネマ歌舞伎)
・NTL配信「フランケンシュタイン」
良質コンテンツホルダーが苦境でなお身銭を切る流れ、有難くも辛かった
・文春落語配信 柳家喬太郎独演会
・配信落語 橘家文蔵独演会(立川談春ゲスト)
よみらくご配信を実現するために狂ったように落語配信を見続けてた
・若草物語(映画)
友人と語らった感想が印象的。
・音楽(映画)
・ジョジョ・ラビット(映画)
・スーパー歌舞伎「風の谷のナウシカ」前後編(シネマ歌舞伎)
・NTL「リーマン・トリロジー」
・劇場版SHIROBAKO(映画)
このためにアニメを一気見したけど1番自分の仕事に近くていまだに励み
・パラサイト(映画)
・The Breakfast Club(映画)
・NETFLIX「Black Mirror:Bander Snatch」
・ジュマンジ(新・映画)
・ほぼ日の学校オンラインクラス
・NETFLIX「ブルックリン ナイン-ナイン」全シーズン
・NETFLIX「Schitts Creek」全シーズン
★令和を信じられるコンテンツありがとう 99ロスの私をシットコム信仰にさせ新時代のドラマの解をくれた偉大作品
・限定公開「オペラ座の怪人25周年記念公演」
・ディズニー+配信「ハミルトン」
・配信 チコちゃんと課外授業 びじゅチューンライブMOA美術館
・配信 チコちゃんと課外授業 福岡恐竜博物館
正直今年はほんとうにクイズノックに時間を貢いだ、大好きよ
・TENET(映画)
・NTL「プレゼント・ラフター」
・配信 チコちゃんと課外授業 びじゅチューンライブ大塚国際美術館
・配信 初音ミクライブ(大阪)
知らない曲が多いと配信はしんどいなと限界も感じた
・配信 ぼくたちのあそびばクリスマスパーティー
・NTL「シラノ・ド・ベルジュラック」
ナショナル・シアター・ライブの良作をたくさん見れてよかった、このコンテンツはすばらしいのひとこと
・コードギアス 反逆のルルーシュ一気見
同居している人とこういうことするの、あこがれていたのよね
・アーカイブ配信 スピッツ「猫ちぐらの夕べ」
Youtubeチャンネル
⇒おそらく1年で見なかった日はないであろう、もはや飲み水のようなサービス。なかでも元気をもらえて心から尊敬できる20代――「好き」を仕事にして進化し続けるこの人たちの動画は、日々ちいさな積み重ねとして心を支えてくれた!それぞれの良さ、言い表せないほど大好き。
・kemio
・クイズノック(メイン/サブ)
・オモコロ
・ジャック・オ・蘭たん
【展示】
⇒ファインアートの展示を職業病的に見てしまう自分に若干嫌気がさしたのか、現代美術館と東博が心地よく感じた年だった。世情で海外が遠くなってからは、海を渡った作品への憧憬が鮮やかになり、むしろそんな心境になれたことは貴重だとも思った。
・ジブリ美術館
・ダムタイプ展@現美
・ミナペルホネンつづく展@現美
正直今のYAの差は数年埋まらないと覚悟した展示
・ミイラ展 永遠の命を求めて@科博
・出雲と大和@東博
・マニアフェスタ2020@アーツ千代田3331
・日本の美@ポーラ美術館
・古典×現代2020@新国美
展覧会がひとつの新たな作品となるものってなんていいんでしょう
・きもの展@東博
・ロンドン・ナショナル・ギャラリー展
・サン美リニューアル第1弾 Art in Life, Life in Beauty
・オラファー・エリアソン展@現美
★ベスト行ってよかった 今思い出しても心洗われる素敵な体験
・おさなごころを、きみに展@現美
・岡村芳樹個展 don't leave me
人生で初めてお金を出してオーダーメイドのアート作品を買った思い出!
