『硝子の海月-水深7m-』
此処は
僕のしずくを世界に灯す-存在物語-
――深く潜りすぎなくても、読める場所。
#4.5|縛愛の灯、海月のジレンマ
僕は、この夜…
初めて〚自縛〛というものに触手を伸ばしてみた。
心の欠片と“緊縛講習会”への参加を重ねるうちに、受け手であってもゆるりと緊縛感覚は身体に流れ込んでいるものである。
そして、実は[縛り手]側・『縛る』こと自体への興味があったのだ。
ただ、人間相手ではない緊縛練習はなかなかに難しく、心の欠片は所謂〈四十肩〉という厄介な痛みがあるので練習台をお願いするのは忍びないのである。
其処で、僕が選択したのは〚自縛〛という灯りである。
《胡座縛り》そして《亀甲縛り》。
…これは楽しい、面白い、好きの海に潜ってしまうではないか。
不器用で未熟な僕の瞳はキラキラと囁く。
そして、
嗚呼…、𓈒𓏸 𓐍海月のジレンマ𓏸 𓐍とでも名付けようか。
感覚的に『縛る』ことは出来る、ただ基礎的な部分(今は本結び)が苦手、そしてテンションが強くキツめに縛ってしまう。
コレは、僕の癖でもあるのだ…筆跡や編み物、今までも色々な場で生じてきた。
自分の感覚を信じ、基盤を丁寧に、遊びを持たせて、僕らしく灯す。
まだまだ僕の全体バランスには꙳⟡Excellent꙳⟡はあげられない。
その余白で、まだ自由と誠実の天秤の在り方を謀ろう。
𓈒𓏸 𓐍海月のジレンマ𓏸 𓐍は何だったのか?
水流に揺蕩いふわりと生き、でも誰かの触手とぐにゃと絡まり、癒しの中にチクリと毒を忍ばせている。
自分のために、自分の自由を奪う選択をし、自分を愛おしく大切に思う水圧をかけて縛る。
これは、硝子の海月の触手が僕を構成させるための自縛愛の祈り。
──どうか此処に僕を繋ぎ止めて。
ちゅーい。
*深夜の戯言*が混じり込んでいます。
貴方の心に触れた時…
小さな灯りになれますように。
おわり𓂃◌𓈒𓐍
✧︎この投稿の灯りは、“ちい”という内面世界の存在と共に、水深7mからそっと外界に滲ませたものです。⟡











