Today, it’s an unfortunate reality, but most people have either lost a loved one to cancer or know of someone who has. Miroculus, a precision... read more
記事概要
「デジタル マイクロ流路チップ」を活用することでマイクロRNAを計測しがんの早期発見を目指す米スタートアップMiroculusについての記事。
Miroculusが目指すビジネスの方向性などについて、CEOへのインタビューを交えながら解説。
コメント
Miroculusは1時間でがん検査を実施できるデバイスを開発。
Miroculus概要
創業:2014年
本社:San Francisco
累計資金調達:約3億円 (SU Labs、Nazca Venturesら調達)
がん検査に関する課題
日本人の2人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんで死亡すると言われている。人類は徐々にAIDSを克服しつつありますが、がんについてはまだまだ事後的な処置(がん化した部位を摘出)が主流。
近年の医学の発展の中で、がんに対して有効なのは「がんの早期発見」である。MRT、PETなどのさまざまな診断技術・装置が開発され、がんの発見が(太古の昔に比べて)簡単になってきた。
しかし、それでも現在のがん検査はユーザーにとって「高価」で「手間のかかる」プロセスであることは間違いない。ある患者ががんであると診断されるには、単一の検査結果だけではなく、複数の検査・診断結果を総合して判断する必要がある。
現在のがん検査には
腫瘍マーカー
超音波(エコー)検査
病理検査
内視鏡検査
画像診断(CT、レントゲン、MRI、PET)
といった複数の検査手法があり、確かにがん発見の確率は上がっているが、その分ユーザーが負担する費用・時間が大きくなっているのも事実。
あらゆるがんの可能性を検査する総合診断を保険なしで実施した場合、10万円から20万円の費用がかかった上で、2~4週間待たされるのが現状となっている。
Miroculusのソリューション
Microculusはこのようながん検診を根本的に変革しようとしている。Microculusの開発した「Miriam」というデバイスを利用することで、1ml程度の血液から約1時間程度でがん検査を実施することが可能になる。
検査手法は「マイクロRNA測定」。マイクロRNAとは、タンパク質に変換されないRNAの一種であり、がん等の疾患にかかるとマイクロRNAの機能に異常がみられるようになる。マイクロRNAは血液などの体液からも抽出可能なため、血液を採取することでマイクロRNAが異常をきたしているかどうかを診断することが可能になる。マイクロRNA診断自体は診断事例が少なく、確立した技術ではないが、Microculusはカリフォルニア、ドイツ、メキシコでの実験データを元に診断アルゴリズムを構築中とのこと。今後診断数が増えることで更なるアルゴリズムの改善が期待できる。
診断のプロセスは以下。
Miriamに付属する血液採取キットを使ってサンプルを採取
血液サンプルを、96個の穴が開いているプレートに入れてMiriamに格納する
1時間ほど経過すると、各穴に入れられていた試薬がマイクロRNAと反応し、がん特有のマイクロRNAを検出した場合緑色に光る
1時間の反応プロセスをiPhoneで動画撮影しておくと、さらなる精密診断をクラウド上で実施することが可能
現時点では、すい臓がん、肺がん、乳がんなどをmRNAの検出パターンから正確に識別できるとのこと。