・ピーター・ドイグ展@近美
・サン美リニューアル第2弾 日本美術の裏の裏
「2次創作」の企画展をいつかしたいと思った
・琳派と印象派展@アーティゾン
・桃山展@東博
とにかく豪華さに圧倒された
・なりきり日本美術館
・生命の庭@庭園美術館
実際に作品を見て淺井さんがものすごく好きになった
・STARS展@森美
【謎解き】
⇒ハマりそうでハマっていなかったジャンルに見事ハマった。青天井のコンテンツの可能性は誘惑…
・配信参加「泊まれる演劇 MIDNIGHT HOTEL」
★謎解きにハマらせた犯人 コロナ禍の新たなコンテンツの可能性に度肝を抜かれた
・配信参加「泊まれる演劇 HOTEL ANEMONE」
・配信参加 ソクたび×安楽椅子探偵(e-pin企画)
・リアル脱出ゲーム Escape from the Red ROOM
・Quiz Knock主催「丸の内謎解きガイドブック」
・TICK TOCK A Tale For Twoプレイ
【裏側がんばった】
⇒初めて認めてもらえた気がして嬉しいイヤー。前に進めたい気持ちはアツいことが分かった。環境(とくに上司)に感謝‥。
・芸歴50周年記念 桂文珍 国立劇場20日間独演会
・よみらくご第18回公演「わるいヤツら」無観客配信
・よみらくご第19回公演「神田伯山スペシャル」
景色
私から見える、向かいの顔。
食べているのは、ふたりで作った夜ご飯。 もりもり、嬉しそう。
間にあるのは、こだわりが捨てられなくて、ちょっと高かったけど買った丸テーブル。
顔の向こうには、大きい窓に切り取られた、実家とは違う見慣れない夜空。
毎日ここで食事を重ねて、陽が昇ってまた沈んで、この景色が当たり前になるのかなあ。
「お邪魔します」も「よく来たね」もない、自分の家に、もうひとりいる。
積みあがった小さい選択が作った、とてもあたたかくて、でも、ものすごくリアルな景色。
覚えておきたくて、なかなか食べ終われなかったのは、茄子とミョウガと豚の甘酢焼きです。
独身最後の夜(実家の麦茶を飲みながら)
ついぞ、経験しないまま、であります。「1人暮らし独身」。 20代後半から急に独身と名乗り始めなくていけない風潮、なんなんでしょう。 親へのエモーションは清算完了したけど、今度はこっちかあ。 どうも喪失感がなく、このままのんびりと既婚者になりそうです。
苗字への思い入れは毛ほどもなく、華奢な印象とやらも別に名残惜しかありませぬ。 名字で呼ばれながらだった甘酸っぱい片思いとかは、もしかしたら少しだけおセンチ? サークル活動でもすでに芸名があったし、仕事は旧姓だし、正直役所での通り名が増えたくらいの感覚です。
好き勝手インテリアが選べないとか不満に思うのでしょうか。どうでしょうか。 1日1時間はひとりでYouTubeを観たいのですが、どうなるのでしょうか。
恋愛体質でないので、もう恋なんてしないとか、人妻だとか、そのあたりは全然気になりま千円。
ともかく、無事に手続きできて、引っ越しして、新しい生活に腰を据えられるのか、不安と焦りでくらくら。
でも深呼吸すると、日の当たる花畑に立っていたことを思い出せます。 たのしみだなあ、2人暮らし。ニューライフ。新家庭。 家族の出てくる映画、夫婦についての小説、違って見えてくるのでしょうか。
こうなることは分かっていたようなライフステージの変わり方は、さながらゆるやかな川下りのようです。この先はどんな景色が見れるのでしょう!
プレイリストはビートルズから、In My Life - When I’m sixty four - All My Loving - All You Need is Love - Here Comes the Sunあたりで、発射進行!
両親へのなんとやら(抜粋)
どんどんモノがなくなっていく部屋を見ても湧かなかった実感が、3人でテレビを見ていたらこみ上げてきました。ああ、もう家を出るのだなあと。
名前が変わることも、引っ越しをすることも、あまり私をセンチメンタルにはさせなかったのだけれど、この3人で構成された家庭が、私の結婚を機にこのリビングの「ふつう」ではなくなるのだと思うと、大きなことだなと感じます。
血のつながった実の親と離れることに対する寂しさは、正直、2人がヨーロッパで貴族暮らしをしている間の激務の日々に乗じて乗り越えた気がします。ただ、1人の人間同士の関係として、もしくは3人の人間のまとまりとして考えたとき、互いへの理解度の深さと、ともに過ごした時間の長さという意味で、このグループが解散して別の屋根の下で生活するようになるのは残念なことだなと思います。
とはいえ、私からみて父と母にあたる2人も、それぞれ別の家庭から出てきているのだと思うと、繰り返される営みとして自然なことです。こういった寂しさも、心が触れるひとつの感情として、1人1人を成長させてくれるのかなと思うことにしました。
私が25歳になるこの年まで、全員無事で健康に一緒にいられたことを幸せに思いますし、これからも、親に会えばいつでも子供であるのだと思うと、安心して新しい場所へ行けるのです。
