Computer Overture 動画制作メモ その1
【初音ミク】コンピューター・オーヴァーチュア【オリジナル アニメMV】
今回の動画制作にはPhotoShop、Flash、AfterEffects(以下AE)、Blenderを使用した。Blenderはフリーソフトなので、月々5000円(今だけ3000円)のAdobe税(別名Creative Cloud)さえ払っていればこれらのソフトは自由に使うことができる。
まずはラフムービーをFlashで作成する。ラフムービーや絵コンテを作るにはFlashが最強であると信じて疑わない。音同期がやりやすく、プレビューが高速なのでタイミングがつかみやすい。他のソフトで動画作ってる人も、ラフはFlashで作ることを強くお勧めする。
誰かに見せるわけじゃないのでこれぐらいでいいんじゃないかな・・・
ラフ段階で全体のだいたいの構成を決める。何度も作り直していたのでこれができるまでに2年かかり、ラフが完成したのはFRENZ締め切りの1ヶ月前であった。
全体の構成が決まれば、作業量が見えてくるので工程表を作ってスケジュールを決める。だいたいスケジュール通りには行かないものだが、全体の何%進んでいるかが正確に把握できたほうがモチベーションに繋がる。
構成が決まったら素材の制作に入る。
まず今回のアニメの大きなテーマとなったのはドット絵。
それも、カクカク感のあるドット絵ではなく、 低解像度の電光掲示板のような、ドット一つ一つが独立した、つぶつぶ感のあるドット絵である。
今回1280*720で動画制作したので、256*144を5倍表示するぐらいの解像度をイメージして、PhotoShopの鉛筆ツールでちまちまと描く。
多重スクロールを考慮して手前、真ん中、奥とレイヤーを分けて描く。描くといっても数パターンの四角を作ってコピペしただけである。
キャラクターに関しては、16*16の4色だとあまりデザインの自由度がないので、自ずとシンプルにツインテールとスカートだけを強調したこの形に決まる。この画像をFLASHに読み込む。psdファイルで読み込むと、レイヤーの位置情報などが維持される。
キャラのアニメに関してはPhotoShopで一枚ずつ描くよりも、Flashのシェイプで作画してドットをモーショントゥイーンで動かしたほうが早かった。「ピクセルに吸着」機能をオンにすること。
レトロゲーム風味とはいえ、実在感を出すためにはちまちまとしたキャラの動きの可愛さ、地面との接地感、ジャンプの軌道の自然さなどにはこだわりたいところである。
このアニメのサイズを5倍に拡大し、上からこのような画像をかぶせる。
5*5につき1ピクセルが透明になっているという画像である。
これをかぶせるとこうなる。
仕上げにAE標準機能であるグローをかけ、LEDの光球が光っているような効果を付け加えれば電光掲示板風になった。Flashで作った素材をAEに読み込む方法についてはまた今度。
次回はFlashを使ったキャラクター作画について。→その2