平成30年12月15日ー12月16日。
仕事を終えた僕は急いで片付けをし、家に戻ってYの迎えを待つこと数分、山道具に酒を詰め込んで事前に指定された場所へと向かう。
僕とYは、牡蠣と酒にまんまと釣られたことを後に知る罠の様な誘いに胸膨らませ到着するも誰もいない八ヶ峰家族旅行村に戸惑う。道路は凍っていた。
遅れてWILDBOAR 30Kの発案者“obmyuki”が着き、2人が夢見ていた牡蠣パーティー(ミッドナイト)の会場は、予想を遥かに超越した屋内型野外施設で行うことを現実として捉えるには時間と勇気、そして酒が必要だった。
氷点下、しかも屋外でMIDNIGHT OYSTER BBQ then SLEEP…気が狂ってる。明日山を30k走る前夜だというのに…。山は山でも冬山の30k。そう僕たちは罠にかかったのだ。帰るという選択も出来ないまま、準備を進め炭に火をつけた。
はく息は白く、冷えたビールで乾杯。僕は全てをダウンで身を包み、頭はTERRA NOVAのアジョ トラッパーハットで守った。肉を焼き、牡蠣を焼き、麦酒から焼酎、熱燗へと酒はすすみ、最後はどん兵衛で〆たかと思いきや、ポテトチップスを食べ終えたころには撃沈寸前になった。
obmyukiとYは、奥で何やら騒いでいる。見てみるとボルダリングをしている。完全にイカれてる、イッちゃってる、イノーマル、普通じゃない並外れてる。(by DEV-LARGE)人とは違う独創性に富む、といってもこれはアカンやろ!と思いながらも自分も少しやってみてアホらしくなって寝袋に身を入れた。
恐ろしき寒さは、今までの経験値と用心した装備により朝まで凌ぎきることが出来た。しかし酒は残っているし、睡眠が足りない。そりゃそうだ、2:30amまで宴を続けたのだから。
パンパンに腫れた顔と目で受付を7:00に終え、着替え、トイレを済ませ、ジョーク混じりの大会概要の説明を受け、はいスタートみたいな流れに頭も体もついていかず、気付いたらレースは始まっていた。
一周目は膝下の雪といってもパウダースノーでサラサラしてるし景色も良くダウンヒルが激ヤバでテンションは上がった。エイドには自然薯蕎麦に猪肉の味噌鍋、鹿肉の炭焼き、へしこおにぎりなど充実した内容で、蕎麦をかけ込みおにぎりを食べて2周目へ。一周目と違い、気温が上がり雪が溶け、ランナーの足によって踏み削られたスノートレイルは凸凹。八ヶ峰山頂までと五波峠までの分岐からエイドまでの下りはズルズルのドロドロで滑り落ちてくように下った。
稜線に吹き付ける風が体の芯まで冷えさせ、頭からつま先までベチョドロのまま暖かい蕎麦や鍋を食べれば、もう風呂入って帰りたい気になるけど、3周目いくことに。ウェア、ギアの選択が間違っていれば心折れてたと思うけど、防水ソックスにゲイター、そしてinov8のシューズにより足下のストレスはまったくなく、常にサラサラだったのと、レヤリングも◎だった。あとは根性!(笑)
メンタル&フィジカルともに調子良く最後まで集中して走れたし、最後は追い込みランまで出来たんで自分として上出来でした。
風呂入ってる間に表彰式も終わってて、フィニッシャー記念品を受け取りスタッフの方々に一言二言交わし、僕にとっての初のWILDBOAR 30kが無事終わりました。
レースの感想は正にHURT100をモチーフにしたエクストリーム・極寒草レース。T字で設定されたコースを3ラップ走る中、何度も出場者と顔を合わせハイタッチをしたりなんかするところが、石川弘樹さんとobmyukiがそうであったように、あのハワイの数日間を思い出す。厳密に1ラップ11km×3、累積標高3,200m、だからHURT 100を完走TOP10入りするobmyukiにとったら朝飯前程度の設定なんだけど凡人にはキツい。(笑)次は暖かいor涼しい時に企画して頂きたいですね。
WILDBOAR実行委員会、大会ボランティアの皆さん、ありがとうございました。「WILDBOAR」がこれからも続いていくことを願います。
THANX obmyuki,yusuke,wildboar crew!