私は子育てをしたことはありませんが、私のように自己肯定感の高い子供が育つのは、ひとつの大正解だと、勝手にそう思っています。
私は、私を私たらしめる要素たちにラブしか感じません。落ち込むことはあっても、それは自分が自分らしくパワーを発揮できないことにまつわる落胆・後悔・羞恥であって、根本的には存在するだけで愛すべき人間だと思っています。これは人が幸せに生きていくのにあたり一番大事なことだと思いますし、この状態に至ることができたのは、自分の力ではなく周りのおかげであり、そのうち最も大きな理由はこの家族の一員として育ったことだと確信しています。
明るくて前向きな思考や、歌って踊るのが好きな愉快な性質、知的好奇心の高さ。自分の好きなところはたくさんありますが――幼少期、興味のある習い事をさせてくれなかったら。くだらなくて長い話を聞いてくれなかったら。読みたい本を買ってくれなかったら。ふざけまわることを笑って受け入れてくれなかったら。世の中には辛い想いをして育った人が沢山いることを知る度に、自分がこれまでのいかに可能性をつぶされずに伸ばしてもらっていたのか、胸が痛いほど感謝を感じずにはいられません。
プライドが高くて天邪鬼、計算も運動も地図も計画も掃除も苦手で、しかもすでに開き直っている。自分の嫌いなところもたくさんありますが――完璧ではない自分でも、人生を謳歌してなんら問題はないのだと、そう思えているのは、いくら失敗をしたりひどいことを言ったりしても、決してそっぽを向かれずに、当たり前のように晩ご飯が出てきたこの家で育ったからです。
こういった抽象的な教育の結果のほかにも、より具体的に、この家から授かったものもたくさんあります。帰国子女であり、今も英語がある程度堪能なこと、中高一貫で作ったかけがえのない友達がいること、就職活動でも困らない学歴、入院知らずの健康な身体。経済的な心配をしたことがないのも、ほんの一握りの奇跡的にラッキーな境遇なのだと痛感します。
ほかにも私にまつわるほとんどのことが、2人が、時として自分の人生の優先順位を下げながら先回りして選択してくれた道の結果であることに、いつからか気が付きました。現時点の私は、人のためにあり得ないほど長時間通勤したり、苦手な人と付き合い続けたり、理想の家を諦めたりする寛容さは持ち合わせていないし、なんということかと思います。
実は、私は誕生日を毎年、「私の人生これで大満足だなあ」と再認識する機会としています。もちろん私目線では、自分でたいそう悩んで努力したものも多いですが、そのうち純に自分だけの力で得たものがいかに少ないか…情けないけれど、有難いとしか言いようがなく、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。
そんな中、新しく戸籍を作って、新生活を始めます。私には到底もったいないくらの素晴らしいパートナーと出会い、関係を作り、幸せを作っていくことにしました。初めて自分の手で家族を選べる権利を行使し、この人であれば毎日一緒にいて思い出を増やしていきたいと思った訳です。
正直この家で育った分、結婚への幻想などとうになく、人や関係は美しい面ばかりではないというシーンは見てきたとも言えます。自分の番では尽力しようと思っていますが、幸せが当たり前でないと噛み締めるためにも、いざ辛い場面でこそ明日が来るのを待つためにも、支えとなる経験を持ち合わせているのだと考えることにしました。
蝶よ花よと愛でられ育った私は、自分で自分を愛してあげるだけで充分と思っていましたが、そこへ加わりたいと言ってくれた酔狂な人が現れてしまいました。必ずや、2人が大好きな私のチャームポイントをくまなく見つけて一緒に育ててくれる人だと思いますし、まだ見たことのない新しいものを一緒に見つけていけると思っています。
これから二十数年ぶりの2人暮らしで、諍いも多いと思いますが、かわいい娘の話題でもって3回に1回くらいは空気がうやむやになり和むことを期待しています。時たま帰って幸せアピールをしに来ますので、アップデートにどうぞお付き合いください。
どうか健康で長生きしてください。2人それぞれの幸せと、できれば夫婦としての幸せを、いつも願っています。
2020年8月11日
4か月ぶりに美術館行ったら泣いた
国立新美術館で開催中の企画展「古典×現代2020―時空を超える日本のアート 」に行ってきました。よかった…よかったよ… エモポイントを紹介していくわね…
【その1 展覧会がごぶさたすぎる】
さっきまで見ていた作品を視界の端に入れながら自分のペースで歩みを進めていくときの、ゆっくり麻酔が効いてくるような身体の感覚を久しぶりに味わって、それだけでクラクラしてしまった。 次の部屋に足を踏み入れたらまぶしい映像に目が眩むとか、部屋中に響き渡る音声とか、涙をこらえて上を向くと天井がすごく高くて吸い込まれそうになるとか… やたらと鑑賞ペースが合う同年代の人を妙に意識しちゃったり、注意するかしないかの瀬戸際で姿勢をピクピクさせてる監視員さんを見つけたり…
いくつもオンライン展示を見たけど、やっぱり身体性は代え難い。もう何もかもが懐かしくてほんとに嬉しかった!
