Where Are We Now? SCB 2026
2025年9月にリリースした2ndアルバム「Are You There?」は長い年月をかけて作り上げたものだ。 その前の年にレコーディングの日程は決まっていたから、2024年末の投稿で私は「音楽家として来年は飛躍の年にしたい」と書いた。 出来上がった作品は前作よりも音がよく、演奏も歌詞も優れたものになったとメンバー皆が納得できるものになった。 しかし、およそ何の成果も得られなかった。 反響はほとんどなく、再生回数も鳴かず飛ばず、と期待に大きく反する結果だった。 そもそも、ライブ活動がないバンドの9年ぶりの新作など、多くの人に聞かれないことは明白だ。 またリリースに際して、YouTubeにドキュメンタリービデオやミュージックビデオを投稿しこそしたが、それ以外のプロモーションがほとんどできなかったことが要因として挙げられる。 作品が完成した時点で燃え尽き症候群のような状態に陥ったからだ。 また、別のバンド、ザ・フリーマーケットも方向性の違いから活動を休止した。 二つのバンドで長く続いてきた活動が終わったことで、曲作りや練習というルーティーンから脱却した解放感と、楽器を触ることがなくなった寂しさ、他にすることがない虚しさ、それらを同時に覚えている。 「続いてきた」のではなく続けてきたことだし、「終わった」わけではないのだけれど、東京を離れてライブ活動ができなくなり、バンドとしてのテイを失い始めたとき、練習もライブもなければ曲を作る理由がないと考えていた気持ちを再び味わっている。 また、今の仕事をしながら、いつか音楽で売れてプロとして世に出たいという気持ちを捨てていなかった分だけの落胆があった。 それで、音楽をやめることはないが少し距離を置こうと思った。 庭掃除をするとか、畑を耕すとか、車のメンテナンスとか、登山を再開するとか、友人や知人に会うとか。 音楽以外のことがあまりにも疎かになっていた。 そんなことを考えながら、新しいギターを買ったり、好きなアーティストのライブに足を運んだり、気になるエフェクターやアンプなどの機材情報のチェックも欠かしてはいない。 昨年末にリリース予定だった「Jalapeño」は長期間の病気療養(ひどい鼻炎)のためボーカルの収録ができず未完成のままだ。 重い腰を上げて病院に通い始め、症状はかなり改善したから夏ごろには発表できるかもしれない。 ザ・フリーマーケットも、新たな方向性を決めて再始動予定だ。 今はその準備中。 あとは、喉元まで出かかっている言葉をどう歌詞にするか。 音楽を通して伝えたいことはまだ分からないが、向き合って答えを出したい。 H









