セルフライナーノーツ
鍵盤奏者3人、ホーン隊2人のサポートメンバーとのステージと音源創り。 無理は承知で始まった、「ギターなしでの良い音楽を創作する」 去年11月に出した「FUN BOY'S YELL」から始まり、新しい編成での音楽の旅は、このアルバム制作ありき、想定済みで動いてきた。 短い年月の中でも、ビジョンは早々に固まり、現在に至ったのです!
「鍵盤奏者3人のバンド」とあんまりFBY知らない方にはざっくり言われてしまいますが、全然役割が違うのです。 僕らは10年以上シンセベースにこだわってFBYをやってきました。 TA-1(KONCOS)との音創りに、ここまでに相当時間はかかり、今では多分世界一、いや、この日本においてはこの方よりすごいシンベ奏者はいない存在になっていると。それもTA-1の音楽愛からくるどん欲かつ、ディグ精神、こだわりからくるものだと。 本作ではシンベの音質等の部分で相談にのって頂きました。(特にM1、M3、M6)
ギターの役割を担ってって事で、アカデミックな、キレキレかつ大胆なプレイをする、Sawagiのコイチを迎え、FBYはさらに加速! たくさんの音楽的な手法、コード進行、音の構築な話しもしながら、それをも壊しながらノリ重視でFBYに親身になって頂き、今回のアルバムも出来た。 コイチのセルフスタジオ、「密林スタジオ」での功績がかなり大きいモノです。(特に、M1、M3、M10、M11など)
コイチの加入によって、さらにチャーベくんは、シンセサイザー音に特価した役割になっているなと。それは、チャーベくんのプロデューサー、トラックメイカー、DJなどの経験からの発想からうまれるもので、柔軟な考えのプレイヤーでないと出てこない、フレーズや音使いのアイディアがたくさんライブで飛び出てきます。 コイチのプレイの出方を待っていて、それを受けてからあらゆるアイディアを生み出し全体をまとめあげているような役割になってきてますね。
バランスとれた鍵盤3人に、フックになるメロや重要なフレーズで盛り上げを担う、Saxナリちゃん&Trumpetマイちゃん。 2人の息がバッチリあったら、楽曲が鋭く力強く、かつ柔らかにきらびやかになる。細かいブレスの位置、音の長さ、音の強弱など、ほんと繊細な打ち合えせがあったのでホーンのフレーズが、ただ入れているだけでなくしっかり主張があるなと感じました。M2、M7はあえて打ち込みのホーンです。生で吹いてもらったのに、あえて曲にあう音の方を選びました。
作曲&創作は、冒険&実験を繰り返し、意欲作&問題作になりました。 今回ほど第三者の意見が気になってるアルバムはナイかもです。 TDCと僕のスタジオ、居酒屋、ライブハウスでの会話全ての延長線上にあるような、2人で盛り上がりすぎて、やりすぎちゃった音源なのかも?!それすらも今はわかりませんが、特設サイトなどで沢山の方々からありがたいコメントを頂いたり、バンド関係の友人方々からメール頂いたりお褒め頂いたりすると、振り切ってみて良かったのかなと、今は思っています。
あとは、発売して皆さんに聴いてもらってですかねー。 2人だけの濃い世界観なので、簡単に理解出来ないかもしれませんが、僕ら的には大満足な作品です。
今までのFBY ARMYをおいていく内容ではありません。 一緒に僕らのルーツ、今のモードなど、僕らが良いと思う世界にみんなを連れていきたい、FBYのさらなる新世界を知ってほしいなと思っています。
人種で音楽を聴いてるわけではないのですが、どうしてもブラックミュージックに戻ってくる僕ら。そこから始まり、また次の音楽の冒険へ、僕とTDCの音楽の会話はまだまだ止まらないです。
出逢った高校時代からの音楽体験の焼き直しを今こそ、現代風に落としこむ作業。これは今も昔も体験していないと出来ないと思っている。 僕たちは一緒に、WOMAD横浜のポーグスを見た、 チリペッパーズの初期の来日も、 FISHBONEの3daysも体験している、 MANO NEGRAの来日4daysで一番最初にステージにのったのはTDCだ。 BAD MANNERSの来日、 ブレイブコンボ、JUMP WITH JOEYの初来日も知っている。 PHOENIXの有名ブランドのショウケースライブも見せてもらった。 FUJI ROCK でP-FUNKはじめ、たくさんのレジェンドを目撃した。 他にも、80年代終わりからずっとずっと同じ音楽体験をしている。よってそこからより濃いものが出来てきているのだ。
長きにわたってTDCと「音楽の会話」を未だに続けている感覚。 とくに劇的な変化はないけど、ずっと続いてきている。 「それが何だ?」って話しかもですが、「それなんです!」って感じです。
そして、本作を聴いて頂いて、レコ発ライブを楽しみにしていてください! 久々に全国へ、FBYは再び、むかいます。
(TGMX)
私、TDC目線での全曲解説で、セルフライナーとさせて頂きます!