展覧会全体で、直接的な形式の比較から、思想的な議論へと、だんだん複雑化していくグラデーションもとてもよくできていて、「やっぱり展覧会ってそのものがひとつの体験を与える大きな作品だな」と感じられて好きでした◎
【その2 作り下ろし作品の尊さ】
どこかの美術館に所蔵されている作品だけでなくて、本展のコンセプトがあって初めて生まれた作品たちを前に、展覧会の作り手の人への敬意を感じずにはいられなった。 どうやって説得したんだろう、こんなに良いものが上がってくるまでどんなコミュニケーションがあったんだろう、完成した会場をいっしょに見てどう思っただろう…いろいろ想像して胸が熱くなった。 ああこの人たちは同じ時代に生きているんだ!と感じさせるというか、現役のアーティストさんの作品を展示する意義を直に伝えるすばらしいパワーにみなぎっていたな。
【その3 同じ眼】
はじめの「花鳥画×川内倫子」のセクションでは、たまにしか味わえない「自分のなかの感覚が刷新される」やつが来て興奮した。
若冲はじめいろいろな花鳥画と、おなじく生命を撮った川内さんの写真が、対面で並べられてる展示室。 はじめに花や昆虫・赤ん坊などの写真を見てから、パッと振り返って日本画を見て本当にびっくりした。そこには絵師の「みずみずしく目の前の命を捉えたい!」というまっすぐな眼を感じたのよ… 今まではそういった日本画を見ると「細かく描けている」「リアルに描けている」「動き出しそうなのに装飾性もある」とかこねこね考えていたのだけど、一歩引いて「どういう眼で見つめて描いたのか」を意識したのは初めてだった。 そのパーンと開いた感覚に自分でも驚いて、また写真に戻って、往復をするうち、そして川内さんの「写真のない時代だったら自分は筆を執っただろうか」という一文を読むうち、すごく腑に落ちた。同じなんだもの。
これは写真展と日本画展を同じ日に梯子したとしても、そして2つの画像を並べてみても分からなかったかもしれない。背後に写真を見た自分の残像を感じながら、数百年前の日本画の前に立つことでしか得られなかった気づきだと思う。 そう分かった途端、「このペア展示、ただ事じゃないぞ…」と鳥肌が立ったのでした。
【その4 リスペクトとジェラシー】
棚田さんという彫刻家を初めて知った。お恥ずかしながら。 入口すぐの「想像するレリーフ」の木の質感や、ファンタジーな自分を客観視しているような、無表情な自画像(彫刻)なのにアイデアにあふれているのがありありと分かるような、そんな印象がすごく気に入って、すぐに虜になった。 部屋のテーマは「円空×棚田康司」。どちらもひとつひとつの作品がすごく良くて、棚田さんの少女像のナチュラルさや、円空の仏像の怒っているような満足しているような唯一無二の表情に魅入られながら、部屋を進む。 中盤くらいまで見ていくと、どちらの作品も、1本の木から削り出していて、背面は木のままで、無理に木目や裂け目に逆らわないところが似ているなと気づき出した。
壁に展示されている棚田さんの文章(この展覧会でいちばんの名作!)を読むと、ほかのどのペアよりも敬愛と思い入れの強い組み合わせだったのだとすぐに分かる。 名声を求めず、権力に背を向けひたすらに彫り続けた円空と、数々の人を救ってきたその作品たちへの、「あなたは気づいていただろうか」というリズムで繰り返される、ミステリアスな天才への届かないラブコールに、思わず泣いてしまった。
そして「あなたは許してくれるだろうか」と円空のポリシーをリスペクトして作品を作ることへの、見てもらえることのない切なさや、どこかで彼を超越したいと願うプライドは、多くの人を入口からもう一度回らせる力があったと思う。 交互に入り組んで展示された2人の彫刻家の作品が立ち並ぶ空間の間を縫いながら歩くと、時を越えて交錯する思いにからめとられていくようで、本当に来てよかったと思った。
【閑話休題 ホラー体験のはなし】
見ちゃったんですよ。仏像がうなずくところ。
建築家の田根さんが手がけた、まっくらな部屋の仏像展示。 2体の黄金の菩薩のまわりには上下・点滅をゆっくり繰り返す電球が吊り下げられていて、部屋には声明(読経の合唱みたいなやつ)が響いているというけっこう異質な部屋。 左右の灯りが沈んだり昇ったりするのは、まさにタイムラプスで太陽を観測しているようで。声明の反響を合わさって、まるで菩薩様と自分だけが暗闇の中でタイムスリップしているような不思議な感覚になった。 ふっとすべてが完全に闇に包まれた後に、浮かび上がってくる金色の姿はさながら夢に現れたお告げのようですばらしかったんだけど…
そのあと…ちょっと動いたんよね…右の菩薩の首が左にこくっと…はにかむように…あたしゃ思わずヒッて声出してそそくさ出ちゃったよ…あれは何かの報せだったんだろうか…ちょっと…そんなお話でした…
【その5 やっぱりバカバカしいのが好き】
しりあがり寿ね。はいはい。見た見た。これだけ全部見たことあるわ、展示行ったしね、すみだの個展。――という感じで、北斎の部屋になった途端に呼吸をしだしたオタクだったのだけれど――甘かった。 全然新作のすばらし映像ありましたァ~~~~! とにかくよかった!ポップなクラシックのアレンジ、四畳半の画面から想像を超えて広がり行くアニメーション!北斎の遊び心が、踊りだし、あふれ出し、ミュージカルとなり、世界を巻き込み、空を飛び、爆発する…! 本気で遊んでおちゃらけるという徹底したテーマと、緩急のついたBGMや、桶で新体操をしたり八面相と踊ったりする小ネタの工夫も利いていて大笑顔でした。壁の形を利用したプロジェクションも見事だったし、拍手!
