朝、雪が少し積もっている。
光を受けて、きらきらとひかっている。
散歩をして、片付けて、新しい冷蔵庫が届いた。
大きい。倍くらい大きくなる。縦にも横にも大きい。冷蔵庫が目に入るたび、その大きさに驚いてしまう。
朝、風邪をひいてしまった。
関節が、いちいち痛む。
よくていた。
パジャマのまま、吸い込まれるようにねていた。
今日、やろうと思っていた最低限だけをこなして、ねていた。
朝、おでこに乾き切った冷却シートがはりついている。
昨日、よくねたおかげか、体調はいくらかよくなっている。
今日もよくねていた。
今日はちゃんとパジャマから着替えた。
夕方にはドラッグストアまで歩いた。
世界がひえていることに驚いた。こんなにもひえているのに、冷蔵庫を買ってしまって、私たち。
大きい冷蔵庫はまだすっからかん。
夜、ニョッキを食べる。
彼が、ニョッキがじゃがいもでできていることを知り、驚いていた。
気に入ったようで、なにより。
朝、今日もすっきりと朝。
東京へ行く。橋本絵莉子のライブに行く。
まっすぐ届く。メロディーのうえで言葉がまっすぐ伸びてくる。
歌えない夜は/命が灯る/足首に絡む/海藻とダンス
失いたくないと思った。
詩を書いていないとき、私、止まったままだった。
もう止まらない。生きていたい。
えっちゃんみたいになりたい。こんな大人になりたいって人がいるから大丈夫、と思う。
最後、ライトが金色にあたりを照らして、花火みたいだった。夜の空一面にひかる、花火。
アンコールの弾き語り。ギターの音が、こんなに優しいなんて知らなかった。
朝、ストンと起きる。
どこかで火事があったみたい。消防車のサイレンの音。
ずっと落ち着かなかった。
電車もあちらこちらで、遅延していて。
喫茶店のモーニングも、フルーツの挟まったミルクレープも、目の前のものが何だか遠い。
私と現実がかみ合わない。
静かでいたいのに、東京はめまぐるしい。あれもこれも、素敵でしょうってすまし顔をしていて、味わわないといけない気がする。
今、お金を稼ぐためにやりたい仕事がないのなら、やらなくてもいいじゃない、と妙にどっしりしている。
自分の世界にいたいって思う。
パステル色鉛筆の粒子は粗くて、紙のうえでじゃりじゃりとする。
それを指で伸ばして、指が水色になる。
まだ夜が明けていない今日に一度目が覚める。
それから、ねむれる予感がしなくて、ドラマをみた。
明けてきたころ、ばたばたと彼がパンを焼いている。
昨日、パン屋さんで買ってきた3つのパンと、彼が焼いたパン。たくさんパンを食べた。どれもおいしかった。