M1. higher
この曲のデモを聴いたときに、自分たちが目指すべき音楽的方向性に、 「これならイケるんじゃないか?!」と思った曲です。 TGMXのVoのフェイク的な部分が聴き所です。
M2. saute
俺もこういうのが作りたかった!ってちょっと嫉妬した曲です。 オシャレ過ぎず、泥臭すぎず、可愛過ぎず、面白過ぎず。 いろんな要素の間を縫っていく様な曲。 とても理想的な曲です。MVもすごく良いですね。
M3. One boom,One bap
元々は打ち込みで作っていた曲。 ライブでもできる様にアレンジしていったら、「こっちの方が良くない?」ってなりました。 僕が憧れるドラマーの方々は様々なタイプの方が居ますが、どなたも共通して言えるのは 1ショットで空気を変える力が有ります。パワーヒッターでも優しいショットの方でも。 そんな歌詞にしてみました。
M4. Fun summer ends
この曲は打ち込みでも全然成立した曲。 むしろ打ち込みの方が自然か?とも思いますが、あえて生ドラムで。 全編サビみたいな曲ですが、特に真ん中辺りのメロディーが秀逸かと。 こちらのMVもすごく良いです。
M5. NO RACE
アッパーな脱力系という感じの、なんとも言えない雰囲気が有りますね。 これは打ち込みドラムじゃないと出ない雰囲気かなと思いました。 アルバムの1曲目でも行けるんじゃないかな?と思っていた曲です。
M6. Season
BPM高めの4つ打ちで、今までのFBYに近いとされている曲。 個人的にはドラムアレンジも難しかったし、レコーディングも一番難しい曲でした。疾走感のある曲だけど、メロディーには喪失感がちょっと漂っていたり。とても雰囲気のある曲です。
M7. Memories
このアルバムの裏番長的な曲じゃないでしょうか。どっしりと構えて、実はこの曲があるから、このアルバムが成り立ってるみたいな。わりと昔からあった曲で、いろいろ形を変え、一番ピタッとくる形に収まったかと。2番からのコーラスワークがとても素晴らしいです。 ライブでやったらどんな感じになるんだろうなぁ。
M8. ephemeral Invincible
人の気持ちや、肉体的に絶好調なのって、連続して3日位しか持たないんじゃないかなぁと勝手に思い込んでいます。有頂天でいられるのはだいたい3日位かなって。そんな思いを歌詞にしてみました。Sawagiコイチの躍動感たっぷりのピアノが堪能できる仕上がりになっています。
M9. In past time
結構昔からある曲でした。THE SPECIALSの「More Specials」みたいな雰囲気の曲が作りたいと思って作った曲です。NEW WAVE感も有り、狙った感じがそのまま出せて良かったです。これも打ち込みドラムじゃないと、この雰囲気は出せないかなぁと思いました。
M10. We can’t end it
Sawagiコイチの素晴らしいコードワークに助けてもらった曲。僕のネタを元にTGMXとコイチと3人で作り上げた曲です。あまりにもいい曲ができたと思い、これを発表するまでは絶対に死にたくないと思い、その思いを歌詞にしてみました。
M11. Stand Stock Still
今まで作った曲、ストック曲、ボツ曲含め、作った時のシチュエーションとか、どんな事を思いながら作ったとかを、少しは覚えてるのですが、この曲はその辺りの記憶が全くありませんでした。一瞬、「他の誰かの曲か?」と自分を疑いました。邪念無し、無意識で作った曲です。
(TDC)