すきすきす~
という訳でとっても良い展示でした。皆川さんも仙厓も見れたし! https://kotengendai.exhibit.jp/
本当は五輪の時期に「きもの展」と合わせてみんなに見てもらいたかったであろう朝日さんの想いを想像するとそれだけで泣けてしまうけど…
入場制限で事前予約の展覧会、どのくらい密を避けて足を運べるかまだ不安だけど、ともあれ少し呼吸ができてうれしかったです。
教科書の落書きはギターの絵と君の顔、いいな、描かれたかったな
着地するな!
コロってますね~ 文化とエンタメは公私ともに人生の中心!最大のピンチ!! ーーかと思いきや、溶岩に落とされるみたいなシーンというよりは、真綿系ですねこれは。コットンストラングル系。平穏な引きこもり生活こそ平気じゃない、兵器よ!(何)
2月末くらいから仕事のイベントも様子見の気合が濃くなりはじめてから、はや2か月以上。たのしみにしていたアフターファイブのチケット、中心になったものも両手じゃ足りません…配信乞食になってまうよ… ▽えんかくちの えんためを せっしゅできるようになった! ▽すべてが ひらたい がめんからしか みれなくなった!
基本的にはずっと「カルチャーこそ人のこころを豊かにするもの、ぜったい必要なもの」というスタンスを貫いていますが、はじめは「私の生業って『不要不急なのか』」とか「人命は救えねえ」とか落ち込んだフェーズもありましたね。
でも結局ひとりの時間も、人との時間も、見えないつながりを作っているのはコンテンツなわけですよ。人類の時間の蓄積がそこにあって、直接は言わないけど、未来があるっていう安心もくれる。勇気も逃避行も、みんなここから始められるんだよね!!(誰!)
絶滅ランプが点灯しはじめるカルチャー界隈で嘆き続けるのは簡単だけど、やっぱりこういう状況を生かして「たのしいことを生み出そう」っていう人たちがたくさんいるのよね。だから私も「新しい日常」とやらに着地してはならん!という誓い~~ 止まるな止まるな、アーカイブに溺れるな、懐古を浪費するな、手を動かせ、考えろ、生み出せ、あたらしいことをしろ、進め、着地するな!
あ~ああ あいどんきるゆー あ~ああ アイコン変えよー どんな私がキャッチーよ? んでもっと その先の微々たる乙女をみてね
ZOC『チュープリ』(https://youtu.be/WWIYBv3mYio) 大森靖子の天才的なオンナンコ系歌詞が頭から離れない(笑) ほかの曲知らないんだけどね…
サビ後半の一部にこれか~~ 冒頭からアイドルがなんだ恋人がなんだ言ってた流れで、サビ後半急に「アイコン変えよ」という”リアルな思考の揺れ”にハッとした!
アイドルといえば、大衆向けの毅然とした自己ブランディング…そこに見え隠れするいじらしいやわやわ部分を見つけてね、という願い、絶妙すぎない!? 有名人も隣のクラスのあの子もYoutubeで並んでる時代の肌感がとても良いと思いました
コロナ×ラバーズ
友情は会わなくても壊れないよね いくら顔が見れなくても、電話すれば一瞬であの日みたく語り合える
家族だって私は一つ屋根の下だし、 多分10年会えなくても根本は揺らがない
それが交際になった途端、 「会えないと危機に瀕するもの」と思われるのはむしょうに腹が立つというか そんな脆さはダサいのではと、素直に危ぶめない日々です 体温はボーナスステージよね、そうよね、そんな物理的な生き物じゃないよね
ちょっとの意地、無言の信頼、寝落ちするまで繋いだ電話
ピンバッジの新たな可能性を見つけてしまってつらい(これは可愛いけど我慢して買わなかった)。作れそうじゃないこれ?…
自分メモ・落語の歴史『落語日和』から
1. 戦国時代:「御伽衆」、戦の夜中に眠らないように面白い話をする人もいた。 2. 17世紀:策伝のおもしろ噺集がでる+東西におしゃべり面白マンが3人登場、しかし筆禍事件で冷え込み。 3. 江戸後期、焉馬の「咄の会」で再興、可楽など東西で寄席も出来る。政策で禁止されたり、復興したりの繰り返し(文人もバリエ増やす)。 4. 明治:圓朝が素噺で人気に、珍芸四天王も世間を席捲。東京も上方も流派がそれぞれ分かれる、速記本とレコードで全国普及。落語研究会、取りまとめの企業の出現、吉本が混ぜ合わせる。ラジオで踏ん張れず、禁止にもされ、敗戦 5. 戦後:協会が発足し頑張る、ラジオで大人気、お茶の間でもスターに。ホール落語も、しかし協会から流派は分裂。
*面白い話を聞きたいニーズは常にある *芸能の形態や興業としての提供方法は時代によって変遷している *芸人サイドの事情もあれば、時代の客との相性もあるが、スターの誕生に起因するところが多い *政治に負けることもあるが、基本的にはしんどい時代ほど人に求められがち *生の芸能だが、テキストや音声中継も味方につけた、そこが生の観客を生む *時代に合わせた噺のジャンルが生まれ続けるからこそ愛され続ける
⇒配信に耐えうるコンテンツになるべき?それはサブスクとの相性なのか? 入り口を広く保つため整えつつ、しっかりした王道のものも栄えさせ、チャレンジも支える…その中でメディア、企画屋の役割は?メリットは?考えなくては…企画を…
2019年活動まとめ
1月 しなびた雑巾
・箱根駅伝で1月1日から出勤をキメる ・ヴォイスオブウエストの6日連続コンサートで先輩が厳しくて精神的にやられる
*展「エキゾチックモダン展」庭園美術館 *展「扇の国、日本展」サントリー美術館(見せつけられたよコンセプトへの愛) *劇「ON THE TOWN」国際フォーラムC(ヅカデビュー!) *劇「ファントム」東京宝塚劇場 *展「ムンク展」東京都美術館(これが2019年来場者数2番手になるとは…) *劇「罪と罰」シアターコクーン(三浦春馬への愛を認識した年だった) *他「Gateway to Science」(クリレク監修の先生との関係づくり、私頑張ったなあ)
2月 表面張力のその向こう
・ISEFの書類の準備に追われて本当にキャパオーバー、よく生きてたよ。強制キャパ拡張は良くないね今の時代。後輩にはやらせない、ダメ絶対。
*音「Nickelback Tour」日本武道館 *展「新 北斎展」森アーツ(いまだにマグカップを愛用) *展「アルヴァ・アアルト展」東京ステーションギャラリー *映「メアリー・ポピンズ リターンズ」(おもひでの…) *他「世界らん展」 *展「奇想の系譜展」東京都美術館(和ものなのにグッズのセンス良すぎた) *展「千の技術博」国立科学博物館
3月 雛祭り何それ美味しいの
・えりちむで初名古屋旅行、手羽先爆食い ・かしまし荘から涙の退去(あれこの時期だっけ?曖昧模糊メモリー) ・ホワイトデーの手作りチョコとイタリアンがおいしすぎて泣いた
*映「グリーンブック」 *劇「世界は1人」シアターコクーン(俳優女優さんを生で観ることが日常化?) *劇「三月歌舞伎 弁天娘女男白浪」歌舞伎座 *展「工事中!」日本科学未来館 *展「河鍋暁斎 この手に描けぬものなし」サントリー美術館
4月 あたしだってまだか弱い娘なのよ
・かわいい後輩が入社、「1年目だから」が使えなくなりプレッシャーが増える ・いつのまにか自分より後に部に入ってきた人が多く、そのプレッシャーも増える
*劇「クラッシャー女中」本多劇場 *映「ブラッククランズマン」 *音「John Mayer Tour」日本武道館(かおりと二度目のメイヤー、あいつやはりイイ) *劇「シブラク」(昇々さん楽屋挨拶のため) *劇「上野鈴本 4月下席昼の部」(スーツで日中に寄席行くのヤバい快感) *展「よつばと!原画展」池袋PARCO *展「Information? Inspiration?」サントリー美術館(nendo~いいよ~) *展「トルコの至宝」国立新美術館 *展「ウィーン・モダン」国立新美術館*劇「BACK TO THE FUTURE シネオケ®」NHKホール *劇「桂文珍独演会」国立劇場
5月 ハレルヤあたし
・親友が渋谷に引っ越したためその辺のQOLがアップ ・ISEFへの引率出張で大いにに心を動かされ、教員になりたかった部分のパッションがだいぶ成仏した ・初めて制作から任せれた落語会が満員御礼で大成功し自信につながる
*劇「妹背山女庭訓(文楽)」国立劇場(5時間あったよ…) *展「百年の編み手たち」東京都現代美術館(リニューアル後初) *展「ムーミン展」森アーツ *劇「第16回よみらくご『ああ落語家族』」 *音「ブラッド・メルドー トリオコンサート」サントリーホール
6月 脱力タイムズfeat.
・ISEFから帰国後、「すべての仕事を私がやらないと死ぬという訳でもないやん」という当たり前のことに気が付き、随分と仕事が楽になる。いいねいいね~! ・このあたりでバッサリとショートカットにした記憶、おおむね好評
*他「井上涼 びじゅチュー.ン!ライブ」二子玉川RISE(伝説の「セザンヌ~!!」) *映「海獣の子供」(友、今思うとこの頃から…) *音「ウルフルズライブ」Zepp Tokyo(初ライブデート) *展「大哺乳類展」国立科学博物館(KV展開グッズかわいい) *展「クリムト展」東京都美術館 *展「松方コレクション展」国立西洋美術館 *劇「キネマと恋人」世田谷パブリックシアター(初KERA!好きになったよ) *音「サザンオールスターズライブ」東京ドーム *映「プロメア」 *劇「三谷歌舞伎」歌舞伎座
7月 こ、これがQOLか…
・仮初の同棲生活をするも生活リズムの違いに唖然(この時期じゃないかも) ・担当イベントが多すぎて部で問題となり数が調整される
*展「クリスチャン・ボルダンスキー」国立新美術館 *展「日本のグラフィックデザイン2019」デザインハブ *展「The Science Behind PIXAR」森展望台のところ(新知識の連続) *劇「7月大歌舞伎 成田千本桜(海老蔵早着替え)」歌舞伎座 *展「特別展りぼん 250万りぼんっ子大増刊号」新宿タカシマヤ *劇「お気に召すまま」東京芸術劇場 *劇「恋のヴェネツィア狂騒曲」新国立劇場(時期違うかも)
8月 クレッシェンドの足音
・念願の白川郷の旅へ、そして郡上八幡にも心洗われる良き夏休み ・伊豆のAirbnbと白浜で日焼けマン ・クリレクの制作をメインでゴリゴリ進め充実感
*展「井上涼展 夏休み!BYOBUびじゅチュ館」MOA美術館 *展 兵庫県立美術館 なんたらコレクション展 *劇「8月納涼歌舞伎 やきじた④」歌舞伎座(これがあってよかったよ歌舞伎!) *劇「ギョエ~!旧校舎の77不思議」本多劇場
9月 秋はいつだって
・敬愛する先輩の異動に伴いおセンチになる ・溶連菌に感染し高熱を発症 ・ベトナムへ初海外デート旅行! ・24歳になるなど…みんなありがとう… ・やたらと渋谷の友と会う、なぜなら我々はヒプでオタ回帰してしまったから ・英国院から友が帰国(創作ファンタジー間に合わず)
*劇「愛と哀しみのシャーロックホームズ」世田谷パブリックシアター *映「記憶にございません!」 *展「美と、美と、美。(資生堂の周年展)」銀座三越かどこか *劇「来日公演 BODYGUARD」シアターオーブ
10月 表面張力のその向こうリターンズ
・台風で東京が外出不可能になり、実家で㋐とお泊り。バカにしていたバチェラー3を一気見する愚行に出る ・表彰式の司会デビュー、人前で話すの好きだし、嬉しそうな子供たちに泣きそうになる ・コンサートの準備がキツすぎて沸騰したが、チームの絆は深まった
*展「バスキア展」森アーツ *展「塩田千春 魂がふるえる」森美術館(森について話そうよどうしようよ)*展「細野観光」森展望台のところ *映「蜜蜂と遠雷」 *他「サプール ファッションショー」みなとみらい *音「ららら♪クラシックコンサート Vol.6『ミュージカル特集』」サントリーホール *劇「落語一之輔七夜」よみうり大手町ホール(師匠にはたかれたので面白くなれるかもしれない)
11月 コンフィデンスマンOL
・ハリポタ展と英語弁論大会に忙殺されたけど、そんな時期にもメリハリがつくように ・ルポールのサイトをOPEN!ホームページの勉強にもなったし良かった ・まさかのFeel Cycleというジムに契約、私もびっくりした
*映「YESTERDAY」 *劇「カリギュラ」新国立劇場 *展「ルノワールとパリに恋した12人の画家たち」横浜美術館 *劇「KAWAII KABUKI」サンリオピューロランド(古典の裾野活動の鑑) *展「岡本太郎20周年」岡本太郎記念館 *音「コラブロ in Japan」よみうり大手町ホール *劇「ドクター・ホフマンのサナトリウム」KAAT *展「コートールド美術館」東京都美術館 *展「ハプスブルク展」国立西洋美術館 *展「ゴッホ展」上野の森美術館
12月 なにかとEMO
・部署再編!叱ってくれる人が減り仕事が急に来るので自己管理が大事になる(怖い) ・ハリポタ展サイトディレクションたのしかった~ ・ギターが京都へ行くのでSAWで鬼怒川へ温泉旅行 ・コンテンツ界の各方面に少しずつ人脈を広げた ・科学賞に対する思い出が尋常でなくなってしまう ・出そう出そうと思っているうちに企画書を今年も出せずに仕事納めしてしまった
*劇「あれよとサニーは死んだのさ」スズナリ *劇「配置された落下」三鷹SCHOOL(友達の作・演出デビュー作) *劇「Q」東京芸術劇場(野田地図ありがとう) *劇「蝙蝠の安さん」国立劇場
雑感
2019年はお仕事が2年目に突入。まだマミーは渡り鳥をやっていて、いるようないないような感じの生活。振り返ると仕事が多忙な時期は2度ほど来ていて、昼や夜の食事をおろそかにしていたら謎の病に冒されました。健康は勝手に湧き出るものではないというじわりとした覚悟を決めさせられたな。
そんな仕事の繁忙期や、師と仰いだ先輩の異動を乗り越え、昨年よりずいぶん人間らしく私らしく、バランスの良い人生を送れたのかなと。都合よくポジティブ(そして神経が太い)ので♬人生は夢だらけ~なテンションで張り切ったぜ。あと漫画喫茶ありがとう。
彼氏は入社をしてMAX朝方になりながらもコンスタントにハッピーをくれました。そして渋谷の友人と院生の㋐ちゃんにたくさん遊んでもらった。ひとり行動もかなり多いけどね。展覧会と観劇にとにかくたくさん行って、コンテンツいっぱい摂取したなあ。HPを広報するために勉強するのも、ネタを探しに寄席に行くのも、生徒のサポートのために案内を作るのも、無給でもモチベーションはあるような内容だということが、仕事なんだから奇跡なのよなあ。時間もお金も、仕事のためなんだか私生活のためなんだか分からない使い方をしていて、それが全然嫌でないので、幸せ者だなと思っています。
【ベスト展(from 33)】
①「コートールド美術館展」東京都美術館 ②「Information? Inspiration?」サントリー美術館 ③「扇の国、日本」サントリー美術館
やっぱり、価値の再構築というのが私のなかでポイントです。①はそれを王道に丁寧に、②はそれを新進気鋭にアイデア勝負で、③はキュレーションのパワーで上手くやっていて、それぞれ迸る愛を感じました。こういうものを思いついて創って進められるようになりたい。逆にもどかしいものもあり…来年もたくさん観ようね、ハム太郎。
【ベスト劇・音(from 37)】
①「キネマと恋人」世田谷パブリックシアター ②「ららら♪クラシックコンサート Vol.6『ミュージカル特集』」 ③「ギョエ~!旧校舎の77不思議」(ヨーロッパ企画) ④「七月大歌舞伎 成田千本桜(海老蔵早着替え)」
人生で断トツ生ものを観た年だったけれど、かといって断トツで好きなものはなかったかもしれないな。とはいえ、①KERAワールドの笑いと涙のバランス感覚と独特の映像演出にはほだされてしまい、年間で2本も観ることに。あと自画自賛だけど②らららはミュコンの最高峰クオリティを出せたのではないかしら、観客の眼でもセトリと顔付けがベストでした。③はここまで小ネタの連続でやりきったことへの拍手。あと④今年何本も歌舞伎を観たけれど、海老蔵は初めてだったのでとくに印象的でした。
生ものについてまだ1本軸の通った好みはないけど、「一瞬でも期待や想像を超えた瞬間があるとその日はそれでよしとなる」とような気がする、だから残念で帰る日は少ないね。そして「生ものだから、その日だから、その場だから、その人たちだから」の良さがあるとなおのことアガる。個人的には笑いがあるとさらに良く。まあ好きで来る人も、初めての人も、そんな瞬間を提供できると良いな。
【ベストお仕事】
①第16回よみらくご ②ISEF関連もろもろ ③HP展あれこれ
もともと好きで自分だから出来ると思ったことも、まったく疎くても喜びが得られたものも、ともあれもっと力をつけて頑張っていくぞい。無理せずにね。
「児童文学の作家になるというのは、とても大きな影響力を持つことなんです。自分の書いた本が子供たちの手に渡り、時にはとても暗い場所にいる子にとって、大切な逃げ道にもなることもあります」と彼女は続けます。「本を読むというのは、魔法を手に入れるのと同じです。心地よい椅子に座ったまま、さまざまな感情、危険、スリル、闇、愛を体験できるのですから。『ハリー・ポッター』全 7 作はそんな魅力に溢れています」
20 年色あせないハリー・ポッターの魔法
レベッカ・マクナリー(ブルームズベリー社ディレクター)が語る、ハリー・ポッター シリーズの魅力
めちゃくちゃいいこの記事(いわずもがな展示をすべてアーカイヴで見れる)
https://artsandculture.google.com/theme/BQICb_K5wDNKLg